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数ある会社の中で、その会社で働いているわけは

あなたはなぜその会社で働いていますか?

働く目的があるように、その会社で働く意味も考えてみましょう。働く上で、多くの方は会社に属していると思います。正社員の方もいれば派遣社員の方、契約社員の方、パートの方など、働き方は人それぞれですよね。

どんな雇用形態であれ、会社という組織に属して働いて、お給料を得ていると思います。この会社で働く意味を考えてみたことはありますか?

この会社だからこそ、自分がやりたい事ができているという人はどれ位いますか?環境に慣れているし、安定収入が得られていて、ちょっと嫌な人はいるけど、気にしなければ波風立たずにいられるからまぁいいか、という感じで働いている方、実は結構多いのではないかと思います。


いろんな業界のいろんな会社がありますから、それぞれやっていることは違いますが、その業界にはたくさんの企業が存在していると思います。その中で、今いる会社を選んだ理由はなんでしょうか?

せっかく多くの時間を費やして働くのですから、是非有意義なものにしていただきたい。そのために大切なことは、まず会社の「理念」というものに共感できるかどうかです。企業には必ず「企業理念」とか「経営理念」「社是」と言ったものが掲げられています。これは、私達の会社は世の中にこんな貢献をします。と言った宣言になっています。企業が生き残っていくためになくてはならないものと言えます。

そんな大層なものは無いという会社さんもあるかもしれませんが、その会社を作った方の思いというものは必ずあります。それが明文化されていないだけです。

できれば、働く側にも個人としての「理念」があった方がいいです。それこそが、働く意味であり、もっというと生きる意味になります。ここを明確にする方法もいくつかありますが、それはまた別の機会にお話しします。

個人の理念は明確になっていなくても、会社の理念を見た時に違和感を感じる様なら、その会社で働くべきでは無いです。少なくとも違和感がないことは絶対です。社員として働くならば、共感できることは重要です。ここがズレていると、会社の命令を素直に聴けなくなってしまいます。

例えば、飲食店で働いていて、会社の理念として、「自分たちが考えた、ある食材の新しい食べ方をお客様に提供する」というものがあったとしましょう。これに対して、お客様が、違う食べ方で食べたいと希望したとします。

①あなたが、会社の理念に共感している場合

 お客様に丁寧に説明して、会社が提供する食べ方を自信を持って勧める

②共感していなくて、逆にお客様に寄り添いたいと思っている場合

 お客様に食べ方を押し付けている様な感じを受けてしまう。あるいは、お客様の意向に沿って食べてもらうことで、会社の考えに反したことをしてしまう。

こう言った違いが出てしまいます。


②だと、会社も働く側も意に沿わないことになってしまいますね。

自分自身が気持ちを傾けられる方向と会社の目指す方向がある程度一致していることは、実はとても大切なことです。これは理念と言う言葉だけでなく、日頃の上司や役員の話からも感じる事ができます。ただ、その言葉が、会社の理念に則ったものなのか、その人個人の考えなのかは確認の必要があるかもしれません。

理念と言うものは、会社の原点であり、立ち返る場所でもあります。もし、何か違和感を感じた時には、理念に立ち返って確認し、自分の価値観と大きなズレがないか見つめ直してみてください。

そして、ぜひ自身がストレスなく自己表現できる様な環境を見つけて行ってください。

岡本昌巳

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