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ウユニ塩湖ツアー記録3

3月13日(2泊3日ツアー・3日目)

早朝4:30頃
ウユニ塩湖へサンライズを見に宿を出た。
いよいよ待ちに待ったウユニ塩湖を拝める・・・!

まだ少し眠くて頭はぼーっとするが、ドキドキワクワクの気持ちはしっかり持っている。昨日までの凄い景色のおかげだ。

空には星が輝く。
まだまだ真っ暗な道を私たちを乗せた大きな車は進んでいく。
あたりは暗いのでどんな道を走っているのかも分からない。

星

30分ほど進んだ頃だろうか。
既に一度この場所へ来たことのあるミナホちゃんが【ここ、もう塩湖だよ!】という。え??そうなの???あたりを見てみるが、暗すぎて全く分からない。言われてみれば白い気もするが、ただライトに照らされているために白いだけな気もする。

ウユニ塩湖・・・大丈夫だろうか?

少なくとも例の"鏡ばり"感は全く無い。聞いたところによると、ウユニ塩湖は大きく分けて2つの状態があるらしい。水のない真っ白な状態の【塩砂漠】と、水が張った鏡ばり状態の【塩湖】。ここは【塩砂漠】っていうやつなのだろうか・・・?

?????という状態のまましばらく走る。やがて水たまりの上を走るような音がしてきた。おぉ!もしや【塩湖】に到着したのか!!窓の外を見てみる。

車のライトに照らされた場所、車のフロント部分が若干写っている!か・・・鏡ばり!!!そんなに鏡ばりでは無いのだが、興奮してしまう。湖に写った車を見た瞬間、自分があの写真で見た場所に本当にいるのだという実感が一気に湧いてきた。

これはサンライズが楽しみだ。

やがて車はとめられた。どうやらここがサンライズを見るのに良い場所のようだ。いつも通り、明かりも標識も何も無い中こんなに迷いもせずにこの場所まで運転できる運転手さんはやっぱり凄い。

車がとまって数十分後、徐々に空が明るみ始めた。
空が明るくなると同時にこのウユニ塩湖の景色が少しずつ見えてくる。

明るくなって来た

ウユニ塩湖、そこはとてもとても、広大な場所だった。
360度見渡す限り何もない。はるか遠くに美しい山々が見える。
それ以外はただ、空が広がっている。いつものように私たちの上に。いつもと違うのは、それが私たちの足元にも広がっていることだ。どこからが空でどこからがウユニ塩湖によるものなのか分からない。それほどの広大な空が広がっている。

あまりに美しく現実離れした世界。まるで空に浮いているかのようだ。

そんな空に太陽が昇り始めた。

2つの太陽

太陽はやがて2つに分かれ、1つは天へもう1つは地へと昇っていった。
2つの太陽は時間とともに色を変える。

空を飛ぶ鳥たちはいつもこんな景色を見ているのだろうか?

しばらく経つと空は今までとまた違う景色を見せる。

白い空

こんなに【美しい】と思ったことは今までの人生で一度もない。
どこからが空でどこからが湖なのか。もう考えることもしなくなっていた。ただ目の前に広がる空の美しさに全身を包まれていた。

ここに来るまではウユニ塩湖は【反転する】という現象そのものが面白いのだとばかり思っていた。が、その事実に目を向けることは1度もなかった。

私はウユニ塩湖に来てからずっと【空】を見ている。目に入る全てが【空】なのだ。上も下も、右も左も全てが空なのだ。私たちは【空の真ん中に立っている】。瞬間瞬間変わる空が儚く美しい。どんな瞬間も最高の美しさだ。

空の色はやがて青に変わる。

青い空

車の中でchillな音楽を流す。
扉を開けて風を感じながらこの空を見る。
そして美味しいご飯を食べる。

幸せが体いっぱいに広がる。
すごく贅沢で最高な時間だった。

時間はすぐに過ぎ去り、このツアーも終わりの時を迎えた。
最初から最後まで、常に自分の想像は裏切られ続けた。自分の常識の範囲を超えるものを見たとき、いつだってたまらなくワクワクする。このツアーはそんなワクワクの連続だった。

この3日間は地球を美しいと思い、たくさん愛した3日間だった。
この地球に生まれてよかった。

UFOは南米によく現れるらしいが、この美しい景色がある事を知って合点がいった。宇宙人が公式に地球へやって来るようになったら、私はこの美しい地球を生かした地球観光業を始めようと強く心に誓った。


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