【登山】「人はなぜ山に登るのか」が知りたくなったので、夫婦で近所の山を登ってきた
自己紹介
はじめまして、HIPHOPと筋肉を愛してやまないマサムネといいます。大阪のベンチャー企業で働いている26歳で、今年の初めに中高の同級生だった同い年の女性と結婚しました。
今年の8月には新婚旅行に行ったり、9月には結婚式の前撮りをしたりしたのですが、それらの思い出を写真や動画で残すだけではなく、そのときに自分が感じたことや考えていたことも合わせて記録しておきたいと思い、久しぶりにnoteを書いています。
タイトルにもある通り、今回の文章は連休最終日に夫婦で山登りに行った日に感じたことや考えたことの備忘録です。
「登山」に対するイメージ
まず、私たち夫婦の登山に対するイメージはこうでした。
私:緑が気持ちいい、長時間の有酸素運動は筋肉が減る
妻:しんどい、虫が多いのが嫌、自分から行こうとは思わないが自然は好き
二人とも登山に対してネガティブ・ポジティブ両方のイメージを持っていて、これまで行く機会が無かったために実際のところは分からない、という状態でした。
一方で、私は小学校から大学までずっとスポーツをしていたので、そこそこのスタミナがあるのに対して、妻は学生時代のスポーツ経験が全くなく体力がある方ではありません。また、そもそも男性と女性では基礎体力も異なるため、登山に限らずその他のアクティビティに対して、最後までやり切れるかという観点で2人の間には差がありました。
「登山」に興味を持ったきっかけ
2人のうち、登山に興味持ったのは私でした。私は学生の頃からラジオやポッドキャストが好きで、今も通勤中や筋トレをしながらよく聞くのですが、ある音声メディアでYAMAP(※1)創業者の方へのインタビューを聞いたことが最初のきっかけになりました。そのお話の中では、自然や山登りの魅力についての話がされており、その方のご経歴を含め、自然との関わり方への想いに惹きつけられたのが事の始まりです。
1つ何かに興味を持つと、それに関連するものについて色々調べたくなる私は、YAMAPアプリをiPhoneにインストールし、その創業者の方が紹介されていた本を購入し、休日には近くの図書館で"山と渓谷"という雑誌を読み漁りました。Youtube動画もたくさん見ました。
そんなこんなで大量の2次情報に飽き、ほとんど必然的に山に行ってみたくなった私は、妻を山登りに誘った、というのが経緯です。
具体的なインプット例
山登りに興味を持って短期間ではありますが、私が出会った中で特に心が動いたインプットを記録しておきます。ここで、このnoteを離脱してしまっても問題ありません。
・起業家の思想と人生に迫る インサイドビジョン - 高木新平(NEWPEACE)
・【本音茶会】じっくりブランディング学- 工藤拓真 with Voicy
・"旅をする木" - 星野道夫
初めての山選び
さて、妻のOKを貰った私は喜んでどの山に行こうかと調べました。
GoogleMapで「登山コース」と調べる
図書館で「関西のおすすめハイキングコース」なる本を読む
「関西 登山初心者 おすすめ」で検索
YAMAPで近くの山と登山コースを見る
を済ませ、大阪ー奈良の県境にある生駒山(標高682m)を妻に提案しました。しかし、連休最終日の早朝から電車で片道1時間半、往復3時間かけて行くのは疲れるから無理、という理由で却下。たしかにそうだと納得し反省した私は、より家から近く、登山口の近くまでバスで行ける低山を再提案し無事承諾を得ることができました。
いざ山へ
当日の朝は6時半起床。洗濯物を干してから8時前に家を出ました。景色や表情は映像で残したいと思ったので、その日の記録には動画を選びました。GoPro持っててよかった。
(高評価してね。)
登山を終えて
山に登っている時間は全部で1時間半ほどでした。また、10月中旬ということで気温は暑すぎず寒すぎず、2人にとって「やっぱり山登りってキツいんだ」とはならず、「朝から活動するの気持ちいいね」という感じで、次回にも繋がる良い体験になったと思います。
実際に山に登って感じたことをメモしておきます
300m以下の低山であれば、登山靴やザックをわざわざ買う必要はない
すれ違う人たちとの挨拶はとても気持ちがいい
登山への満足度は事前に決めるコンセプトと選んだ山のマッチ度で決まる
YAMAPが実際役に立った、モデルルートを事前に見れるのが便利
低山からの眺望は迫力に欠ける
1人で登るのと、2人以上で登るのでは感じることが全く違いそう
日本百名山制覇って何年かかるんだ
朝から行ったので昼ご飯を食べて帰宅しても14時だったことにお得感あり
撮った写真の記録
この日は、妻が所有しているNikonの一眼レフカメラも持って行きました。せっかくなので、撮った写真の中から何枚か載せておきます。
まとめ
近所の山を登っただけですが、それなりの充実感を得ることができました。もっと自然豊かな山に登ってみたいという気になったので、年内にもう1つ2つくらいは行ってみてもよいかもしれません。
タイトルにも書いた「人はなぜ山に登るのか」については、今回の体験のみでは分からない、というのが結論です。もっと言えば、10年以上山に登り続けている人でも、この問いの答えを正確に言語化できる人は少ないのではとさえ思いました。最低でも10座は登ってから「こうなのかなあ」程度の事を考えることにします。
僕は比較的好奇心が強く、やってみたい!と思ってすぐにやってしまうことが多いタイプだと自覚しています。これまでも免許を取る前にバイクを買ったり、突然音楽を作り始めたり、衝動的に動くことが多い性格です。ただ、今回の低山登山で、事前のインプットと準備が旅中の自分の感度を若干上げてくれることを実感しました。少しだけ大人になって視野を広く持ちつつ、やりたいと思った色んなことにはこれからも挑戦していきたいと思っています。
このnoteでは、今後も自分が考えたり実践したりした事を整理しながら、そこから得た気づきを皆さんに共有していければと思います。
Q&A
想定される質問を事前に回答しておきます。
Q1:これまで山に登ったことは無かったのでしょうか?
A:正確には2人ともあります。私は小学生のころ父と兄弟で家の近くの山を登ったことがあり、他にも高校性の頃に課外学習で金剛山へ行ったこともあります。しかし、私が今回興味を持ったのは、誰かに計画してもらって連れて行かれる山登りではなく、自分で調べて自分で選んだ山を登るという経験です。これらは「山に登る」という行動のみを見ると同じですが、それに至るまでの過程や、登っている最中の本人の心構えは全く異なる経験だと考えています。このことから、文中では「初めての」という表現をしています。
Q2:山へは車で行けばいいのでは?荷物も多いだろうし、登る前に疲れるのでは?
A:私たちは車を所有していません。また、私たちにとって山登りがレンタカーを借りてまで行くほどの価値があるものかが分からないことから、今回車で山に向かうことは選択肢にありませんでした。余談ですが、私は駐車しようと車をバックさせている時にそのまま縁石を乗り越えた経験があります。
Q3:もっと高い山に登らないと本当の魅力は分からないのでは?
A:ご指摘の通りだと思います。今回は週末のお出かけも兼ねて妻と二人で行く前提だったので、近所かつ低い山を選びましたが、今後は別の山を一人で登るというのもやってみようと考えています。
Q4:奥さまが着てらっしゃるパーカーは、格闘家の那須川天心選手のグッズですか?
A:はい、そうです。
※1 YAMAP https://yamap.com/