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途上国への国際支援

ミクロネシア連邦ポンペイにあるゴミの最終処分場で、日本による支援でできあがった。同じ構造の施設は隣のコスラエにもある。福岡方式という処分場で、ゴミの分別後、自然に還るものだけがここで埋められるのだ。しかし実際にはその運用は崩れ、全てのゴミが捨てられているという事態になっている。

一昨日麗澤大で行われた「SDGsフォーラム」での講演後、学生から「ちまちまと支援しても彼らのマインドが変わらない限り、必ず運用が乱雑になる。なので支援は無駄」と言う意見をもらった。

大洋州オセアニア地域の島国14ヶ国はGDPで言うとどこもワースト20位にはいるくらい貧しい。しかし人々から悲壮感を感じることはない。人々のつながりもあり共助の精神もある。日本人以上に幸せかも知れない。
確かにゴミの問題は良くないが、国際支援の元に先進国が手を貸すのはどうかと思う時がある。「このままで良いんじゃない」と。そしてSDGsで言うのなら日本国内にも貧しい人はいて、そう言う人も支援すべきだろう。
国や支援者はそこをはき違えるべきではないと思っている。もちろんODAの理念は世界のGDPアップであり、そうすることが戦争回避へ繋がるのだが、幸せの基準はそれぞれで良いのでは?

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