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ルーティンは「作業」ではなく「改善」のことかもしれない。

1週間くらい経つとルーティンの作業が簡単になってくる。慣れてくるから当然だ。最初はキツいかなと思うことも未来には自分が成長していることを含めて計画を立てればそれらは当然できるようになる。

そうなってくると空いた時間でまた新しいことができる。しかし、そこにまた改善を入れたくなってくる。現状、その作業のルーティンでも良いのに改善というルーティンを入れたくなってくる。

それをした瞬間にルーティンではなくなりお試し期間に入る。簡単な作業の繰り返しではなくなる。自分はどうしてもこれがやめれないらしい。

今日はルーティンで一番大事なのは改善かもしれないということに向き合って対話をしていきたいと思う。

見えないルーティンの成果

以前に演奏動画をインスタグラムに毎日投稿をしていた時期があった。最初は写真だけだったが動画を出した時だけなぜか回転数が上がるから次第に動画だけになっていった。

時たま写真を出すとやはり動画の方がまだレスポンスが良い。それから30秒〜1分の動画を細切れに投稿することを繰り返していた。

何ヶ月も機械的に続けていて、次第にそのレスポンスにも慣れてくる。ここが困りどころだった。最初は嬉しかったレスポンスもいつも同じくらいくるようになるとそれに慣れてしまう。

そこでもっと色んなことをしようと思うが現状より上がるのか下がるのかわからないため結局ルーティンを変えれず続けた。

次第にそこから新たなレスポンスが生まれることはなく微増な時期が続いた。そんなことを何ヶ月も一年近くやっているとだんだん思う。「そろそろやめた方が良いのではないか」。そんなことを思っていた。

ルーティンの成果が見えた

そんな時にインスタグラムをふと見ると通知が来ていた。「インスタグラムのピアニストのカテゴリに登録されました」。なんのことだかさっぱりわからず色々見ると、自分のインスタの動画がおすすめやピアニストのタグに表示されている。

その動画だけ回転数が伸びた。そこから他の動画も伸び始めた。やめようと思ったその時にこんなことが起こったもんだから、ルーティンをひたすらやるのは大事なんだな、と思った。

今考えるとあの時のルーティンがたまたま当時のインスタのアルゴリズムには良い評価を与えていただけのような気がする。

過去の成功体験にしがみつく

その後しばらくしてそういったところにも表示されなくなり、毎日の動画投稿をするのをやめた。そして最近また投稿を始めた。その時にやってしまうのはあの時の成功体験のまま、また細切れの動画をアップすること。

あれでプチ成果が出たことを忘れられずに、あれをしてしまう。いや、よく考えると僕はインスタを使うやり方はあれしか知らなかった。ルーティンで似たような動画を繰り返し投稿していただけだ。

おそらくそれがたまたま当時のインスタにピタッとあっただけだったかもしれないのに。

こんなふうにすると良い、など一切自分で感覚を鍛えなかった。だからインスタの投稿が全く見えてなかった。ルーティンをひたすらしてちょっとしたラッキーはあったのかもしれない。

しかし、一番大事なのは改善を繰り返し、肌感覚でこうすれば良い、という変化を試せることだったんだと気付いた。

それに気付いてからは今は動画の投稿を毎日はせずに写真など様々なものを試している。

そしてまた最近プチパズが起こった。TikTokだ。

改善を試す、試す、

TikTokではインスタの経験を活かしてまずは演奏動画を投稿始めた。しかし、フォロワー数がなかなか伸びない。ちなみに今は200人。ジャズの演奏でここまでいくのでも大変だった。

今は投稿したら一人二人増えてくれるのが嬉しいが、それまではびくともしなかった。回転数がゼロとかもあった。

そこで動画を色々試した。どうやら何をやっても回転は400回くらいが限界。そこでコンスタントに200回転くらい稼げるテキスト付きの演奏動画投稿にした。

僕が何かを投稿するときは自分がそのコンテンツを作って知識や勉強になるものをやっている。そういった意味ではまだSNSに本格的に運用はしていないが、時間を切り売りはいまはやめて自分にとってやりたいこと、ためになるかを前提に投稿している。

そこでテキスト付きの演奏解説になった。これなら自分のジャズのバックボーンになる知識が増えるし、やればやるほど良い。これをやっているなぜか200回転前後は安定してまわる。TikTokでは少ない方だが、僕という基準で言うと多い。

その中で色々改善を繰り返した。そうすると、ネガティブなキーワードが入ってると極端に回転数が減ってすることがわかった。日々判定は変わっていると思うが、そのときはそうだった。とはいえそれを避けても200回は変わらなかった。

流れてきた情報を試したら、本当に最高回転数になった。

TikTokを見ていたらTikTok側が推しているようなテーマを積極的に使うと判定が上がり拡散確率が上がるらしい。いつもはそういった情報を気にしないのだが、変化を求めてやってみた。

具体的にはそのときはエフェクトやスティッカーを押していたのでそれらを作っていつもの動画を作った。そしたら初の1万回超えをした。やっぱり!すげー!

https://vt.tiktok.com/ZS5YjfHQ/

と思ったけど、なぜか同時に推しとか関係ない動画も1万回を超えていた。つまり同時に二つ超えていた。結局要因は何かわからなかった。日々判定は変わっているだろうから再現することは難しいが、それによってフォロワーがようやく200人になったのは嬉しかった。1人をゲットするために何ヶ月も必要だった僕には200人のインパクトは大きい。

改善を繰り返すことで学ぶ

インスタグラムの方は今は全然成果出ておらず、投稿すると減ってしまう状況。逆に色々試しやすいので、明日も投稿は楽しみ。TikTokは次はあれを試してテストしてみようと思ったりもしている。二つとも状態は逆だが、結局改善を積極的に繰り返していってるからか、歩き方がなんとなく見えてる。

改善を繰り返すから、肌感覚であれが良いかも?なんてことが思いつくようになる。あってるか合ってないかは関係ない。試す人にならないとスタート地点に立たない。

自分の本当にやりたいことが大事。

こうやって見てみると、回転数やチャンネル数が上がっているとついついそれをやってしまいそうになる。しかしそれが完璧なアナライズと企画力で飽きさせないことができないとそのうち旬がずれてなぜ自分が増えないかわからなくなる。そしてSNSはやらなくなる。

そんなことより自分が世の中に見られたい様にやりたいことに熱中してひたすら楽しむ。それが良い。登録しやすくなくてもコアなそれを求める人はいる。

増えなくなった10万人20万人より微増する1500人を優先する。その中で少しずつ自分のポジション、キャラクターと実力をつけていく。世の中で成功している人は今見ると技術系の人は例外なく上手いので自分も鍛える。そのたまに明日も朝配信する笑。がんばれかねこ。

TikTokのフォロワー200人、インスタ1450人はSNSは現状失敗しているような気がするが、「明日もこれしとけば良いや」そう捉えるのは自分にとって大事な何かに失敗しているのかもしれない、そんなことを思った出来事でした。

「ただジャズが好きなだけ」な毎日ジャズピアニストの金子将昭。毎朝6:30〜コーヒーとジャズと演奏生配信。演奏動画にテキスト解説。みてるだけで音楽教養かも。かねこのジャズチャンネル。チャンネル登録よろしくね(✿︎´ ꒳ ` )↓

日々のつぶやきは、

毎日ジャズピアニストかねこ


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