セラピストが考えるアウトプットの重要性とは?
私事ですが、先月は外部の方に対し2回発表をする機会をいただきました。
だから何だ!?と思われるでしょうが、そこで改めてアウトプットの重要さについて気づかされました。
今回は、何故アウトプットが重要なのか?アウトプットのポイントは何か?ということを中心に書いていきます。
アウトプットをするメリット
あなたはアウトプットってそんなに大事?って思っているかもしれませんね。
でもアウトプットをすることは普段の臨床においても役立ちますし、臨床においてもアウトプットする機会は多くあります。
例えば
・多職種とのカンファレンスやIC
・リハ部門でのミーティング
・患者さんへの症状説明
・学生や後輩指導
意外に多くないですか?
アウトプットをすることで、頭の中がクリアになり、何を伝えたいのかが明確になってきます。そうすることであなたの伝える力は無意識のうちに強化されていきます。
私も経験ありますが、新人の頃はカンファレンスなどでしどろもどろ話していたのが経験を積んできたことでスラスラと話せるようになっている。患者さんへの説明もスムーズになった。
思い返せば、あなたも普段の業務でこのような経験ないですか?
なぜアウトプットが重要なのか?
アウトプットすることは普段の臨床をする上でもメリットとなりますし、アウトプットの重要性についても当然聞いたことがあるでしょう。
臨床能力を上げるための勉強会参加や論文、書籍などを読み知識を増やしていくインプットはもちろん大切です。
しかしインプットばかりでアウトプットせずにいると、思考能力を低下させてしまう可能性があります。なぜならば膨大に蓄えた知識は頭の容積をほとんど奪うので、考えるために使う部分を縮小してしまうからです。
「入力を繰り返すよりも、出力を繰り返すほうが、脳回路への情報の定着が良い」との報告もあります。
もちろん、インプットがあまりにも少なければアウトプットすら出来ないので、ある程度のインプットは必要です。つまり、アウトプットはインプットの反復なのです。
さらにフィードバックをもらうことで、あなたがインプットした情報や知識が更に洗練されたものになるでしょう。
何度も何度もアウトプットすることで、記憶に定着させていきます。
インプットとアウトプットの黄金バランスは?
アウトプットの重要性は理解したけど、インプットとアウトプットの理想バランスはどれくらいでしょうか?
それは「インプット4:アウトプット6」が黄金比率だといわれています。
インプットとアウトプットをバランスよく組み合わせていきましょう。
当然はじめのうちは質よりも量を意識していくことが大事ですよ。
アウトプットのポイントは?
これは私が発表などをする際に大事にしているポイントです。
①伝えるポイントを絞る
ポイントを絞ることで自分がやるべきことが整理されます。
まずは広く浅くからやっていき、徐々に狭く深くしていきましょう。
②6~7割のことを伝える
なぜ6~7割なのか?
それは質問がきても対応できるようにするためです。
どういうことかというと、100%を伝えてしまうと質問がきたときに自分が対応できません。
6~7割の内容を伝え、残りの3~4割のために内容を取っておくことで、心にも余裕が生まれます。
③誰よりもテーマについて詳しくなる
先ほど6~7割のことを伝えると書きましたが、そうするためにはアウトプットする内容について誰よりも詳しくないといけません。
ただこれはベテランの先生やその道の第一人者よりもという訳ではなく(分かってると思いますが)、自分の中でで結構です。
しかし、いざアウトプットすると自分の知らなかったことや分からないということも出てくるでしょう。そんなときは知らない分からないと言える勇気も必要でしょう。
まとめ
アウトプットは意外に自分が一番勉強になります。
それはアウトプットする際に論理的に考えながら話したり書いたりしますし、アウトプットをするためのインプットを行っていくので記憶にも定着しやすくなります。
自分もまだまだですが、外部などでの発表やnoteなどを通じて場数を踏んでいきたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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