日本一嫌われた審判が、美しきフットボールを実現するまで 【vol.4】
シーズン中盤(5月後半〜6月)
シーズンもようやく中盤戦に入ってくるこの時期は、序盤戦の疲れが "ぼちぼち" ではじめるタイミングであり、スタートダッシュに成功したチームが "ようやく" 一息つけるタイミングであり、うまく波に乗れなかったチームは、 "なんとか" チームの状態を立て直そうと仕切り直しを図るタイミングでもある。
審判的には、この時期はようやく試合感が戻ってきたので、 "一息つきたくなる" タイミングなんだけど、そういう「緩み」がミスにつながったり、不信感につながるタイミングでもある。
心して誠実に取り組んでいきたいものだ。
2021.05.26. J1 湘南 v 川崎戦
この試合は前回とは逆に、初めて「オンフィールド・レビュー」をもらった試合となった。
この日の湘南は、チームとして本当に素晴らしいパフォーマンスをしていたと思う。
「川崎のパフォーマンスが良くなかった」ということでは決してなくて、川崎は川崎だった。今日はそれ以上に湘南が素晴らしかった、ということだけだ。
そんなフットボールの魅力がいっぱいつまった試合で、僕は "初体験" をした。
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