本棚の話【平成のお片付け その1】

実家のことも然ることながら、自分の家も何とかしないと埒があかない。

まずは書斎の機能を取り戻そうと、本棚を整理してみた。

俳句は多分死ぬまで続けるから、それ以外の本を思い切って処分しようとしたら、手芸とお弁当もののムック本が山のように。


手芸は、自分の時間を優雅に過ごそうという目論見で一時期凝ったタティングレースの本、お道具入れ等のためにがんばったパッチワークの本、毎年3人に1枚ずつプレゼントするためのセーターの本。

お弁当は、簡単とか調理時間短縮といった類いのものから、今は定番となったキャラ弁もどきのもの。体をいたわる素材、調理法。色分けの惣菜など。

なんだか、すごく一生懸命に「おかあさん」やってたんだな、と自分が可愛らしく思えてきた。


幼稚園から中学校までのプリント類のファイルとかね。これは、年度が全部そろっていないのがミソ。

一部は押し入れに段ボール箱のまま入っているはず。

こんなもの、その都度捨ててしまえばいいのに。でも、ちょっとしたコメントで我が子のことにふれられていると、捨てられなかったんだよね。


てなわけで、振り分けてはみたものの、古本屋さんに持ち込んでも凡そ値段の付かない本ばかりだった。


追記 先日、某買取店に持ち込んだところ、限りなく四桁に近い額になった。値段が微妙過ぎて、適正価格かどうかもわからぬまま、硬貨を握りしめて帰ってきた。