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【19/20プレミアリーグ第20節】バーンリーVSマンチェスター・ユナイテッド マッチレビュー

こんにちはMasaユナイテッドです。いよいよプレミアリーグも前半が終了。第20節はバーンリーと対戦です。古豪ですが、1910年にアストン・ヴィラカラーのユニフォームに変更し、1914年にはFAカップ優勝、1921年にはフットボールリーグ優勝を果たしています。2019年ラストマッチ。どんな戦いになったのか?ではいってみましょう!

前節のレビューはこちら

👿ラインナップ

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前節ニューキャッスル戦で膝の靭帯を痛めたマクトミネイは2ヶ月ほど離脱する。代わって中盤に入ったのはマティッチ。9/22のウェストハム戦以来のリーグ戦出場となる。前節は休んだジェームズがスタメン復帰。両SBにはヤングと18歳ウィリアムズが入る。ポグバはベンチにも入らず。怪我明けで中1日ということもあり、コンディションに不安があった為ということだ。対するホーム、バーンリー。ほぼスタメン固定で、怪我人も少ない。前節はFWにロドリゲスを起用していたが、今節はバーンズがスタメン復帰バーズリーとマクニール、ブレイディ、ドリンクウォーターはユナイテッドユース出身。

【Substitutes】
バーンリー:ハート ロング ロートン  ドリンクウォーター ブレイディ ロドリゲス  グズムンドソン
ユナイテッド:ロメロ ショー ジョーンズ リンガード   マタ ワン=ビサカ グリーンウッド

👿前半~ビルドアップの工夫~

中1日の過密日程を戦うプレミアリーグ。ある程度のローテーションをしながら、それでも油断すると一気に順位を落としかねない年末年始の試合。モチベーションとフィジカルコンディションの調整が難しい一戦となる。4-2-3-1のユナイテッドと、オールド・イングリッシュ・スタイルの4-4-2のバーンリー。プレスの掛け方はそのフォーメーションの違いのままが出ていた。

ユナイテッドのビルドアップに対してバーンリーは、マグワイア、リンデロフの2CBにウッド、バーンズの2トップをはめ込むスタイル。中盤は両SHのマクニールとヘンドリックはナローに絞ったポジションでセット。ボールが出たSBに対して襲い掛かるプレスの掛け方だった。ただ基本的にはゾーンでの対応なので、自分のテリトリーに入ってきた選手にアプローチに行く形。コークとウェストウッドのCHはフレッジとマティッチに対して出ていく場面でもどちらか1枚は後ろに残ってライン間のペレイラや降りてくるマルシャルを見れるようにリスクヘッジする。中盤4枚が揃って上下に動き、バックラインもそれに合わせて動いていたので、良く訓練されていることはうかがえたバーンリーの非保持時の対応だった。

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バーンリーの保持時は超シンプル。前線へのロングボール1択。特にバーンズのいる左サイドの深い位置にほとんどのロングボールを入れていた。ゴールキックの場面でも全体を左サイドに圧縮。セカンドボールを拾い攻め込みたい意図が見られた。ロングボールで陣地回復を狙ういわゆるキック&ラッシュ戦術だが、もともとはラグビークラブだったバーンリーらしい戦い方と言える。バーンズとマッチアップするのがリンデロフだったのが不安要素ではあったが、よく対応できていた。

ユナイテッドは、バーンリーのビルドアップに対して、マルシャルがCB間に構えて、ボールを持った方へ前からプレス。マルシャルの所だけが数的に2対1だがその他は噛み合っているので、前からプレスを掛けやすかったのがユナイテッドの方。ただ、バーンリーはプレースタイルとビルドアップでのロストのリスクを嫌っていることもあり、ほぼロングボールで逃げていたので、ユナイテッドのプレスが威力を発揮する場面は余りなかったが...。

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ユナイテッドのビルドアップは、先述したようにバーンリーのはめ込みにより、難しくなる可能性もあったが、久々の出場となったマティッチが左のCBに落ちてビルドアップの出口になるスタイルを実施。そのマティッチに右SHのヘンドリックがプレスに行けば、当然ウィリアムズがフリーとなる。さらにラッシュフォードも大外ではなく、1レーン内側に入ることで、ウィリアムズが上がりやすい状況を作る。22分のマティッチからラッシュフォードへ楔を入れてダイレクトでウィリアムズに預けたシーンが典型的だったが、特に前半はこの形が効果的で、ユナイテッドは再三左サイドから攻撃を仕掛ける。

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ペレイラとマルシャルもライン間に良く顔を出し、楔のパスを引き出して、ワンタッチでサイドに叩いて前進する場面も度々見られた。ビルドアップで苦労することの多かったユナイテッドだが、この楔をダイレクトでサイドに叩く形が定着しつつある。この辺りは進歩を感じるところ。ゴール前では、マルシャル、ラッシュフォード、ペレイラがダイレクトのワンツーを使ってチャンスになりそうなシーンも見れらた。

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19分にはカウンターからラッシュフォードのシュート。34分にはマグワイアの上がりからウィリアムズがクロス。ジェームズが折り返してマルシャルが決定機を迎えるが決められず。バーンリーのゴール前のコンパクトな守備組織をこじ開けるのに苦労するユナイテッド。膠着状態の試合が動いたのは、バーンリーのミスからだった。前半終了間際の43分、左SBのテイラーにボールが出た所でペレイラがプレス。ボールを奪ったマルシャルへ絶妙のパスマルシャルが冷静に決めて先制に成功する。0対1で前半を折り返す。

【前半スタッツ 左バーンリー/右ユナイテッド】(SofaScore参考)

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👿後半~巧みなゲームコントロール~

同点に追いつきたいバーンリーは後半も基本的にはロングボール狙い。キックオフ時には、大半が左サイドに寄って前へ出ていく。前半より球際が激しくなる両チーム。50分にはプレスを掻い潜ったフレッジからジェームズに繋いでクロス。マルシャルがネットを揺らすがこれはファールの判定でノーゴール

後半に入ってバーンリーには少し変化が見られる。両SHのヘンドリックとマクニールがインナーレーンに絞る事が多くなる。特に右のヘンドリックはトップ下のポジションにまで侵入する事も。その空けた大外をSBが上がる形を作る。50分過ぎからは、ヘンドリックとマクニールの絞る動きと、ポジションチェンジでボールを繋いでユナイテッドを押し込む。両SBのクロスが増えていくバーンリー。前半は6本だったクロスは後半18本と増加する。

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ユナイテッドは遅攻と速攻を使い分ける。基本的には攻め急がないが、ここぞという時には速攻を仕掛ける。バーンリーの中盤4枚が揃って前からプレスを仕掛けてくることが多くなるので、ダックラインとの間は少し空き気味になる。ペレイラ、マルシャル、ジェームズがそこを使う形が出来ると、一気にゴール前まで侵入してチャンスになっていた。

59分にバーンリーはヘンドリックを下げて、ジェイ・ロドリゲスを入れる。中に絞っていたヘンドリックがいなくなり、ロドリゲスは右ワイドに位置取ることで、中盤4枚のフラットが復活。さらに69分にはバーンズを下げてグズムンドソンを投入。ロドリゲスをトップに変更する。70分にはFKの流れからバーズリーにキーパー強襲のミドルを打たれるがデ・ヘアがはじく。

73分ペレイラを下げて、リンガードを入れたユナイテッド。バーンリーは前プレを強める。特にロドリゲスのチェイスは効いていた。前への圧に押されて下がるユナイテッドだが、カウンター狙いにシフト。ウィリアムズが一気に持ち上がるシーンや、83分にはジェームズがドリブルで持ちあがって、マルシャルにスルーパスを送ってカウンターを打つ。マルシャルはシュートできなかったがその鋭さは流石のユナイテッド。

87分にバーンリーはブレイディを、ユナイテッドはマルシャルを下げてショーを入れてラッシュフォードをトップに変更する。膠着状態の試合が動いたのは終了間際の95分。ユナイテッドのカウンターでジェームズからラッシュフォードへラッシュフォードは冷静にキーパーを躱してネットを揺らした。そのままタイムアップ。0対2でユナイテッドが勝利した。

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【Substitution】
59分 バーンリー ヘンドリック⇔ロドリゲス
68分 バーンリー バーンズ⇔グズムンドソン 
73分 ユナイテッド ペレイラ⇔リンガード
86分 バーンリー コーク⇔ブレイディ
89分 ユナイテッド マルシャル⇔ショー

【後半スタッツ 左バーンリー/右ユナイテッド】(SofaScore参考)

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👿まとめ~2019年有終の美~

2019年ラストゲームを勝利で締めくくったユナイテッド。ワトフォード戦の敗戦からニューキャッスル戦、バーンリー戦と良く修正できたことは評価できる。久々のクリーンシートは今シーズン3回目。マグワイア、ワン=ビサカの加入で守備は固くなった印象だが、クリーンシートわずかに3回は少ないか。

試合は前半は素晴らしい出来だった。ビルドアップを工夫した事で左サイド(特にウィリアムズ)の攻撃が活性化。チーム全体を押し上げる原動力になった。マティッチの動きは決めていたものなのか、マティッチ自身の気転だったのかはわからないが、ゲームのポイントとなった。前半終了間際の1点から、後半はバーンリーにペースを握られたが良く耐えて守備し、最後にダメ押しの追加点を奪う試合展開だったが、内容以上に安心感もあった。バーンリーの出方に合わせて遅攻と速攻を使い分けが出来ており、試合のペースは譲っても、コントロールしていたのはユナイテッドといった印象だった。

この結果5位に浮上したユナイテッド。これで今シーズン全チームと1度対戦した事になる。ニューキャッスルとはホームとアウェイで両方対戦したが、これから後半戦へと突入する。まずは年明け、アルテタ新監督を迎えたアーセナルとアウェイで戦う。就任以来まだ勝利がないアルテタ監督だが、ペップの下で長年コーチとして働いた経験は伊達ではないだろう。この勢いのままユナイテッドはガナ戦に臨みたい。

【ゴール期待値「xG」】(understat.com参照)

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【ポジショナル・レポート 左バーンリー/右ユナイテッド】

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【トータルスタッツ】(プレミア公式参照)

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👿選手評価

プレミア公式のMOMはウィリアムズ。18歳とは思えない堂々としたプレー振り。前半は攻撃で、後半は守備でしっかりチームに貢献。上がるタイミングも良く、ラッシュフォードと共に左サイドを支配した。

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ペレイラは先制点の起点となるプレッシングとパスが素晴らしかったが、ホールで受ける動き、受けた後の展開のパスも精度が高かった。交代で入ったリンガードがほとんど同じ役割をこなせなかった事も、ペレイラの好調を物語っていた。チャンスクリエイトは最多の4回アタッキングサードのパス成功数も最多の17回を記録。

マグワイアとリンデロフのCBコンビも素晴らしいパフォーマンスだった。ウッドとバーンズというフィジカルバトルが大好物の2人とずっとやり合い、抑えることに成功。クリーンシートに貢献した。

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プレミアリーグ第21節 1月2日(木)エミレーツ・スタジアムでのアーセナル戦 5:00キックオフ。カモン!ユナイテッド!!

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2000-2001シーズンからマンチェスターユナイテッドを応援しています。マンチェスターユナイテッドのコラムやマッチレポート、移籍情報などを中心に書いていこうと思っています。幾分素人ですので、私的偏見に満ちた内容になる時もあるかもしれませんが、読んでいただけるとうれしいです!
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