図書館は紙のAI(ハイパーテキスト)

僕が情報の組織化に興味を持った変遷を振り返ると、Apple Macintoshで動くビル・アトキンソンの『ハイパーカード』とリチャード・S・ワーマン著『情報選択の時代』がまずは原点にある。インフォメーション・アーキテクト(情報建築家)という表現に惹かれた。まだBI(インターネット前)の時代のことだ。そこからいろいろな本を読み漁った。

リチャード・ワーマンの本
情報選択の時代』(1990)、『理解の秘密–マジカルインストラクション』(1993)、『それは「情報」ではない―無情報爆発時代を生き抜くためのコミュニケーション・デザイン』(2007)。加えて、同氏による観光ガイドAccessシリーズ。「TOKYO Access」「ツインピークスの歩き方」など。

同時に読んでいたのが、今はなき浜野保樹氏の本
ハイパーメディア・ギャラクシー コンピューターの次にくるもの』(1988)、『コンピューターの終焉 ハイパーメディア・ギャラクシー2』(1989)など、ハイパーメディアというキーワード。

あのころから、ヴァネヴァー・ブッシュの「Memex」やテッド・ネルソンの「Xanado(ザナドゥ)計画」、そしてビル・アトキンソンの「ハイパーカード」に強い憧れを抱いていた。そしてインターネットの登場とWWWの登場を迎えることになる。
(ふとこうしてリンクをつけながら書いている note の投稿そのものが、ハイパーテキスト化しながら書いていることに、なんだかすごい時代の変化を感じている)

特に情報に関する高等教育を受けたわけではないが、そうした情報を取り巻く時代の変化に興味だけで生きてきた。当時はパソコン(PC-98シリーズ、X68000、FM-TOWNあたり)のグラフィックソフトやDTPソフトを作っていたソフトハウスに所属していた。プログラマになることはなかったが、ソフトウェアの企画や仕様づくり、マニュアル作成などは面白い仕事だったが、会社の方針としてはインターネットの登場の波には若干距離をおいていた。パソコン通信がそうであったように、インターネットもアマチュア無線程度の趣味の世界だろう…と。タイミング的に結婚をし東京を離れ、八ヶ岳の麓に住み始めたのが1995年のことである。

あ、そうそう。これを忘れてはいけないな。
アルビン・トフラー第三の波』。ここに登場するエレクトリック・コテージのイメージが、たぶん僕の生き方(の選択)に大きな影響を与えている。

TED Talkに興味深い動画がありました。
『ハイパーリンクはいかにすべてを変えたのか』


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だいたい、山中湖畔の図書館にいます。 『図書館は紙のAI』連載開始。 フォローしてね!
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