【娘に何が教えられるか】

自分も未熟だ。ただ、未熟ではならない。できれば傷ついて欲しくない。苦しんで欲しくない。ただ、それは可能なのか。

少しずつ顔色というか、どんな表情をしていて、どんな思いを持っているのか、彼女は感じ取れているように思う。

今は、全力で、できる限りの愛情を注ごう、別に注ごうとしてないが、とても可愛いし、とても大切な存在だ。

転んだりすれば不安だし、大丈夫かな、と心配になる。どんな風にしてあげれたら？いいかな、といろいろと考える。

そのバランスをとにかくとる。それを考え続けている。

何かしらの行動、習慣が、悪影響を与えてしまっていたらどうしようと、不安にも思う。どうすればいいのか、ぐるぐる考える。

結局は、ある一定は準備しつつも、場当たり的に、ならざる負えなくなっている。

いろんな本を読んだり、話を聞いて、どれに頼るか、どうかでもなくて、結局は自分が決める、そんなことはよく言われる。

封じられるというか、圧倒的に手足を制限される感覚というか、そういった感じは、特に大学生の頃だろうか。

それ以降、数年は続いた気がする。腕、足に巻きつく物をどうやって振り解くのか。ひたすらにもがき、動き回るしかない。

時にはそれに付き合って、方法をじっと考える。それが読書の時間だったようにも思う。

ニュースを見ても、ドラマを見ても、アニメを見ても、もしもこんな状況になってしまったら、抜け出せるだろうか。克服し、乗り越えられるのだろうか。そんな目に遭って欲しくないし、逃れられる？力をどう身に付けさせられるのか、ひたすらぐるぐると考える。

結局、明確な方法は見つからない。できる限りの想定をしようとつとめ続ける。ただ、それは思考できているのか、捉えられているのか。それはよくわからない。

そりゃそうで、結局考えられてないってことは、捉えられていないのだろう。

じゃあどうするの、どうしたらいいの、ということになるんですが、具体的な方法を導き出そうとすると、いろんな係数が重なって、良い回答が思いつかない。

今、向き合っていること、対応していることが、彼女にどう影響を与えるのか。それと自分の気持ちと状況と、そんなものを折り重ねて、どううまくやるのか。いろいろと考える。

じゃあどうしたらいいの、と結局ぐるぐるするわけだ。

基本的にもやもやすると一つのことしか考えられなくなる。それだと、やるべきこともできないし、非常に困る。それではとても困る。大切なことは別にあるし、そこにつながるよう、ひたすら動いていかなければならない。

全部の行動、思考をそこに持っていきたい。その中で、大切にしたい価値観、考え方、応援したい人みたいな感じになっていくわけだが、とにかくなんとかしなければならない。

どう折り合いをつけるのか。どうやって答えを出して、処していくのか。それはいろいろと思うわけだが、少しずつ書き出していくことで整理されていく。

でないと、何もできなくなる。それは困る。そして、誰もそれに対して責任は取ってくれないし、守ってもくれない。そりゃそうだ。

なので、なんとかしなければならない。なんとかしなければならない。とにかくなんとかしなければならない。とにかくそう。

でも、これを繰り返していくと、段々と原因だったものから遠ざかりたくなる。そもそもの行動を起こしたくなくなる。その方が安全というか、そんな目に遭わなくて済む良い方法となるから。

でも、それでいいんだっけ、大丈夫か、どうなんだ、大丈夫か？それでいいのか？を繰り返しながら、緩やかにはその態度を身につけてしまうのだろう。段々とそれを振り解くのも苦しくなり、力も出なくなり、流れていってしまう。

それでいいんだっけか。それでいいんだろうか。それでもやりたいこと、それでも行動したいこと、と削ぎ落とされた結果として、良いのだろうか。それはよくわからない。

まあ、心の変化を自分でもモニタリングというか、見ていこうと思うわけですが、ああ、俺こうなったか、こういう風になったか、と。

そういうのを思いながら、娘はどんな心境になったり、感情をもったりするか、いろいろ考える。

少しでも楽しい時間を過ごしたいし、笑って過ごしたいし、楽しくあって欲しいし、不安そうな目で見つめて欲しくないし、それは僕もそうしていきたいから、そこからいろんな方法、考えられているか、わからないが、思いつく範囲でできることを方法として取っている。

そこに気づきだったり、少し別の角度からできることってこっちもあるよ、と教えてくれる人もいるだろう。それは仕事っぽい話もであるし、普段でもそう。

自分の文章の癖、思考の癖が出るな、と編集していて思う。他の人の文章を見てもそう。そうした時に、この話し方、思考の仕方って母の影響を受けていそうだな、そうかも、と思ったりして、振り返る。

この文章がなんの意味を持つのか。大きくは気持ちの整理だ。将来、娘が見ることもあるのか、どうかも分からない。ただ、こんな申し訳ないが、できていない人間が父さんだし、でも、一応、大切に思っていることは伝わって欲しいな、いつか、どんなタイミングでもいいから、そういうのが伝わるタイミングがあったらいいな、とは思ったりはする。そんな感じだろうか。さて、働こう。