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キラークエスチョン イントロ

キラークエッションは光文社新書で昔出した本なんだけど、案外今でも使えるので、気になったら読んでみて下さい。

漫画だけでなくこういうのも書いてます。

初対面の人の心を開く30の質問

コラム1・もてない原因はどこにあるのか

確かに話のうまい人には魅力がある。

テレビなんかでも人気者は皆上手く話をするし、学校なんかでも話の上手いやつが人気を独占してた気もする。

そんな風潮のせいかとにかく上手くしゃべれればもてると思っている人がいる多い。

飲み会なんかで芸人ばりに自分の武勇伝や友達の失敗話なんかをまくしたてていたり、どこかで聞いたようないい話や教訓話を得意げに話している。

ところがそういう人にかぎってもてない人が多い。部下にも不人気で夫婦仲も冷め切っていたりする。

その原因はいたって簡単だ。

人は基本的に話を聞くより聞いて欲しい生き物だからだ。

水商売の若い娘に説教をしてもその実相手は感謝も感動もしてはいない。

ただ彼女はお金をもらう換わりに「説教をさせてあげているだけ」なのだ。

確かに面白い話にはうけるかもしれない。が、その先に解り合えたり、友情や愛情が芽生えたりするのは難しい。

つまり本当に人と関係を築きたいなら、つかむ話より「つかむ質問」をするべきだし、「話す」より「聞く」ことの方が何倍も相手との関係性を深めるのだ。

この国は受験戦争でいらん事ばかり詰め込ませる教育をする割にこの辺のことはまるで教えない。

あげく、人と何をしゃべったらいいかもわからない人を大量に排出してしまった。

「元気?」とか「最近どう?」くらいのことも聞けないとなると、恋人や夫婦関係を築いたり、仕事で上司や部下の気持ちを理解したり、友人すらできないまま生きることになりかねない。

逆に言えばいい質問ができて相手の話が聞けるだけで人生は豊かな人間関係で幸せなものに変わる可能性があるのだ。

とはいえいきなり「生きるとはなんですか?」などの重い質問をするのも引かれるので、まずは相手の心を開くための簡単な定番から紹介しましょう。

出会って1分、何を聞いたらいい?

1「その服はどこで買ったんですか?」

これのどこがキラークエッションだという人もいるかもしれない。

ところがこの質問にはあるメッセージが含まれている。

それは「私はあなたに興味があります」というメッセージだ。

おまけに相手のセンスをリスペクトしているニュアンスもある。

相手からすればその質問だけで、「この人は私に興味がある上に褒めてくれているのかな?」と感じて悪い気はしないだろう。

こういう質問は意外と馬鹿にできない。

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