素晴らしい国とおもわれる為には

今はコロナ感染のニュースが大半を占めて、感染防止について議論されているが、その裏では、会社を解雇されている方、仕事をなくしている方、それによって家賃を払えない、電気ガス代が払えない、携帯電話代が払えないなどさまざま影響が出てきていると聞く。(事業者の方は比較的マスコミは取り上げていますが)個人的にそういう状態になっている人にはまだ焦点が当たっていない。大手ゼネコンの休業などなど、経済的には戦後最大級の景気悪化も懸念されていますが、じゃあ、例えば、リーマンの時はどうだった?って考えないですかね?名古屋市では東京などから大量に家を無くした方が訪れ大量の方がホームレスとなった。そのためにシェルターを作りその一時的な生活する場を作った経緯がある。今ではそこに金鯱横丁ができてしまっていますが、先手先手でそういうものをどこかに用意していく必要があると思う。役所は結局、そういう人が実際に出てからしか動かない。それは分からなくもないですが。
リーマンの時と違うのが、外国から来ている留学生、技能実習生が大量に日本にいること。外国出身なんだから国へ帰れという人もたくさんいますが、本国でもロックダウンしてしまっているところもあること、帰る旅費も無くなっていることなど変えることができない人が沢山いると思われる。大使館がどのような体制を取っているかはわからないが。
日本人は行政サービスが受けられ、最終的には生活保護という選択肢があるが、外国出身の人にはそれが受けることができない。
せめて、一時的でも(期間限定か?)受給できるようにできないものか。
お金もなく生活できなくなるとどうなるか。しかも生活保護も受けることができない。
自分たちがそういう状態に陥ったらどうするか。なんとか生活するために悪いことをしてしまうかもしれない。
世の中、全ての人がそこそこの生活を送れているからこそ、日本の治安の安定が保たれている。生活保護もその一環を担っている。
そういうことを考えると、早急に外国出身の人にもある程度の安定した生活を保障してあげないと最悪の事態にもなりかねない。
そもそも、日本の生産年齢人口の減少による人手不足を補っていたのは外国出身の人たち。非常事態になったからと言ってそういう人たちを用がない人としてしまっていいのだろうか。
今、日本が外国出身の人達に手厚い保護を行えば、今後コロナが終息し経済が元に戻ったとき、日本への信頼があれば、また、日本で働こうという人も多くなるだろう。日本は今後もどんどん人手不足になるのだから。
もちろん、今、日本人への補償が第一だと考えることは普通のことだとは思うが、今、外国出身の人達に手厚いことをしておくことは、今後、5年10年先には日本という国が本当に良い国だと思ってくれる外国出身の人達が多くなることにつながると思う。
そのことをもっと考えて外国出身の人達にも手厚い保護をすることを願っている。
勘違いしないでいただきたいのは、外国出身の人達に恩を得るわけではない。今の対応次第では世界的にみて、日本が素晴らしい国と世界中の人たちからおもわれることになると思っている。

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