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プライム市場の企業から40人のスタートアップに転職した話

自己紹介

こんにちは。Acompanyでマーケティングをしている竹田昌広(たけだまさひろ)と申します。
2児のパパで、休日はバスケをしたりNBAを観戦したりしています。
好きな選手はNBAだとカイリー・アービング、スラムダンクだと宮城リョータです。お察しの通りポジションはPGです。

大阪出身で、今は愛知県に住んでいるんですが、ボケを放っても誰もツッコんでくれなくて息苦しいです。
本来はツッコミ側の人間なのですが、誰もボケてくれないので仕方なく自分がボケに回ったりしています。
もっとみんなボケてほしいです。


さて、2022年10月にエイチームを抜けて、Acompanyの一員になりました。
まあよくある話ですが、上場企業からスタートアップに転職したということで、何を思ってそういう選択をしたのか書きたいと思います。

Acompanyとの出会い

劇的な出会いがあったわけではなく、転職媒体で連絡を頂いて、今の上司である佐藤さんとお話しました。

正直最初にお話をしたとき、何をしている会社か半分も理解できませんでした笑

「秘密計算?なんじゃそりゃ。誰が買うんだ?」

その後自分でも少しずつ調べ「これは今後のデータ活用において、イノベーションを起こす事業になるのでは?」と興味を持ち始めました。

当時データサイエンスやAIといったキーワードでのセミナーや事例が増えて飽和気味だなと感じており、私もそういった仕事をしていたこともありました。
BtoCマーケティングの領域でデータを活用して、どんどん顧客体験をパーソナライズさせていくよう努力してたんですが、やっているのは統計分析なので扱うのは過去のデータ、つまりユーザーが一定のサービス利用があることが前提なんですよね。
でもマーケティングにおいて最もコストがかかるのは”サービスを使い始めてもらう”ところと”次にもう一回使ってもらう”ところです。
そこを超えると割と使い続けてくれるっていう分布が、多くのサービスによくあることだと思います。
なのでアプリとかって最初にアンケート取るものが多いんですけど、「アンケートに答えたい」と思ってアプリをインストールする人はいないので、顧客体験をどうしても阻害してしまいます。
当時の上司とよく「他社サービスの利用履歴をぶら下げてうちのサイトに訪問してくれんかな」などと冗談交じりに話していました。

もちろんそこで課題となるのはプライバシーです。
他社が保有する個人データを利用したい、と言ってるわけですからね。
パーソナライズとプライバシーはどうしてもトレードオフの関係性になりがちです。
自社内で保有している個人データを扱うときも、同様にプライバシーの問題が絡んできます。
このあたりは以下の記事でわかりやすくまとめてくれています。

それらの問題を解消する可能性が、秘密計算をはじめとしたプライバシーテックにはあると感じました。
市場がまだまだ黎明期というのも相まって、非常にワクワクしたことを覚えています。

エイチームでのキャリア

少し話を変えて、私のこれまでのキャリアのことを書かせてください。
新卒でエイチームという会社に入りました。
比較サイトを中心としたWEBサービスや、ゲームアプリを手掛ける会社です。
採用市場では”ベンチャー”を謳ってはいましたが、プライム市場(当時東証一部)で、私が抜ける頃には従業員は1,000人を超えていたので、財務状況や労働環境などはかなりしっかりしたものでした。

私は主にWEBサービスの領域に携わっていて、飽き性なこともあり、部署異動が多い方だったと思います。
経営企画、WEBプロモーション、また経営企画と職種もいったりきたり。
最後はSalesforceの導入プロジェクトでGUIの範囲ではありますが、インテグレーションもしていました。

整った環境の中でいろいろなチャレンジをさせて頂き、多くの方にお世話になりました。エイチームの皆様にはとても感謝しています。
一方で、スキルの幅が広い反面、専門性は乏しいものでした。
また、あのままいくとSalesforceコンサルのようなキャリアになりそうで「ちょっとやりたかったことと違うな」と違和感を抱えていました。
社内で人脈も広がってきたこともあり居心地が良く、自分が少し怠惰になってきていることにも危機感を覚えていました。
私は本来サボり症なので、努力せざるを得ない環境に身を置く必要があります。

そんなことを考えていたところに、Acompanyと出会ったのです。

入社した決め手

後付でいろいろ理由を挙げることはできますが、大きく影響したのは2つです。
1つ目は事業領域の独自性です。
前述の通り、プライバシーテックを取り扱う企業は少なく、かつその技術は非常に高いポテンシャルを秘めていると感じました。

2つ目は価値観です。
これは面接でお会いした方々との会話から感じたことの集合であり、言語化が難しいのでひとつエピソードを挙げることにします。

Acompanyが大事にしている考え方のひとつに”会社が人を選ぶのではなく、人が会社を選ぶ”というものがあります。
解説は不要ですね。そのまんまです。
このポリシーを聞いたのは初回面談のときなのですが、私の中にスッと入ってきたのを覚えています。

当時いくつかの会社の面接を受けていたのですが、けっこうな確率で「何ができる?」の後に「うちでどう活かすことができる?」と質問をしてくる会社(面接官)がありました。

「はい、貴社の〇〇において、私の☓☓はうんぬんかんぬん、、」

と答えつつも、内心は

「売り手市場の時代に何言うてんねん」
「そんなんわかるか!まず今の会社の状況と、俺の想定ポジションを説明せい!」

ともやもやしていました。(改めて見るとめちゃ失礼ですね)

”会社が人を選ぶのではなく、人が会社を選ぶ”
この言葉を聞いたとき、Acompanyには社内外を問わず、お互いをリスペクトできるカルチャーが備わっているのでは?と感じました。
あとはもうそこからスルスルと、Acompanyに惹かれ始めました。

入社してみてわかったこと

まだ入社して4ヶ月そこそこですが、概ね予想通りでした笑

  • やはりプライバシーテックは大きな可能性を秘めており

  • やはり黎明期ならではのカオスがあり

  • やはりお互いをリスペクトできるカルチャーがある

そんな環境です。
意外だったのは、法律(個人情報保護法)への理解がかなり深いことと、少々変人が多いことくらいでしょうか。

事業の性質上、かなり個人情報保護法と密接に関わってくるので、そこに詳しくないと営業も開発もできません。
Acompanyは技術の会社だと思っていたので、非常に驚きました。
私も必死に勉強中です。

変人が多い理由は、、わかりません。
これから解き明かしていきたいと思います。
”類は友を呼ぶ”という言葉もありますし、おそらく採用の責任者や担当者がそうなのでは?と思っています笑

(両点とも私にとってはポジティブ要素です)

Acompanyについて

Acompanyは「2035年までに世界No.1の偉大なプライバシーテックカンパニーになる」という大きな目標を掲げ、急成長中です!
2022年12月には総額6.4億円の資金調達を実施し、主に採用強化に使っていく予定です。
もしAcompanyやプライバシーテックにご興味がある方は、以下のページから”カジュアル雑談”のリクエストお待ちしております!



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