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現場でどう対処する?創傷・外傷緊急手当マニュアル!!

こんにちは!

イクサポです!!

最近はコロナウイルスの話題がで持ちきりですね。
スポーツをやってる子たちにとっては本当に動きたくて仕方ないんじゃないかと思います!!

なかなか対応が難しいですね、、、。

Twitterで育成選手向けに自宅で出来るトレーニング動画を上げているので、是非見てください!!!


それでは今日の記事に移ります。

今回は現場でよく生じる創傷・外傷の緊急時の手当について書いていきます!!


指導者やセラピストの多くが悩むポイントとして、

『怪我の対処がわからない』『とりあえずRICEで』

何か怪我や病気が生じた時に対応するための手段がわからないのは致命的です。
選手の命を預かる役割が一番大きいのです。

そのために緊急時の手当については、しっかり確認しておきましょう!!

それではいきます!




創傷とは

一番多い怪我から見ていきましょう!

かすり傷や切り傷など『創傷』と呼ばれるものですが、
実は2つの意味を持っています。

創:開放性損傷で、皮膚の損傷があるもの
傷:非開放性損傷で、皮膚の損傷がないもの

このように分けることができます!


創傷の種類と手当のポイント

これらをより詳しく分けていくと以下のようになります。

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擦過創:いわゆる擦り傷で、皮膚表層が削り取られた創。摩擦などの外力によって皮多く組織欠損はない。治癒は速やかに行われる。
挫創:傷は鈍的で皮下組織にまで達するが組織欠損はないことが特徴。挫傷はいわゆる打撲である。
刺創:鋭利な刃物や釘,木片などで刺された創で,創口が小さいにも関わらず深部組織まで損傷が及んでいるのが特徴である。
切創:鋭利な刃物などで皮膚が分断状に損傷されたもの損傷は皮下組織に及ぶが組織欠損は伴わない

このように単に『創傷』に分けられても様々な種類があります。

これらの現場での対処としては、

『止血』

が重要となります。


2種類の止血法


直接止血法:出血している傷口をガーゼやハンカチなどで直接強く押さえて圧迫する。ビニール袋や手袋を使用すること。

間接止血法:きず口より心臓に近い動脈(止血点)を手や指で圧迫し止血する。直接圧迫止血を始めたら、間接圧迫止血は中止する。

この止血法で重要な点は、直接止血法実施する場合、感染予防も必ず行うのが大切です。
血液感染などは非常に重大な疾患になりうる可能性が高いため、リスク管理を忘れずに手袋の装着や傷口の洗浄などは徹底します。

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加えて、間接止血は傷口は直接圧迫はせず、止血点と呼ばれる心臓に近い動脈の流れをストップさせる方法なので、止血点をしっかり確認しておきましょう!

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鼻血の対処

また創傷の止血法ですが、一番よくある出血は鼻打撲による鼻血なのでそちらも一緒に覚えて置きましょう!!

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注意する点は、上を向かないようにすることです。
上を向いてしまうと血液は気管に入ってしまう可能性があるためです。

鼻血が出た時は、下を向いて、直接圧迫を行い、鼻の上部を冷やすのが効果的です!!


このように創傷の手当はあまり難しくはありませんが、あまりにも大きい傷などがあったら医者の判断を仰ぐのが正解です。

以下の場合は、基本的には病院にいくようにしましょう!

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外傷とは


次に外傷について見ていきます。

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