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【CIID Summer Schoolの学び】文化や言語の違いによって生まれたアイデアの種🇩🇰

先月、CIIDというコペンハーゲンにあるインタラクションデザインの研究機構が開催するサマースクールに参加してきました。海外のスクールに参加する経験は今回が初めてであり、言語的に苦労した面も多いものの、それ以上に自分にとって学びの多い体験ができました。

CIIDのサマースクールを受講した理由

昨年、CIIDのサマースクールに参加した方々の話をイベントで聞いたり、noteで読んだりしていて純粋に興味を持ったというのが率直な理由です。元々海外で働くことに興味があり、英語を使ったワークショップをどれだけできるのか?という腕試し的な意味で参加した側面もあります。

(実際、去年の10月から半年近く英語に力を入れたおかげで成果発表の時にそれなりに笑いも取れたので、英語の話については別途記事に書こうと思います笑)

Service Design Courseを選択した理由

CIIDのSummer Schoolで受講できるコースは沢山ありますが、僕はService Designのコースを選択しました。実は去年、CIIDに留学した経験のある木浦さんがコペンハーゲン式のデザイン思考のワークショップを開催し、僕もそのワークに参加していました。

どうせなら他のコースを取った方が面白いかなとも思ったものの、将来的に「サービスデザイン」を実践していきたいという思いと、全く未知の領域の中で英語のワークショップをすることに不安があり、Service Design Courseを選択しました。結果的にこの選択をして良かったと思ってます。

バックグラウンドの違いから生じる意見のズレに苦戦

今回のワークショップで言語以上に苦労したのがお互いのバックグラウンドの違いから生じる意見のズレです。

僕たちのチームは、僕(デザイナー)・エンジニア・教師・デパートのマネージャーで、出身は日本・ドイツ・デンマーク・ロシアといったバックグラウンドの全く違う4人が集まっていました。

ワークショップ中、英語は聞き取れても何でその発言をしているのかお互いに全く理解できないという状況が何度も発生しました。これは相当苦痛で、初日にメンバー2人の意見が全く合わなすぎて、2日目以降にドイツ人エンジニアが来なくなるという事態も発生するほどでした。

最初は僕の語学力の問題かな?って思っていましたが、他のメンバー同士も "I could't get your point" "What do you mean?"を繰り返して発言していたので、どうやら言語力だけの問題じゃなさそうでした。

書いて、描いて、伝える。

何度も議論が硬直していたので、講師が僕たちの所に近づき、「とにかく考えていることを付箋に書いて共有するんだ!言葉だけではなく、イラストを使って視覚化するのも有効だよ!」というアドバイスをかけてくれました。

実際に考えていることをそれぞれ書き出して、その書いた物を見ながら自分たちの意見を共有することで、それってどういうこと?って議論がよりしやすくなっていきました。また、母国語が全員違うメンバーが集まったので、イラストを使った共有はかなり有効でした。

アイデアを書き出して共有することは、他人のアイデアからインスピレーションを受けるという目的がありつつも、そもそも論として、「アイデアを書いて伝えないとバックグラウンドが違う場合、全く議論にならない」と思いました。

講師のアドバイスでアイデアがまとまるようになったものの、1、2日目のワーク中は常にストレスがかかっており、ワークが辛い状況は変わりませんでした。

バックグラウンドの違いは偉大なアイデアの種になる

しかし、"この意識のズレ、文化の違いがリサーチ結果からインサイトを分析するフェーズやアイデアを発散させるフェーズでアイデアを飛躍させる重要なキーになっている" ことに気づきました。

つまり、お互い前提条件が全く理解できないため、出てくるアイデアも常に想定外のアイデアがでてきます。実際、僕のチームはエンジニアが消え、IT系で働くのが僕だけになったこともあり、アイデア出しでアプリの画面を考えたのは僕だけでした。

お互い全く理解できないアイデアを出しながらも、背景の説明を繰り返しブラッシュアップさせていくことで、ワクワクするアイデアがどんどん生まれていきました。

正直、CIIDにいく前の僕にとって、デザイン思考の印象は、付箋を貼ってアイデア出しして楽しそうだけど、当初想定したようなアイデアしか出ない感があったのですが、今回の経験でその印象が180度変わりました。

多様性のあるメンバーのアイデアをぶつけ、融合させていく上で、デザイン思考のフレームワークがワークしていくのを肌で感じることができた1週間だったと思います。

おわりに

今回、背景が全く違うメンバーの中でワークを実施したため、意見や考えの違いが際立ち、出てくるアイデアの全てが想定外という状況になったと思っています。他方、僕が日本でデザイン思考に近いワークショップを想定内のアイデアしか得られなかったと感じた原因として、エンジニアやPMといった普段一緒に仕事をしているメンバー中心でワークショップを行い、視点のズレが小さかったこともあるのかな、と感じました。

社内でも営業やカスタマーサポートと普段一緒に仕事のする機会のないメンバーを巻き込んだり、社外に広げてユーザー含めて全く違った視点をチームに取り入れつつ、今回の学びを活かせないかを試行錯誤していきたいと思いました。

もっと学んだことはありますが、うまく書ききれなかったので興味ある人はビール飲みながら話しましょう🍺

番外編

最終日に飲んだNE DIPA。人生で飲んだ中で一番美味しいビールで、3杯も飲んでしまいました。

BRUS
Guldbergsgade 29, 2200 København, Denmark

コペンハーゲンに行かれる方はぜひ🇩🇰🍺

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freeeのデザイナー。横国経営学部卒。freeeでは税務申告ソフトのデザインをメインに担当。将来はヨーロッパでデザインしながら毎晩ビール飲みたい。
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