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ビデオ通話の始め方


ビデオ通話が急に普及し運用相談などもあり、用途別のツールと運用について書いてみます。この記事は今現在ビジネスでもパーソナルでもやったことがないという方向けで、気軽に始める方法を含んでいます。

オンライン飲み会が流行っている理由

私自身、今回のテーマであるビデオ通話は15年位前に積極利用していました。会社の拠点が複数あり、TV会議システムを使うのが標準文化だったからです。通常は遠隔会議で利用していましたが、印象に残っているのはシステムトラブル時の緊急対応で急遽土日に出社した時のことです。
2拠点間少人数同士で連携作業をしていたのですが、他の社員もいないことから1日中ずーっとTV会議をつなぎっぱなしにしていました。トラブル対応なので声を掛け合ってスピーディーに対応するためのつなぎっぱなしでしたが、合間にぐち言って慰めあってみたいなこともして、皆でトラブルを乗り切った事は貴重な体験でした。

今、オンライン飲み会が流行っている理由が良くわかります。
ビデオ通話は体験すると画と音のスピードと質が良ければ良いほどその感覚にびっくりします。テレビやYoutubeと全く異なります。何百キロも離れた空間がそこにあるように感じられ、遠くにいる人が傍にいるような感覚に陥ります。

テレワークを検討せざるを得ない企業は、実務的な観点からのビデオ通話の利用をするわけですが、今不安解消が課題の個人利用においては、メンタルの観点からビデオ通話を有効活用したいものです。

オンライン運用が簡単なものから挙げていきます。

①ビデオチャット(1対1・少人数、数分~10分程度)

チャットや電話をするように、思い付いた時気軽にビデオ通話をするツールです。
・ビジネスユース(Slack、LINE WORKS、MicrosoftTeams、Workspace)
・パーソナルユース(LINE、FacebookMessenger)

テキストベースのトーク中にビデオ通話のボタンを押すとビデオ通話が開始できます。テキストトーク中に話した方が早いと思ったら、ビデオ通話に切り替えてササっと会話をすることができます。

テキストベースのメッセージアプリは、メールと同様に時空間を超えてコミュニケーションができます。相手への時間割込度が低く、タイミングをずらして返事をすることができます。最近のメッセージアプリはチャット(リアルタイム)もできるように設計されています。テキストのやり取りは運用次第で時間をずらしてもいいしリアルタイムでもいいのです。
ですがビデオ通話ボタンを押した瞬間にリアルタイムコミュニケーションに切り替わります。メッセージを送りながら、レスポンスのタイミングや内容から空気を読んでうまくビデオ通話に切り替えるという気遣いのようなものが必要です。

②ビデオ会議(1対1・多対多の双方向、30分以上)

ビデオ会議をメインにしたツールです。(Skype、Zoom)
会議をオンライン化したものです。あらかじめ時間を決めてミーティングをすることが多いです。コンサル相談、メンタル相談、健康相談等1対1の相談業務にも利用します。

Skypeは双方にID取得&ログインが必要で、相手によっては会議予約時間開始直前にログインができないケースがあり、ここ数年相手に負担が少ないZoomが普及しています。いずれにしろ前準備が必要で、開催者は10分~30分前からスタンバイが必要です。

会議進行者は通常の会議進行に加え、タイムラグの問題・参加者へのツールの使い方フォローを意識しておきます。通信が不安定で会議にならない場合のバックアッププランも用意しておきたいです。


③ビデオライブ配信(1対多の1方向、30分以上)

ライブやセミナーに使うツールです。(Zoomウェビナーオプション、YoutubeLive、インスタ・Facebook・LINEにもLIVE機能あり)

Zoomは不特定多数の参加を意識したツールになります。参加者はなにかの会員になる必要がありません。事前に申込を募り、直前に参加者へイベントIDを送付します。画面共有機能(例えばパワポスライドを専用ウィンドウに表示する)がありセミナー運営に便利です。
YouTubeLive、各SNSのLive機能は、基本的にフォロアー(友だち)向けの配信ツールです。

ライブ型ツールの特徴は、参加者のカメラ・マイクが基本OFFになっているということです。ONにしてしまうとパフォーマンスや講義に集中できなくなってしまうからです。

実はこの件、ライブ・セミナー運用を進める上で重要な要素です。
今年のR-1グランプリで無観客開催が決定した時、無観客で有利な人不利な人が話題になりました。参加者の反応がわかりにくいライブ(セミナー)というのは、結構腕がいるのです。
もちろん、各ツールにはコメント機能やリアクション機能も用意されていますが、まだ発展途上にあると思います。

ツールを選ぶポイント

・相手に合わせること
メールはPOP3/SMTPというような規格があり、規格に対応しているツールを使っていれば相手がどんなツールを使っているか関知する必要がありませんでした。
ビデオ通話は相手と同じツールを使うのが一般的です。相手のレベルに合わせたツールを使います。

ITスキルという観点では、例えばID/PASSを忘れていることも含みSkypeにサクッとログインできない人は結構沢山おられます。
IT環境という観点では、今だに高速回線固定料金にしていない方の事も考慮せねばなりません。PC・スマホのスペックが良くなかったり、アプリやデータのメンテが悪くて、ビデオ通話どころではないケースも散見されます。

・シェアが高いツールにすること
ITツール全般に言えますが、特にコミュニケーションツールは相手があることなので、相手が使っている可能性が少しでも高いツールを使う方がスムーズです。
また、シェアが高いということは不具合改修も落ち着いている可能性が高いです。※最近のZoom脆弱性騒動は急激にシェアが拡大し、あれこれ言う人も急に出てきたということでもあります。

少しずつ背伸びもしてみること
ビデオ通話をしたことがない方(会社)がいきなり②③でサービスを提供する側になるのは無謀です。しかし、時折新しいものを試しておかないと徐々に自分(自社)だけ立ち遅れてしまいます。ITスキルは見えにくいため遅れていることに気付かないのです。自発的に少しずつ試しておいた方がよいと思います。

オンライン飲み会は何がいいか

相手・そのコミュニティのITリテラシーを考慮し、なるべく今あるアプリ・今ある設定内で試すことをおススメします。
既にLINEグループを作っている仲間同士であれば、わざわざ新しいアプリを使わずともLINEトーク内でやるのがいいでしょう。
不特定多数での集まりならば、TwitterやPeatixで仲間を募集し、Zoomのような会議系ツールを使うのがいいでしょう。

最後に

①のビデオチャットをもっと沢山の人が気軽に使ったら②③の普及も進むと思いますし、ツールの有効利用も進むと思います。
トーク中、ビデオ通話ボタンをポチっと押すだけですぐビデオ通話というものが体験でき、良さがわかります。2~3分話せばいいことをわざわざZoomで会議予約する必要はなくツールの使い分け(有効利用)も進みます。
一方、企業で社内インフラとしてビジネスチャットを導入していないケースも多いです。まずプライベート利用でビデオ通話を体験する人が増えることを願っています。

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システム企画を生業としています。

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小規模事業者向けITシステム企画
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  • 13本

システムのコモディティ化により、小規模事業者でもローコストで効率的な事業運営が可能になってきています。 一方、専門用語が多く、どのようなものがあるのか・自分にはなにが有効なのかという事を見極めていくにはハードルが高いというのも事実です。 小規模事業者向けのITシステム・IT企画の仕方についてできるだけわかりやすくご紹介していきたいと思います。

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