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2040年の未来予測

みなさん、こんにんちは!
はるぴよです。

今回は「2040年の未来予測〜知っている人だけが悲劇を避けられる」を読んだ感想を記していきます。

未来を考えるためには今を知ることが大事だなと思える本でした。温暖化や少子高齢化など避けられない社会問題がある中で、今の自分ができる行動は何かという考えを巡らしたり、技術革新によって解決される課題は何かを考えるきっかけになりました。自分の辞書にある「技術」という言葉の厚みが少し増したかなと感じられました。

2040年の日本

本書では技術、経済、衣食住、災害の4つの視点から、あらゆる切り口で2040年を予測していますが、基本的には悲観的なシナリオが多いです。温暖化、少子高齢化、社会保障費増大、都市直下型地震、GDP成長率停滞など過去と現在の日本を比較して考えた場合あ、日本のお先は真っ暗というような印象を受けました。ただ6G、自動運転、空飛ぶ車、医療技術の進展、AIなどの技術の革新によって未来が切り開かれていく可能性もあるという印象も受けるため、未来の良い、悪いを一定知ることができます。

特に「エネルギー」、「お金」、「社会」という点で考えさせられました。

エネルギー

核融合という技術があるらしく、地上の太陽や夢の技術と言われている次世代エネルギーの主役になる可能性があるものです。

燃料1gから石油8t分のエネルギーがとれ、海水がもとになっているため燃料枯渇がない、二酸化炭素を排出しない、放射線物質なども排出しない、再生可能エネルギーのように天候に左右されない。

2050年までに脱炭素社会を目指すとなって依頼、原発の再開、風力発電への取り組みなどよく記事で目にしますが、多くの記載が具体のロードマップが書かれれいないというものです。水素もエネルギーの1つとして今後主力になってくるのでは?と個人的に考えていましたが、こんな夢のような技術があるとは知りませんでした。

お金

年金の話ですが、1950年には1人の高齢者を12人で支えていたのに対し、2040年では高齢者1人に対し1.2人と90年前の10倍負担がかかってくる点は驚愕でした。老後2000万円問題の話が1年前?くらいに話題になりましたが、少子高齢化によって若者の負担が増える、そのために個人年金(IDECO)や積立NISAなど老後のお金は自分で積み立てようという流れになるのも納得です。

しかしロボット化、RPA、AIの進展などにより生産労働人口の生産性が10倍になっていれば過去と同じ負担と考えることもできると捉えると、悲観すぎるシナリオでもないのかもしれないです。

社会

東京直下型地震によって大きな経済ダメージが生じる項目がありましたが、地方分権や今後の暮らし方がどうなるかを考えさせれました。

テレワークが進み東京転出人口が転入人口を上回るようになった昨今の動きもあいまって、どこでも住めるような世界が来るのではと考えられます。医療もオンライン診療で受けられる、6Gによって遠隔医療も受けられる、物流もドローンが運んできてくれる、電気などのインフラも自家発電でまかなえる、、そんな世界がきた場合は場所にとらわれない世界が到来するのでは?という妄想が進みます。

ただ反対の考え方として、国土縮小化により必要な機能を集中させることが必要だという考え方もあります。過疎地域や高齢化によって日本のあらゆる場所は荒廃していく。生き残るためには日本の国土を縮小して、要所に人を集めた中央集権と地方分権の間の社会が必要である。「未来の年表」で記載されていた内容を自分なりにまとめたものですが、色々考え方があるのだなと考えさせられます。

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まとめ

センサー社会による信用スコアを導入している中国の話、再生医療の今、最近流行りの蓄電池やV2G(EVを電源として使用する)など、知らないことが多々ありました。全部記載するとキリがないですが技術を知る第一歩としては改めてよかったと感じます。

未来を予測するためには今を知ることが重要である。どんな社会課題が生じているか、どんな技術があるのか、それを知ることで未来のことを考えることができる。そういったメッセージを捉えたため、「今を知ること」から始めようと思います!

高校の友達とラジオ配信をしてるので、よければぜひ聞いてみてください!





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