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先代の教えは生きている<336/1000>

【ラジオ体操638日目】
『ニコチンレス生活359日目』

こんばんは。
帝王学と呼ばれるものを教えてくれる人は周りにいないので、生きているうちに自分なりの帝王学を創り上げたいコマリストです。


今日は『先代が残した3つの言葉』というテーマで書いていきたいと思います。


両親が何かしらの商いをしている家庭で育つと、商売のイロハや経営哲学のようなものが伝えられます。


こういったものは帝王学と呼ばれ、2代目・3代目・・と受け継がれていく中で磨かれて進化していくものです。


私自身はサラリーマン家庭で育ったので、このような教えを受けることが出来ておらず、自分が1人目として創りあげるしかありません。


もちろん、商売に限らず賢く生きていくための知恵や処世術も親から子供に伝えられていくので、コレもある意味では帝王学なのかもしれません。


今日は、先代から伝えられた3つの言葉を胸に、守るための挑戦を続ける社長から学んだことを記録として残しておきます。


今日の出会いが私の帝王学の1ページに刻まれていくはずです。

弱者の挑戦

今日の午後にお会いした、とある会社を経営するO社長の挑戦の話が最高でした。


この会社は〇〇創建という名前ですが、普通の建設会社とはかなり違っています。


一般的に建設会社と言えば建物全体を設計し、それを建設するような会社を想像すると思います。


この会社は、こういった家全体の建築を対象としているのではなく『お風呂』に特化した設計・施工を行っているんです。


しかもよくあるお風呂と違って、この会社が手懸けているのは「檜(ヒノキ)」のお風呂。


観光地や温泉でしか見かけないような素敵な檜のお風呂を一般家庭でも使用出来るものとして扱っています
#偏り
#特化


その商品があまりにも素敵すぎたので、インタビューをさせて頂いたのが今日の面談のきっかけでした。


O社長は、24歳の時に父親が経営する会社で社員として働き始めました。


けれど、父親がすぐに病気で亡くなってしまった為、ほとんど背中を見ることなく会社を継ぐことに
#厳しい船出


運良く、会社の業績は良かったので、数年かけて業界のルールを学んでいきました。


けれど、2009年にリーマンショックが来たことで、O社長は挑戦することを余儀なくされました。
#挑戦のきっかけ


O社長の挑戦は、業界の常識をぶち壊すようなものでした。


伝統とデザインの融合による新たな価値の創造。


これがO社長の挑戦。


檜風呂の生産は伝統的な業界で、商品の形状や作り方が決められているだけでなく、番頭さんが現場を回すといった固定観念に縛られた状態でした。


このままでは、価格競争で社員も会社も守れない。
#守るための挑戦


そう考えたO社長が挑戦したのが、デザイン性の高い浴槽を檜で作るといったもの。
#デザインと伝統


しかも国内で売り出してしまえば、大企業に潰されてしまうという理由で、デザインに造形の深いイタリアやフランス、シンガポールの展示会に出ることからスタートした。


日本人に、デザインの分野でレベルが高いと認識されている国でのブランディングをしてから逆輸入したことで、この商品は国内でも大ヒットを記録します。
#弱者の戦略
#ランチェスター


結果的に会社はV字回復を果たし、現在は新たな挑戦に向かっています

父からの言葉

O社長の挑戦は、一見シンデレラストーリーのように聞こえますが、相当な苦労があったそうです。


今でこそ、会社を支えるほどの売上を誇るデザイン性の高い商品も、挑戦当初は全く受け入れられなかった。


しかも、受け入れてくれなかったのは社外の人だけでなく、社内の人も同じ
#これはキツイ


10年かけて、少しずつ結果を残し続けたことで認められていったそうです。


そんなO社長を支えたのは父親であり、先代のくれた3つの言葉だったそうです。


その言葉は、
①有事の時に動けるだけの蓄えを残せ
②利の実を重んじよ
③人と違うことをせよ


苦しい時にこそ、挑戦の手を止めることなく動き続けたこと。


高い付加価値を付けて値下げせずに商売に励んだこと。


他社がやらないけれど自分たちができることを徹底的に実行したこと。


先代の教えに従ったわけではなかったそうですが、思い返してみると、上手くいったことは先代の言葉に沿っていたみたいです。
#先代が残したもの
#帝王学


きっと、苦しい時にこれらの言葉が社長の背中を押してくれたんじゃないかと思いながら今日の話を伺っていました。


O社長は、次なる挑戦としてアートと伝統の融合に挑んでいかれるそうです。
#挑戦の手を止めない


数年後、今日の学びも踏まえた私なりの帝王学が完成した時に、もう一度O社長と話をしようと思います。


いつか必ず来るその日に向けて、これまで以上に意識して多くの社長から帝王学を吸収していきます。

じゃ、またね〜!

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