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共感資本社会を生きる(新井 和宏、高橋 博之)を読んで、共感しかないと思った話

来週参加予定のオンラインイベントの課題図書を読んでみました。

もうなんというかですね、タイトルそのまんまですけど、個人的には共感しかないです。


もちろんGDPというモノサシを否定するわけではないです。ファクトフルネスにも書かれていたように、このGDPドリブンでしゃかりきに頑張ることで、世界の貧困状況は劇的に改善しました。日本も戦後の焼け野原から大復興することができました。


が、今は社会の豊かさについてGDPでは測れない部分が多くなってきているのは、かなり実感できるところです。ひたすら数値目標に終われて擦り切れている人もよく見かけますし。私も前職時代はそうでしたし。


で、この共感資本社会。「端的にどういう世界か」と説明するのは私がまだ消化しきれていない部分もあって難しいのですが、1つの側面としては「人とのつながりを大切にする生き方」が挙げられ、キーワードとして「地方」「自然」といったものが出てきます。


それはGDP的世界観にどっぷり浸かった人からは「牧歌的だ」と言われる世界であり、私もむっちゃ理想だけど今の世界からどうやってはしごをかけていけばいいか、具体的なHOWは遠すぎてまだ見えてません。


ただ、かつてはGDP的世界観といいますか、金融資本主義にどっぷり浸かっていた新井さんが提唱している世界観だからこそ、実現可能なのでは?という期待感があります。


そしてこの世界を目指すための私自身の役割はなんだろう?と思考を巡らしてみると、なんとなくおぼろげながら見えてくるものもあり。


そんな感じで抽象度の高い期待感が持てたこちらの本でございますが、来週のイベントが楽しみです。

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