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『近代化は私たちの心に何をもたらしたのか 〜感情のダークサイドに落ちないための哲学〜』に行ってきました。


昨日、ご紹介いただいてイベントに行ってきました。LiberalArts Labさんプロデュースのイベント「近代化は私たちの心に何をもたらしたのか 〜感情のダークサイドに落ちないための哲学〜」。

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写真右から哲学者の谷川憙浩(@mircea_morning)さんと、インディペンデントリサーチャーの三浦祥敬(@shokei_612)さんのお二方が登壇。

ちなみに谷川さんのブログ、めちゃおもろい。

昨日の内容を、自分なりに簡単に説明するとSNSで起きがちなネガティブな事象とそこにまつわる人々のネガティブんい陥ってしまう心理状態みたいなものの分析。そして、そういった事象に飲み込まれることなく、生きることの総論みたいな話でした。

もちろんSNSをはじめとした、世の中全体、人間の本質みたいなものを学ぶ会。宗教・哲学はここ数年、ビジネス界でもホットなトピックなので面白かったです。

「人間は単純化に向かう生き物だ」という話があってその通りだと思いつつ、でも同時に単純化を恐れる生き物だとも思いました。

帰り道に考えたのは、個人的には世界はすでにある程度単純化しているのではないかということ。思ったよりも早く一般企業をはじめとして、世界中でオートメーション・自動化・平均化が進んでいるようにも思っています。

「意外とみんなヒマ」だからSNS見たり、労務についてあれこれ言ってるんじゃないかな。

ヒマとはドラッグみたいなもので、上手く付き合わないと中毒を起こす。ヒマの過ごし方が下手なんだと思うんですよね。ヒマになった世界でどのように過ごせばいいのかわからないってのがダークサイドに落ちていく始まりだと思う。

だからこそ、音楽聴いたり、本読んだり、映画見たり、歴史・宗教・哲学を勉強したりすることがとても大事なんじゃないかな。

いま、世界にある問題の深層には、確実に「自動化・テック化 VS 人」ってのがあると思います。人間は単純化に向かうくせに、単純すぎるとつまんなくなっちゃうんだよね。

まぁだからこそNETFLIXとかSpotifyとかエンタメサブスクで楽しむみたいなチャンネルもあるし。SNSから離れたほうが幸福度はあがるんじゃないかなと思っています。

人生の幸福度や基準の多くは貨幣経済に心が支配されている、それがいちばんの問題かな。うまいこと時間基軸で考える世界(時給という意味と真逆)にシフトできたらいいけどまだちょっと難しいですね。

ブルーカラーと言われる職業はいつでもそこの犠牲になり続けている印象。産業革命以降、システムの穴を埋めるように働くということが起きてるとも捉えられると思うけど、それが今機械からUberやAmazonなどになってきてると思います。

システムは変わるし終わる。それがきっとみんなわかってる。複雑な思考をバックグラウンドに持ってシンプルに考えるというのがこれからの世界には必要なのかもしれないなと。

あんまりまとまってませんが、そんな風に考えました。こういうことを考えるトリガーとして哲学が存在するなら、それはとっても意味があると思います。

ちなみにイベントの結論というか、谷川さんの考える対抗策と今年から弊社で掲げてる理念がほぼ同じで、シンパシーを一方的に感じました。まぁいまこれしかないよね。

終わってから、登壇されたお二方ともお話させていただき、楽しかったです。三浦の書籍も、ご本人から購入。これから読むけどとても興味深いテーマで楽しみ。また、感想もおいおい。

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