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キリッと端正な青いバラ 〜ニューモダンローズ×ROYAL BLUE〜

3種類のバラを折りまくっている昨今。
今日もふたたび、「ニューモダンローズ」でございます。

今回のカラーは「ROYAL BLUE(ロイヤルブルー)」。
以前「ガーデンローズ」を折った時にも使った、深い青色です。
(2019/09/14)

ガクは、しっかりした青色に映えるよう、かなり薄めの緑をチョイス。
緑というより白系に近い、やさしい色です。

初めての試みでしたが、我ながら良い組み合わせになったと思います。

さて。
今日は、佐藤ローズの構造について、写真を交えて解説いたします。
❶ベストアングルは「真横」
❷遠心・求心を見比べる
❸方向によって異なる難度

♦︎♦︎♦︎

❶ベストアングルは「真横」
前々回の表紙にした写真が、最近撮った中で一番のお気に入りです。

今回と同じNMローズを「FUCHSIA(フクシア)」で折った際のもの。
(2019/09/30)

今回も同じアングルで撮ってみたのですが、画面にカチッとはまる良い写真が撮れました。
完全に私好みのショットです。

これを撮るには、かなり下からカメラを構える必要があります。
テーブルの外(フチ)から覗かせるのがオススメ。難しい場合は、カメラを床に置きましょう。

ちなみに私は、撮影は全てiPhone。
カメラを右を下に、もしくは逆さに構えた方が、低く撮れます。

なお、「ハイブリッドティーローズ」「ガーデンローズ」は、もう少し上から撮るのが好きです。
この場合は、バラをテーブルに置き、見たままの角度でカメラを構えると良いでしょう。

バラの種類、また仕上げ方によっても、最適なアングルは結構違います。
皆さんも、ベストショットが撮れる角度を、作るたびに探してみましょう。

❷遠心・求心を見比べる
折ったことのある方はご存知かと思いますが、佐藤ローズの構造には、2種類の中割り折りが存在します。

花びらの形をより深く、厚く、美しくするための大切な工程です。

外側に向かって沈める「遠心中割り折り」が、ハイブリッドティーローズ。
内側(中心)に向かって沈めるのが、「求心中割り折り」。ニューモダンローズやガーデンローズに使われます。

同じアングルで写真を撮ったので、見比べてみましょう。

沈み込んだクサビ型のへこみが、反対を向いているのが分かります。

それでは次に、技術的な観点で比べてみましょう。

❸方向によって異なる難度
遠心・求心のうち、折りやすいのはどっち?

結論から言うと「遠心」です。
テキストにも書いてあったのですが、実際に折ると確かにその通りでした。

もちろん折り手の主観にもよりますが、多くの方がそう感じるかと思います。

理由を完全に分析できたわけではありませんが、恐らく「収束させる方向」と「中割り折りを押し込む方向」が同じなのが要因と考えています。

紙をゆするたびに、中割り折りの形が崩れる。

折ったことのある方は、結構コレに悩まされるのではないでしょうか。

今のところ「いちいち押し込む」という対症療法しか思い浮かびませんが、何か良いアイディアが浮かんだら、シェアしたいと思います。

皆さんも、ご自身で工夫されているポイントがあれば、ぜひご教示ください。

♦︎♦︎♦︎

はい。
今日もお付き合いいただき、ありがとうございました。

ここ3ヶ月、ずっと佐藤ローズばかり登場していますが…
お気付きでしょうか?

実は、ガクや葉を紹介した時を除いて「色×種類」がすべて違います。
かなりバリエーションが増えてきたので、良かったら過去の記事も見返してみてください。

あっ
でも「ガーデンローズ」に初挑戦して惨敗した時は、同じ色でリベンジしてましたね。
(2019/09/12)
あれは、ノーカウントということで…

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