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廃業の危機─「アイドルが見た膝枕」

2021年の夏から下書きで熟成し続けている膝枕外伝「アイドルが見た膝枕」。アイドルが熟女になってしまう前に公開し、皆さんの反応をうかがいつつ加筆することに。

今回は章立てにしてみたので、1章ずつ交互に読んだり5人で読んだりするのもありですね。

2021年5月31日から(間もなく1周年‼︎)朗読リレーと創作リレーが続いている「膝枕リレー」については、こちらをどうぞ。

✔︎スケジュール/聴き逃し→clubhouse「膝枕リレー」club
✔︎舞台裏まとめ→「膝枕リレー」楽屋
✔︎原稿まとめ→短編小説「膝枕」と派生作品
✔︎作品一覧(膝番頭・河崎卓也さん作)
✔︎膝語辞典→Hizapedia
✔︎膝歴史→Hizastory
✔︎膝番号一覧・早膝言葉→別冊Hizapedia


今井雅子作「アイドルが見た膝枕」

第1章 閑古鳥の膝枕会

今日は、誰が一番乗りかな。

雑居ビルの地下にある貸しスタジオ。
形のいい唇に真っ赤な口紅を塗りながら、シライユキは半年あまり会っていないファンの人たちの顔を思い浮かべる。

親父ギャグが止まらないAさん。
汗が止まらないBさん。
涙が止まらないCさん。
愚痴が止まらないDさん。
全部揃って、わたしの寒気が止まらないEさん。

シライユキは膝枕で客を癒す「膝枕アイドル」だ。芸名の由来になった白雪のような膝を、裾がレースになった白のスカートからのぞかせている。

ユキのファンたちは、真っ赤な唇よりも真っ白な膝を求める。ふくよかなバストには見向きもせず、やわらかな膝に飛び込む。彼らには共通する特徴があった。髪が長めで湿りがちで、頭に重量感がある。彼らの醸し出す湿り気と独特の匂いが発酵して、このスタジオのなんともいえない匂いを作っているように思う。

頭髪がねっとりしている客は、膝枕への執着ぶりもねっとりしている。あの人たちに膝枕を提供できるのは、わたししかいない。わたしがいなくなったら、あの人たちの人生から膝枕が消えてしまう……。そんな使命感をユキは白い膝にたぎらせている。

長い長い緊急事態宣言が明けた、久しぶりの膝枕会。ユキの膝枕に飢えたファンたちが詰めかけ、いつも以上にしつこく膝枕を求めて来るのは目に見えていた。基本コースは30分だが、それぞれが30分から1時間延長するとして、ファン5人が全員揃ったら、短くて5時間、長くて7時間半。

大丈夫。時間が空いて、体力もメンタルも十分回復した。AさんからEさんまで一度にかかってきても笑顔をキープできる自信がある。

みんなに会いたい。お仕事とはいえ、正直、笑顔がひきつることもあったが、今となっては全員懐かしい。

いつもは開場の2時間前には一番乗り争いが始まり、開場1時間前には似たような体型の5人が全員揃っている。他では一番になることの少ない人たちなので、こんなところに全力で挑んでくるのだ。

ところが、開場10分前になっても誰も現れなかった。

膝枕会の案内がエラーで送信できていないのではないかと履歴を調べてみたが、メールもLINEもちゃんと届いている。日時も間違えていない。なのに……。

そう言えば、SNSへのリアクションが最近薄くなっている。Twitterでつぶやいても「いいね」がゼロのことがある。もしかして、自粛期間の間に、他に推し膝ができたのだろうか。

ユキの知らないところで世の中が大きく変わっているのかもしれない。

第2章 転生したらイケメンだった

膝枕会のスタート時間を過ぎて30分。膝に保湿クリームを塗って、時間とみじめさを埋めていると、階段を降りて来る足音が聞こえた。

Aさん?  Bさん? それとも……?
5人の誰の足音とも違う。
ステップを踏むように軽やかだ。

現れたのは、場違いな爽やかイケメンだった。こざっぱりして、酸っぱい汗のかわりにシトラス系のシャンプーの香りがする。

「ユキちゃん忘れちゃった? 僕だよ。あれ? 思い出せない?」

その声には覚えがあった。

「嘘、Aさん!?」
「そうだよ。久しぶり!」

確かにAさんの声だ。いつもの親父ギャグを封印しているので、気づくのが遅れた。50パーセントぐらいあった体脂肪が落ちて、筋トレで鍛えたような締まった体つきになっている。話し方も見た目も若返って、もはや転生レベルだ。

「僕、そんなに存在感なかったかな」

そんなことないよAさんとユキは心の声でツッコミを入れる。前のほうが存在感、ううん、重量感があった。

いつものAさんなら「存在感はないけど、ぞんざい感はあったね」と寒い自虐ギャグをかますところだが、イケメンに転生した今日のAさんはそんなことは言わない。

「なんか、イメージ変わりましたよね。随分爽やかになられたというか」
「ちょっと絞ったからね。前は暑苦しかったよね」

Aさん、自覚あったんだ?
でも、凍りつくような親父ギャグに、寒気が止まらなかったよ。

脂肪の着ぐるみの奥に、べっとり貼りついた髪の下に、王子級イケメンを隠してたなんて、うれしい誤算、ガッカリの逆の逆詐欺。

膝で受け止めたAさんの頭は、覚えているAさんの頭より軽くて、サラッとしていた。「頭が軽い」をほめ言葉として使うのは、膝枕アイドルくらいかもと思うと、ふふっとユキの形のいい唇から笑い声がこぼれた。

「ユキちゃん、笑ってる?」
「Aさんに膝枕させていただくの、久しぶりだなって」

久しぶりだけど、まるで、はじめましてだ。この仕事をして、ときめきを覚えたのも、はじめてだ。

「やっぱりユキちゃんの膝が一番だよ」

ユキの膝の上でくつろいでいるAさんがふと漏らした言葉に、ユキの膝がかたくなった。

やっぱり?

ほかの膝と比べられている。頭を預ける膝があるのだ。ユキの他に。そういう人がいたっておかしくない。これだけいい男なのだから。急がなくては。他の膝にとられる前に、このヴァージンスノー膝に溺れさせて、結婚に持ち込むのだ。アイドルに定年はないが、そろそろ身を固めてもいい頃だ。

今までは待ち伏せされて逃げていたAさんを、今日はユキが追いかける。

行く手にそびえ立つタワマン。そこがわたしたちの新居になるのね。と思ったら、タワマンの長い影が落ちる古びた集合住宅にAさんは入って行った。「月光荘」。以前無理やり押しつけられた住所に書いてあったアパートの名前。見た目は劇的に向上したけれど、暮らし向きは変わっていないのかもしれない。

Aさんが錆びた鉄の階段を上り、部屋に消えたのを見届ける。玄関のドアに鍵をかけていない。盗まれるものがないということだろうか。

5分ほど待って、ユキはAさんのLINEにメッセージを入れてみた。

「今から会えませんか」

だが、既読がつかない。

すぐに既読がついて即レスするような男は、スマホを常に握り締めているわけで、普段のユキはそのスピード感に気持ち悪さを覚えるのだが、今日のAさんに待たされる1分は長く感じる。

5分待っても既読がつかない。

スマホを置いて、何しているんだろ。
パソコンに向かって仕事をしているのかな。
文庫本なんて読んでいるのかな。
料理をしてるのかも。

どのAさんも素敵。

こっそりドアを開けて、「来ちゃった」と声をかけてみようか。

Aさんを驚かせてしまうかもしれないけど、喜んでくれるはず。

第3章 恋敵の白い膝

ドアノブに手をかけ、そっとドアを開けると、横向きになっているAさんと目が合った。

倒れてる⁉︎

と思ったら、Aさんは膝枕されていた。腰から下だけの作りものの膝枕に。

「最低! 二股だったのね!」

思わず、「二股」と叫び、作りものの膝枕と同じ土俵に上がっている自分に気づく。

商売敵として? 恋敵として?

「違う! これはユキちゃんだ!」

Aさんが跳ね起き、意味がわからないことを言う。

作りものの膝枕がわたしってどういうこと? 
言い訳が下手すぎる。

「ユキちゃん、落ち着いて。これを見て!」

怒りで膝をわなわなと振るわせるユキに、Aさんが自分のスマホを差し出す。

「《誰も触れたことがないヴァージンスノー膝が自慢の箱入り娘膝枕》。何これ? わたしのパクリみたい」
「この膝枕のモデルがユキちゃんなんだよ」
「どういうこと?」
「膝枕カンパニーって会社なんだけど。ユキちゃん、この人、覚えてる?」

Aさんがスマホを操作し、作りものの膝枕が載っている商品ページから膝枕カンパニーの会社概要のページに飛ぶと、社長の顔写真が現れた。

「この人!」

もちろん知っている。よく覚えている。

親父ギャグと汗と涙と愚痴が全部揃って、わたしの寒気が止まらないEさん。

わたしの膝を撫で回し、なめた男。オプション料金も払わずに。

お金がないと思ってたのに、Eさん、社長だったんだ? 

「膝の型を取りたい」と言われ、ケチなEさんには珍しく、オプション料金1万円を払ってくれた。

1万円で型取りした膝からヒット商品を作ってボロ儲けしていたとは。

「さっきは、やっぱりユキちゃんの膝が一番だって思ったんだけど、うちに戻ったら、この子が玄関まで出迎えてくれてて。どっちも捨てがたいんだよなあ」

Aさんが作りものの膝枕を愛おしそうに撫でてのろける。

今日の膝枕会が閑古鳥だった理由がわかった。 BさんもCさんもDさんも、作りものの膝枕に溺れているのだろう。延長料金もオプション料金もいらない、シライユキモデルのヴァージンスノー膝に。

わたしはわたしの膝に仕事を取られたということだ。

「ユキちゃんにはほんと、感謝してる。お礼を伝えられて良かったよ」

Aさんが見違えるようなイケメンになったのは、作りものの膝枕との疑似恋愛の成果らしい。人工知能内蔵の膝枕は聞き上手で、Aさんの寒い親父ギャグを何時間でも喜んで聞いてくれ、自己肯定感が爆上がりしたAさんは話し方も体型もスマートになった。人生初のモテ期が来て、転職も決まった。このアパートも、もうすぐ引っ越すという。

作りものの膝枕は新居に連れて行くが、落ち目の地下アイドルに、もう用はない。今日の膝枕会はサヨナラの挨拶だったというわけだ。

シライユキは恋とアイドルの職を失った。

第4章 失業アイドルの生きる道

「ごめんねユキちゃん。報告してなくて」
「報告だなんて水臭いなあ、もうっ。Eさんとユキの仲じゃないですかぁ。上げ膝になれてうれしいですよぉ」

膝枕カンパニーの社長室。ふかふかのソファに腰を下ろし、再会したEさんの相変わらず脂ぎった重い頭を膝で受け止めながら、ユキは明るく、恩着せがましく言う。

「でも、Eさん、じゃなくて社長。あの箱入り娘膝枕、手触りも質感もユキの膝そっくりにできてますけど、重大な欠陥があるんです。なんだかわかりますか?」
「重大な欠陥?」

ユキの膝の上でEさんがギクリと身構えた。経営者は「欠陥」という言葉に敏感だ。商品に不具合が見つかると、回収しなくてはならなくなる。

「あの膝枕って人工知能内蔵ですよね? ユキの性格をインストールし忘れてますぅ」
「なーんだ。そんなことかー。ユキちゃんの白い膝のイメージで箱入り娘キャラにしたんだけど、本人から見たら物足りないかな」

Eさんの巨体から力が抜けた。ユキは一気に畳みかける。

「ユキって、とってもヤキモチ焼きなんですぅ。ユキが箱入り娘膝枕だったら、膝主さんの浮気を絶対に許しません。万が一、二股なんてかけられたら、ほっぺたと膝がくっついて離れなくなる呪いをかけちゃいますぅ」

「呪い? 怖いこと言うね、ユキちゃん。商品に呪いをかけるのは、いただけないなあ」
「じゃあ、大事に扱ってもらうためのおまじない、だとどうですか? シライユキモデルの箱入り娘膝枕は、ユキの分身みたいなものじゃないですかぁ。最後まで責任を持って大切に取り扱って欲しいですぅ。捨てられたり、フリマに出されたりするのはイヤなんですぅ」
「おまじないねえ。でも、膝枕とほっぺたがくっつくなんてこと、できるのかなあ」

Eさんが煮え切らないので、「パテント料をいただく形のほうがいいですかねー」と切り出すと、「考えとくよ」となった。ケチなEさんはお金で動く。

「ユキはブレイクしなかったけど、箱入り娘膝枕はヒットして、ほんと、自分のことみたいにうれしいんですぅ。だから、お金は入りません。ただ、アイドルを失業しちゃったんで、何か仕事しなきゃいけなくて。こちらのカスタマーサービスで雇ってもらえますぅ?」

ユキちゃんて欲がないねぇとユキの膝に預けたEさんの頭がうなずく。汗ばんだ髪が膝とこすれて心底気持ち悪かったが、ユキは晴れて職を得ることができた。

ここまでは計画通りだ。

カスタマーサービスには最新の顧客の生の声が集約される。ユキが膝枕カンパニーで働き出して数か月経った頃、箱入り娘膝枕の購入者から問い合わせの電話が舞い込むようになった。切羽詰まって、泣きの混じった声で。

一様に声がくぐもっていて、聞き取りづらい。箱入り娘膝枕に沈み込んだまま、ほっぺたが一体化して離れなくなっているのだ。

最新のアップデートで箱入り娘膝枕にバグが仕込まれ、購入者が不貞を働いたときに不具合が起こるよう設定されている。ユキに支払うパテント料をケチった社長のEさんが購入者にツケを払わせたのだ。

来た、来た。

相手が困っているほど、そして、膝枕カンパニーが責められるほど、ユキは顔がにやけてしまう。通話は自動録音されているので、声に喜びが出ないように気をつけなくてはならない。

消費者センターに訴えてやる、裁判を起こしてやる、と息巻く購入者たちに、ユキは同情し、一緒に怒り、恥をしのんで電話をかけてきた勇気を讃え、感謝を伝える。顔の見えない被害者とユキは同志なのだ。いや、道連れというべきか。ユキ一人では膝枕カンパニーに立ち向かえない。ユキの代わりに声を上げてくれる人が必要だったのだ。

第5章 その膝にお灸を据える

「浮気をしたら、それなりの報いは受けなきゃな」

Eさんはどこか他人事で、被害者の自己責任論を振りかざした。だが、

「皮膚が溶けてくっついて、どうやっても離れないそうです」とユキが報告すると、
「そんなにガッチリくっついちゃってるの? シャレにならないじゃない」と慌てだした。

「美容外科で切り離し手術を受けていただいた場合、100万円ほどかかるそうです」
「100万円!」
「保険適用外だそうで。跡が残らないように手術する場合は、1000万円だそうです」
「無理無理無理無理。会社が潰れちゃう」

Eさんが青ざめる。いい気味だ。

「ユキが説得してみましょうか」
「ユキちゃんがクレーマーを?」
「社長、クレーマーじゃなくて被害者さんです」
「呼び方はどうでもいいから、なんとかしてよ」
「ユキが箱入り娘膝枕を説得して、自分から離れてもらいます」
「そんなことできるの?」
「箱入り娘膝枕はユキの分身ですから」
「そうか。自分で自分を説得するのだから話が早いな。じゃあ頼む」

Eさんは拝むようにユキに両手を合わせたが、
「一人あたり100万円でいかがでしょう?」と持ちかけると、
「美容外科と同じだけ取るの?」と渋った。
「口止め料も込みですので」と食い下がると、
「仕方がないな」と10万円に値切って、手を打った。

10分の1。ケチなEさんにしては大金だ。ユキの膝の型取りには1万円しか出さなかったのだから。

お金の話が済むと、Eさんは「いいだろ?」と当然の膝枕を求めてきた。

「業務外ですので、10万円いただきます」
「作りものの膝枕は、そういうケチ臭いこと言わないのがいいんだよな」

Eさんはユキの目の前で箱入り娘膝枕に頭を預けた。体と態度はデカいが、とことんセコくて器の小さい男だ。

ユキはほっぺたと膝枕が一体化した被害者を一人ずつ訪ね、自分の分身である箱入り娘膝枕に語りかけた。

「お疲れさま。この人を身動きできなくさせるということは、あなた自身も身動きできないということ。辛かったでしょう。よく頑張ったね」

かたくなに膝を閉じていた箱入り娘膝枕から力が抜け、膝主を解放する。浮気を許したわけではない。こんなつまらないヤツのために自分を留め置いている馬鹿馬鹿しさに気づき、さっさと気持ちを切り替えて次に行こう、となるのだ。

浮気を反省した膝主が「やり直そう」と涙ながらに訴える場合もあったが、箱入り娘膝枕とはもう一緒に暮らせないと膝主が返品を希望する場合は、ユキが引き取った。

一人、また、一人。ユキは箱入り娘膝枕を一台ではなく一人と数えた。ユキの一人暮らしのワンルームに膝枕たちがひしめき合う。その数は13になった。

一件100万を10万に値切られたが、13件で130万円。膝枕アイドル時代の年収だ。

だが、Eさんは「金を出すなんて約束していない」としらばっくれ、ユキのしたことはクレーマー対応であり、カスタマーサービスの業務の一環だと言い張った。

そう来ると思った。

「社長、困りますぅ。膝枕、サービスしますから」

おまけの膝枕につられ、Eさんは130万円で手を打った。

脂ぎった重たい頭を膝で受け止める。

「やっぱり、君の膝が一番だよ」

うっとりとEさんが言ったそのとき、部屋の片隅に置かれた箱入り娘膝枕が小さく震えた。

もう少し待って。

ユキは自分の分身である箱入り娘膝枕に合図する。最新バージョンをインストールされ、ユキの性格とバグを埋め込まれた膝枕は、わかったと言うように膝頭でうなずく。

翌朝早く、ユキのスマホが鳴った。応答しなくてもわかる。相手はEさんだ。泣きの入った、くぐもった声の。

箱入り娘膝枕を説得し、口止め料も込みで1000万円を受け取った。これまでの説得料を合わせて1130万円。膝枕アイドル時代の年収9年分だ。パテント料だと思って、遠慮なく受け取らせてもらう。

その金でシライユキは夢を買った。

膝主たちから引き取った箱入り娘膝枕たちでアイドルユニットを組み、デビューさせる。

わたしは地下アイドルだったけど、あなたたちには日の目を見させてあげるね。ステージでスポットライトを浴びて、思いっきり歌い踊って。

誰かに膝を貸して、何もできない、どこにも行けない、そんな生き方はもうしなくていい。

あなたの膝は、あなたのもの。

clubhouse朗読をreplayで  

公開翌日2022.5.11、宮村麻未さんの膝開き前にちょこちょこ加筆。最初に現れるイケメンをAさんに、社長をEさんに。

宮村麻未さんの朗読とみなさんがチャットに寄せたコメントを読んで加筆。シライユキを人間ではなく「膝枕」製品だと思い込んだ膝枕er多数。「シライユキが人間なのかどうか」早めに伝えることに。

2022.5.13 ひざの日の日付が変わる前に水野智苗さん

2022.5.14 鈴蘭さん

2022.5.15 あつこさん×しょこらさん 本編+アチャコラトーク

2022.5.27 まゆゆさん

2022.6.28 鈴蘭さん

2022.7.13 鈴蘭さん

2022.9.23 鈴蘭さん(「受信箱入り娘が見た膝枕」と二本立て)

2022.10.12 鈴蘭さん×やまねたけしさん

2022.10.27 鈴蘭さん

2022.11.21 鈴蘭さん

2023.1.4 鈴蘭さん

2023.8.4 鈴蘭さん


目に留めていただき、ありがとうございます。わたしが物書きでいられるのは、面白がってくださる方々のおかげです。