円高・円安とは？2

前記事では円高と円安について説明しました。

この記事では、クイズ形式で円高と円安の知識について深めていこうと思います。

前回、円高ドル安と円安ドル高について解説しました。
では、以下の状態は円高でしょうか？円安でしょうか？

例：1ドル100円から…1ドル110円になった

これは円高になったのでしょうか？円安になったのでしょうか？

答えは、円安になったです。

上記例では、最初は1ドル100円でした。
これは、1ドルの価値は100円ということです。

この1ドルをアイスに置き換えてみましょう。
昨日までは100円出せば買えたアイスが、今日は110円出さなくては買えない。

つまり、（相対的に）円の価値が下がり、アイス（ドル）の価値が上がったということです。

では、この場合はどうでしょうか？

例：1ドル100円から…1ドル90円になった

これはすぐにわかると思います。
100円のアイス（ドル）だったのが、90円で買えます。
なので、答えは円高ドル安ですね。

「ええっと…ドルが○○円だから…」
こんな風に考えるのが難しい人は、円の数字が大きくなったったら円安、小さくなったら円高と覚えましょう。
そうすると、グッと楽だと思いませんか？

ここで紹介したドル円は一例にすぎません。
世界にはいろんな通貨があります。
例えば以下の通り。

ポンド/円　　GBP/JPY
豪ドル/円　　USD/JPY
ユーロ/円　　EUR/JPY
リラ/円　　　TRY/JPY
ペソ/円　　　MXN/JPY
etc…

それぞれの通貨ペア（二つの異なる通貨の組み合わせ）で、円高・円安が発生します。

ですが、だいたいの場合、話題になっているのはドル/円です。

ニュースで「円安（円高）が～」と報道しているときは、
「ドルの価値に対して、円の価値が高く（低く）なってるんだな～」
と思ってください。