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クリスマス飾りにどうぞ! 〜月刊おりがみ519号「手まり」のポイント解説〜

以前からずっと折ってみたかった「手まり」にチャレンジ。

同じパーツを6個つなぐ「ユニット折り紙」。
複数の紙にまたがる白い帯が印象的な作品です。

それぞれのパーツは全く同じですが、つなぐ向きを変えることで、2つの大きな輪になるのが面白いですね。

最初は余っていた4分の1サイズの紙で作ったのですが、白い帯が目立たなくなってしまいました。

ちなみに、使った紙は12月9日に紹介した「陽気なサンタさんのグリーティングカード」で使ったものです。

こっちは良かったんですけどね…

ということで、15cm×15cmで再チャレンジ。

セリアの冬柄でリベンジしたら、いい感じに仕上がりました。

さて。
この作品は、1つのパーツが31工程と、比較的長め。
難しいところもあったので、ポイントをまとめてみました。

❶工程20を写真で解説!
❷白い帯を美しく仕上げるコツ
❸上手に組み立てるには?

では、どうぞ。

♦︎♦︎♦︎

❶工程20を写真で解説!
作品そのものは、中級者向けといった印象です。
仕込みも8等分と細かいし、立体的な折り方も出てきます。
不安な方は、慣れた人と一緒にやりましょう。

一番の難関と思われるのが、工程20「色のついた部分をひっくり返す」というシーン。

解説写真はあるものの、白黒だし1枚だし、立体感は分かりません。

要は紙をまるごと裏返せばいいのですが、いくつかコツがあります。

写真解説を作りましたので、良かったら参考にしてみてください。

なお、紙を開く前に、折り筋をしっかり付け直すと、より折りやすくなります。

いつもより、強めにプレスしましょう。

❷白い帯を美しく仕上げるコツ
ポイントは2つあります。

1つ目。
白い帯が中心でパックリ割れないように、工程29のところで中心だけノリ付けするのがオススメ。

他の箇所もベッタリ接着したくなりますが、そのままの方が少し浮いて立体感が出ます。

ほどけることはないので、安心してください。

2つ目。
工程30で、後ろに折って細くするシーン。

ここは、完全に直線に折らず、うっすらとカーブさせると良いです。

具体的には、中心を両端よりやや深めに折ります。

すると、マックのアップルパイのような、立体感のある曲線が生まれます。

あくまでも、さりげなく。ほんの少しだけ。

深く折り過ぎて、両端に負荷がかからないようにしましょう。

なお、折る前に紙を揉み込むと、重なった紙がなじみむので、まとめて折りやすくなります。

❸上手に組み立てるには?
パーツの接合部は、ギッチリ隙間なく差し込むので、特に後半の方は苦労すると思います。

特に最後は、2箇所を同時に差し込むので、中々うまくいかないんですよね。

やりづらいと思ったら、カドを少しだけ斜めに折ると良いでしょう。

あくまでも、差し込んだら見えなくなる部分だけ。

ちなみに私は、最後だけやりました。

接合部のノリ付けは、コレをやる場合も、やらない場合もした方が安心かと思います。

なお、スキマから鉛筆を突っ込んでコロコロと圧迫すると、良い感じにノリが馴染みます。

ノリ付けしなくても十分に頑丈なのですが、ロック機構がないので抜けやすいです。

お子さんがコロコロした時に、「スポッ」っと抜けてしまったら、せっかくの苦労が水のアワですから…

♦︎♦︎♦︎

というわけで、本日は月刊おりがみ519号より「手まり」の解説でした。

秋に届いたテキストですが、絵柄を上手く使えばクリスマスっぽくなるんですね。

皆さんも、季節外れのテキストを眺めてみてはいかがでしょうか。

また、お仕事帰りなどに、文具店や100円ショップをちょっと覗いてみてください。

クリスマス柄だけでなく、実に多くのバリエーションが揃っています。

色々な題材・素材を組み合わせて、年末を彩りましょう。

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