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仕事にやる気が出ない本当の原因

休み明けの朝、仕事に行くのがどうしようもなく嫌になったり、仕方なく出社しても気持ちが重くやる気も出なくて、次の日ついずる休みしてしまった経験は恐らく誰もがあるのではないだろうか。

もしも今、どうしても仕事にやる気が出なくて悩んでいて、この先もその仕事を続けて行きたいと思っているのなら、自分の気持ちと向き合いながら、なぜやる気が出ないのかを明らかにしておいた方がいいと思う。

■仕事にやる気が出ないという人

仕事にやる気が出ないのは、「本当はこの仕事をやりたくない」と思いながら毎日仕事をしているからではないのか?

サイドブレーキを引きながらアクセルを踏んでも勢いよく前には進めない。だから少しでも自分の仕事に何か問題が起きると、途端に「負の感情」が湧き出してくる。

「やっぱりこの仕事をやりたくない」「この仕事は自分には向いてない」というお決まりの「切り札」をいつも心の内ポケットにしまっている状態。いつでも「切り札」が出せるようにしている。

心がいつも逃げる準備をしている。

自分はやる気を出して仕事をしているつもりでも、何か問題が起きると「自分はダメな人間だ、この仕事に向いていない」と落ち込み、心が楽な方へと逃げてしまう。

■仕事にやる気が出ない原因

人はなぜ仕事をしなければいけないのか?

「食うため。」

それは間違いなくそうだ。
家族のため、自分のため、生きるために、誰もが嫌でも仕事をしなければならない。

「本当はこんな仕事をしたいわけじゃない」と、いくら自分自身に言い訳しても何も状況は変わらない。何か具体的な行動を起こすわけでもなく、ただ自分を嘆くばかりの毎日。

自分には何の目標もなく、何の価値も感じないというのは辛いものだ。目標を失うと自暴自棄になり、価値を失うと自殺したりしてしまう。

働かなくても誰かが食わせてくれるのならそれもいいかもしれない。しかし、出来る事なら仕事を通じて社会と何らかの形で繋がりを持ち、人は人のおかげでお互いに生きているということを肌で感じたい。

人は本当にお金がない時は食うことだけを考えるが、満足に食えるようになってくると、今度はいかに食うかを考えるようになる。誰と何を食うかということだ。

仕事がなくて食えない時は、恐らく仕事にやる気など求めないだろう。満足に食えるということは、単純に自分に余裕があるということだ。海外の難民生活者の実情を少しでも知ればそれが理解できるだろう。

仕事にやる気が出ないのは、今の自分の生活に余裕がある証拠だ。つまり余裕があるからやりがいを求め、そのやりがいがないからやる気が出ないのだ。

余裕のある場所に安住し、そこから抜け出せない自分を疎ましく思っている。仕事をマニュアル化された作業としか捉えることがことができないから、やる気もやりがいも起こらないのではないか?

・仕事はある程度こなせている
・生活はある程度安定している
・仕事がマンネリ化している
・他の仕事に興味がある

これらは、仕事をある程度こなせるようになり、次のステップに進める時期なのかもしれない。それは単に仕事のスキルを上げたり昇進したりするということだけではなく、自分自身のメンタルを引き上げていく時期なのかもしれない。

つまり、やる気とやりがいが持てないということは、未来の自分像を模索しているということだ。望む未来とのギャップに落胆しているのかもしれない。いずれにしても心に余裕があるからこそ出来る自分探しだ。

自分の価値を模索すること。会社内を見渡し、社会を見渡し、そこに自分がどう関与していけるか、どう価値を見つけ出していくのか?狭い目線ではなく広く見渡してみる。

たとえ価値ある人間になれたと思えなくても、価値あることに参入することはできる。何に価値を感じるのか?それを探し見つけていく。

それが未来の自分の「核」となるはず。

例えば、単純に「人の笑顔を作るためにこの仕事をする」ことに価値を感じたのなら、この気持ち一つだけでも自分の行動を変えてしまうはず。今の仕事を、人に喜びを与え自分も喜びを感じるものにできたら最高だ。

やりがいとは、どこか遠くにある大きなものではなく、案外すぐ近くにある小さなものかも知れない。

■まとめ

仕事にやる気が出ないのは、やりたくないことを前提として仕事をしているから。サイドブレーキをかけながらアクセルを踏み込んでいるようなもの。

だから仕事で何か問題が起きると、すぐに落ち込んで楽な思いへ逃げてしまう。

仕事にやる気が出ないのは、自分に余裕があるから。次のステージに上がろうとしているのかもしれない。自分がその仕事をする価値を模索すること。

「人に喜んでもらうためにこの仕事を続けて行く。」この気持ち一つだけでも社会に大きく貢献していけるはず。


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