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#恋愛小説が好き
清夜に響くブルーライン 9曲目
何があったかは聞かない
でも元気づけはしたい
そう思って10分くらいたった気がする
彼が喜ぶこと…ぱっと思い付かなかった
むしろ私がいつも元気をもらってるから
初めて見た笑顔
高く飛び上がる青い空に向かった背中
君の優しい鼓動
私は恋をし始めているんだ
まだ知り尽くせていなくても
知りたいと思うこの気持ちが
彼は勉強してるのだろうか。
あんまり見たら申し訳ない。
そうだ
あのさ、ちょ
清夜に響くブルーライン4曲目
ただいま~
私はガラガラ扉を開ける。
鈴虫の音が聞こえた。
おかえり!
机には母親と父親が座ってごはんを食べている。今日は素麺だ。
風鈴が風に靡いてチリンと鳴り
エアコンがきいてる居間は涼しい。
夕食を食べたらまた出かけるか。
「学校今どんなかんじ?」
母親に聞かれた。
「文化祭に向けて準備したり、今日席替えがあった!」
私達は夕食を食べながら談笑した。
親とは仲が良い方だと思う。
「