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メディアインキュベートを再チャレンジする理由

メディアインキュベートを再チャレンジしたいと思ったのは、これまで役員として1番大きくなった組織で40名ほど。売上で言えば10億円くらい。

それぞれ違う業態、会社で、インキュベーションを目指して、自らがたくさんの会社を兼務したり、創業に携わることが多かったです。

ただ、そもそも自分が最も力を入れてきた会社はどれだけのものなのか、と。同時期に起業したり、時間を過ごしてきた方々の圧倒的な成長を見ていて、改めて自らの日々の過ごし方の密度に対する違いなのだなと。

ここでは、比べては仕方ないじゃないか、というのは、自分としてはあまり考えられなくて、やっぱり置いていかれたくない。なんとか喰らい付いて行きたい。どんどんと手の届かない、あ、知っているよ、みたいになりたくない。

そうした想いがどんどんと強くなっていきました。もっとやれるはず、もっとできるはず。でも、本当にそうだろうか。今までやれたのではないか。そう思いつつも、でも、このままだと最もまずい。

応援もしたいし、気になるし、一方で、思い出すのは、小学校の頃に、ピッチャーをやってみたいなと思いつつも、肩が強いということでキャッチャーになりました。中学生の頃にも、本当は自分も練習したいのに、強く言い出せず、サポートをしていました。


自分に言い聞かせるじゃないですが、これでよかった、こういういい事もあった、だから意味があった、みたいな。言い聞かせるような側面があって、中学校3年生の終わり頃は、なぜかピッチャーを練習し、高校では頑張るぞ、と思いながら、結局、野球部には入れませんでした。

大学生の頃に就職活動で、いかにやりきっているか、やりきった体験があるかを話さなければならないというプレッシャーに駆られて、あれ、俺、何もやりきってないじゃないか、何か胸を張れるような言えることってなんもないんじゃないか、と。

自己分析をすればするほど、迷っていって、自分なりにやってきたつもりなのに、どんどん分からなくなっていきました。あれ、こんなはずじゃなかったのに、どこで間違ったのだろう、と。どんどん分からなくなって行き、一方で、とにかくやるしかない、と。

そして、社会人に入ってからは、その諦めきれない気持ちが、なぜかバッティングセンターに行き、毎月3万円くらい使って練習していました。

押し殺していたやり残したこと、それをなんとか取り返すように、全力でやって、やっぱりダメだった、と。そうできなかったもの自体を取り返すように、140kmを投げたいと思って、ジムにも通って、トレーナーさんに伝えたら、あーそうですか、と流されたのを覚えています。

そこから確かに・・・いつからかそう思うようにならなくなりました。24歳の頃かな、GMOモバイルという会社に転職して、IVSというものを知って、同世代の起業家の方々の華々しい活躍を見て、俺は何をしているのか、と。自分もチャレンジしたいと考えるようになったように記憶しています。

そうして、韓国のスタートアップの日本法人立ち上げにチャレンジしたり、当時付き合っていた彼女から、え、海外に行くの・・・?とすごく寂しそうにされたのを覚えています。と思ったら2ヶ月ちょっとで帰国、という。どういうことだ、と。

そして、なんとか入れていただいた会社でも新規事業をやるぞ、ということで入り、いろんな事情で難しくなっていき、ただその時に知り合った方々になんとか助けていただき、起業後も生きていけた気がします。

都度、メチャクチャではあるものの、なんとかギリギリのところで繋いできた感じでしょうか。そう思う時に、子供達にはこうならないで欲しい、こうなったら、色々言われるぞ、と。そうなって欲しくない。

本当は嫌だけれども、俺は仕方ない。家族と共にいられる今が、とんでもなくありがたいことで、とにかくありがたい、それがあるだけで、確かに大きくなりたいとか、そんなことよりも、ずっと大事で、どうでもいい。

でも、置いていかれたくない。そんな揺れ動く感じの中で、結論、自分が起業家として、経営者として大成できていれば、実はその両立ができるのではないか、と。そう思ったのでした。

正直、怖いし、まだまだできるという謎の言い訳も改めて通用しない中で、たくさん会社を作るプロジェクトみたいな形で、想いだけでなく、細部の事業計画と事業作りも、とっても大事という謎の気づきをこの35歳にして気づくという。

悔しいし、困ったなと思いながらも、やるしかないし、頑張ろう、と。そんな感じでしょうか。

と思いながら、そんなこともあったんだよな、ということを妻に話しつつ、子供達が遊んでいるのを見て、なんだろう。

結局やってきたこと以上のことはできないので、頑張ろう、そんな感じでしょうか。とりあえず、頑張りましょう。いつもこんな結論な気がする。俺の思考回路は大丈夫かな。