読書の習慣を身につける。
若い人に伝えることができるとしたら、どんなことだろう?
そんなことを考えてみました。
今の若い人たちは、生まれた時からパソコンやスマホが身近にあり、それらを使いこなすのがとても上手です。
また、若い人と話をしていると、自分が同じくらいの歳のときと比べて、大人っぽかったり、達観しているようにも見えます。
それでも、今の若い人たちが生きやすさを感じているかと言えば、そうでもなさそうです。
生まれたときから情報量が多いということは選択肢や判断材料が多いということです。
それは、裏を返せば、自分なりの基準がなければ、何を選べば良いのか分からず、情報に振り回されてしまうというデメリットがあります。
また、SNSなども身近にあるため、人と自分を比べてしまう習慣が小さなときから身に付きやすいかもしれません。
他人に劣っているという感情に支配され、必要以上に自分を大きく見せようとしたり、他人を攻撃してしまった結果、人間関係をもつれさせてしまったり、逆に人付き合いが苦手になってしまうこともあるかもしれません。
他人の目や評価を気にし過ぎて、自分を低く見積もり、行動が制限されてしまうのは、とてももったいないことです。
自分には気づけない長所や能力があるかもしれないと思えば、自分を卑下することも減っていきます。
若いころは、仕事以外のことで、いろいろ興味が湧いたことをとりあえずやってみると、いいかもしれません。
なんとなく続いたことが、自分にとって、好きなことだったり、大事なことだと分かる日がきっとやってきます。
仕事以外に楽しめることがあれば、気分転換にもなり、新たな活力を生み出します。
何かをやってみてうまくいかなくても、お金や時間が無駄になったと思う必要はありません。
それは、自分が何かをやってみて得意ではなかったと知ることができる貴重な財産になります。
あるいは、うまくいかなかったのは、タイミングが合わなかったということもあります。
さまざまな経験を積み、自分に力が付いていけば、理解できるようになったり、うまくできるようになることもあるものです。
やっておいた方がいいことを一つあげるとすれば、本を読むことをお勧めします。
読みやすい本でも難しい本でも本を読む習慣が身に付いていれば、書き手が何を言おうとしているか、読み取り、考える力が付きます。
考える力が身に付けば、情報に流されずに自分で判断できる人になれます。
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