ゼロ距離喫煙所

くだらぬ記事が書きたくなった。そういえば素敵な場所があった。どうせ誰も見ないと一人は見るだろうの狭間。1PVもつかないのはさすがに寂しい、けれどあまり見られても仕方がない。何事もバランスが大事なのよ。って最近教えてもらった。

新卒研修にお呼ばれした。zoomでリモート会議。君達知ってるか?就業規則のどこを見ても業務中にタバコを吸うなとは書いていない。俺はタバコを吸う、君たちも吸いたければ吸うといい。

OK、つかみは完璧だ。いい先輩を演じるには十分すぎるエピソードだ。すかさず、フォローを入れておく。こういうことは日報には書いちゃいけないんだよ?君たちももう大人だからね。

根回しも完璧だ。そこで新卒の一人が言った。録画されていますよ。と。

ほれみたことか。確認もせずにタバコなんぞ吸うからこんなことになる。あーやだね、やだね、なんでもかんでも証跡なんて。息苦しいの上があるなら教えてほしい。あっ、窒息か。僕の喫煙映像だけ黒塗りしてほしいと人事の方にお願いしておいた。ぬかりない。

その後の質問は矢継ぎ早に届き、疲れていた夕刻にはちょうどよいエクササイズだった。

結局僕は2時間で10本ものタバコを燻らせ、新卒の方々は1本も吸わなかった。彼らに足りないものがあるとすれば僕への共感力なのだろう。これはどうでもいい。一方、僕に足りないものは倫理。これはおそらく一生治らない。かわいそうなやつめ。来世で頑張れよ。

偉い人の前でタバコが吸いたくなったらビデオをオフにね。若いエキスを吸ってやったぜ、へっへっへ。