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ハレノヒの食事@インド

突然ですが、インドでのハレの日の食事って何だと思いますか。
ちょっとしたお祝いや、パーティーのときにどんなレストランに行くか。
結婚や子どもの誕生日など、家族のイベントはインド料理を家で作ったり、インド料理レストランからケータリングをしたりしますが、
オフィスの仲間や友人との特別な日の食事として、特に若い人たちの間で最近流行っているのが、
バーベキューレストランです。

先日、オフィスの同僚で集まって、チームランチに行きました。
日本から来た私の歓迎会、別の拠点に移動するメンバーの送別会ということで。ありがたい。

オフィス近くのバーベキューレストランに行くと、平日昼にも関わらず満席状態。
最近のインドでは、特に若い世代の人は、特別な食事を楽しみたいとき、よくバーベキューレストランに行くみたい。
というのも、以前もインドに来て、メンバーと打ち合げとなると、決まってバーベキューレストランだったのです。

インド人の同僚や友人との、休日何した?っていう話題でも、かなりの確率で「誕生日祝いで/久しぶりに同級生で集まって/打ち上げで、
バーベキューレストラン行ってきた」という話を聞きます。
バーベキューレストランに行くと、大体どこかのテーブルでBirthday Partyをやっています。

ちなみに、インドのバーベキューレストランは、
日本の焼肉屋のイメージが一番近い。プレートの上で肉を焼く代わりに、
炭火の上で串刺しになった食材を炙るのです。

店に入ってからの基本的な流れとしては、
1.ベジタリアンかノンベジタリアンかで席決めをする(ベジ/ノンベジ同士でかためて座る)
2.前菜の嵐。コーンやポテトなど、色々なStarterがひっきりなしに盛られる。
3.串刺しにした具材がひっきりなしに炭火の上に置かれる。
ベジ向けにはマッシュルーム、パイナップル、トマト、ポテト、をリピート
ノンベジ向けには、チキン、フィッシュ、えび、マトン、etc...
※インドでは菜食主義者が一定数おり、菜食のみの人をべジ、菜食以外(魚や肉)も食べる人をノンベジと言います。

4.色々楽しんだところで、メイン料理のビュッフェをスタート(笑)
10種類くらいのカレー、ビリヤニ、パン、インド風中華、パスタ、インドスイーツ、Cold Stone風アイスまで。
メニュー数100種近くあるんじゃないか、というくらいあります。
5.満腹になったところで、お会計
だいたい一人あたり700~900ルピー(1000~1500円)のようです。

なぜバーベキューなのか、なぜここまで人気なのか。
あくまで個人的な推察にすぎませんが、
インドの伝統的なタンドール料理をモダン化しているというか、
伝統的なインド料理の調理法と、若い世代に受けがありそうなパーティー文化を融合させて、うまくヒットしているのだと思います。
べジ、ノンベジの人が、それぞれ料理を楽しめるのも、仲間みんなで行きやすくポイント高い。
(宗教やカーストに準じて、べジ/ノンベジとなることが多いのですが、
最近の若い世代、特にIT関係の職場では、様々な宗教・カーストの異なる人々が同じチームで働いているのです。)

ちなみに、オフィスの同僚との食事では、チームのボスも同席しますが、食事の前ではみな平等。誰も取り分けたりせず、それぞれが好きなものを焼く(笑) (でもお支払いはボスが担当)

Absolute Barbecue、Barbecue Nationが2大チェーンで、
インドの大都市を中心に店舗を次々オープンさせているよう。

インドの食トレンドはなかなか面白いです。


個人的にはパイナップルのバーベキューがいちばんおすすめ。 
(写真一番左のがパイナップル。マサラで真っ赤に染まっているから、見た目は何か分からない。笑)



最後まで読んでいただき、ありがとうございました

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