ダウンロード

Jリーグ観客動員数予測~横浜Fマリノス編~

初めまして!!都内の大学でAIの勉強している3年のmasaです!

今回は、講義で習ったことを使いながら昨季のJリーグにおける横浜Fマリノス観客動員数から来年の観客動員数の予測を予測していこうと思います!!

Jリーグのスタジアムの観客動員数について

​他の欧州主要リーグと比較すると、

2019年度 Jリーグ平均入場者数 20,751人

2019年度 ブンデスリーグ平均入場者数 43,467人

2019年度 プレミアリーグ平均入場者数 38,188人

2019年度 ラ・リーガ平均入場者数 27,112人

上記のように、差のひらきがあり、収容率も50%を上回るクラブが半分しかいない現状であることがわかりました。

半分を上回らないクラブの特徴としては、収容人数が多く、平均観客数が少ないクラブ(30,000人を上回るクラブ)が特に多い。

クラブの経営方針にもよりますが、スタジアムの収容人数に対して観客数があきらかに少ないことは明確で、資源を利用しきれてなく、収益を得る機会を損失していると思います。

そこで、収容人数が多いクラブの観客動員数を増やすことでJリーグの平均観客数の増加につながると思います。

上記から、勝ち点が多いチームは観客動員数増加に関係しているのか?

という疑問にぶつかったのでその検証をしていきます。

検証対象として、2019-2020年における横浜Fマリノスを選びました。

理由としまして、

①最終節の収容率が100%に近い数字であったこと

②優勝をしたこと

以上の2点になります。

実際に、Pythonを用いて検証をしていきます。

図1

こちらが、時系列ごとに勝ち点の推移をまとめた結果になります。

最後の2ヶ月で優勝争いが激化したことがわかります。

①昨季のデータからみたホームゲーム観客動員数

図2

2019年 横浜Fマリノス ホームゲーム観客動員数

(20,000人以下はニッパツスタジアム)

ホームゲームにおいて勝ち点を重ね、優勝争いをしている時の収容率が100%に近くなることがわかりました。

②年別にみた平均観客動員数

図3

年別 横浜Fマリノス ホームゲーム平均観客動員数

優勝または2位であった年が2000、2002、2003、2004、2013、2019年になります。

優勝または2位であった年の翌年はホームゲームの平均観客動員数が増加することがわかりました。

①、②から、

図4

図5

相関分析の結果から、若干の負の相関があることがわかりました。

つまり、

・時系列ごとにみると勝ち点を重ねるごとに観客数増加傾向にある(キャパに対しての観客数が上がる)

・FC東京が継続して1位であったため、優勝を決める試合は日産スタジアム(キャパが約7万人)がほぼ満席であった

・優勝する年ももちろん増加するが翌年が増加傾向にある

・2020年は横浜Fマリノスの観客数増加が期待できる

以上の4つがいえます。

最後に

簡単ではありましたが、自分で手を動かして興味のある分野の分析をしてみました!

次回は実際のデータから観客増加に有効な変数の選択その精度評価に取り組んでいこうと思います。

コメントやアドバイス等ございましたら是非お願いいたします🙇


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?