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【最初に揃えよう】ダンボール工作で使う道具たち 〜カッターナイフ編〜

ダンボール工作で使う道具たちについての話です。

今回は、カッターナイフについて書きます。

どれもホームセンターやネットで簡単に買い揃えることができます。それほど高価なものではないので、ぜひ揃えておきましょう。

ダンボール板から部品を切り出す: 「カッターナイフ」

まず、ダンボールをカットするためのカッターナイフです。

折る刃式の安価なもので十分です。

刃の厚みや幅が異なるものを2種類用意しておくとよいです。

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写真上はOLFAの「スピードハイパーAL型227B」です。以下の記事にも書きました。

このカッターには、スピードブレード(大)という替刃を入れて使います。購入時に1枚ついてきます。刃幅18mm、0.5mm厚(大)です。

この刃がまた大変よく切れる刃で、8mmのダンボール板でも楽に切断できます。ダンボール工作で、1枚のダンボール板から部品を切り取っていく時に使用します。

ただし、切れ味はそれほど長くはないので、こまめに刃を折って使用することをお勧めします。刃を折る道具については後ほど書きます。

写真下はOLFAの「Aプラス215B」です。

刃幅9mm、0.38mm厚(小)の刃を装着して使用します。前者に対して、刃幅が半分であり、厚みも小さい刃です。

刃の厚みが小さいので、定規をあてて切る時に、刃の厚みによる誤差がより少なくなります。私は、溝を掘ったり、切り口の処理のために裏ライナーと中芯を剥がすときの切り込みを入れる作業に使っています。

また、刃幅が小さいので、曲線を切るのにも便利です。この場合は、刃先角度が30度の「細工刃」を装着すると、さらに作業がしやすいです。

片刃で表ライナーに折り筋をつける:「クラフトナイフ」

次に紹介するのは、OLFAの「クラフトナイフL型」です。

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このクラフトナイフは、刃がほぼ片刃に近いです。つまり、定規に当てた時に、ほぼその定規に近いところに刃があたります。

これを利用して、私は表ライナーの折り筋をつけるために使っています。

表ライナーを余分に残して切り口を包む加工をしますが、このときに折る部分をきれいに仕上げるために、折り筋をつけておくことが重要です。そしてこのとき、カッターナイフを使うと、刃が両刃なので、定規にあてたときにわずかに誤差がでます。

そこでこの片刃に近いクラフトナイフを活用しています。特に表ライナー上で中芯と裏ライナーが残ったところの境界に折り筋を入れるときに重宝します。

刃先が切れすぎないように、しばらく使った後の方が、この目的に合います。

表ライナーの細かい加工の必需品:「別たち」

次に、OLFAの「別たち」を紹介します。

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これは、以下の記事に書きました。

この道具、もともとは革細工の加工に使用されることが多いですが、ダンボール工作でも十分活用できます。

私にとっては、表ライナーに細かい切りを入れるときに、なくてはならない道具です。

表ライナーを切る作業では、部分的に裏ライナーや中芯を残した状態で切るので、場所によっては定規をあてにくいことがあります。

刃がしっかりしているので、刃幅以下の長さなら、定規をあてなくても一発でまっすぐに切ることができます。

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カッターナイフとセットで使おう: 「刃折り器」

さて、折る刃式のカッターナイフについて冒頭に書きましたが、カッターナイフの刃、定期的に折って使っているでしょうか?

カッターナイフの刃は、こまめに折って、いつも切れる状態を保つことが、上手に工作をするコツです。

木を切ったり削ったりする職人の方々は、ノミや鉋の刃を、毎日砥石で研ぎます。プロの料理人も包丁を毎日研ぎます。

この研ぐ作業にあたるのが、折る刃式のカッターナイフの場合、カッターの刃を折る作業だと考えます。

しばらく刃を折ってないな、と思ったら、一度ポキッと折ってみてください。思った以上の切れ味になることが体感できると思います。

さて、この刃を折る作業、ペンチや万力などでもできますが、ここはぜひとも刃折り器を手元に置いて活用しましょう。揃えておきましょう。

おすすめはオルファの「ポキステーション」です。 以下の記事にも書きました。

私はこれをホームセンターの店頭で試してみた時、衝撃を受けました。銀色のツマミを軽く押すだけで、本当に簡単にポキッと刃が折れます。

しかも折った刃はケースの中に入るので、安全です。

「刃を折るのが面倒でつい長く刃を使ってしまう。」よくあると思いますが、この道具でその障壁がかなり下がります。

カッターナイフを使うときには、セットで持っておくべき道具と考えています。

これ1台で、S/M/Lサイズのどの刃でも折れます。是非試してみてください。

まとめ

・カッターナイフは2種類(大、小)を用意する。OLFAのスピードブレードはおすすめ。
・折り筋をつけるために片刃のカッターナイフを利用する。
・表ライナー加工で定規を当てにくいときには、OLFAの「別たち」が大変便利。
・刃折り器はカッターナイフとセットで。OLFAの「ポキステーション」が使いやすい。




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