4日目 見た目通りの素敵な人!(^○^)

しかしなんだなー。

優先席の前に杖をついて立っていると、こっちの方が恥ずかしい気持ちになってしまうのが不思議だ。何か、優先席の前に杖ついて立ってるなんて、これみよがしなのかな、要求がましいのかな、それでも無視されている透明な存在のワタシー、とか勝手にどんどんつらい気持ちになってくる(^◇^;)。

‥どうせ譲ってくれないんだし、優先席前だと無駄に惨めな気持ちになるから、今日は優先席側でない方の棒に捕まってあらぬ方を見ていた。全然期待しないで。よし、今日も行けるところまで耐えるぞ!

気がつくと肩をトントンされていた。

振り返ると、端に座っていた女の子が目でニコッとして席を譲ってくれたのだー!この3日間、優先席でも誰も譲ってくれなかったのにー!

可愛い、おしゃれな女の子だった。見た目通りの素敵な人!

ああよかったー、こういう子も存在しているんだ。

世の中、捨てたもんでもなかった(^○^)。


席を譲られるか無視されるか。そんな些細なことでも結構、世の中に嫌気がさしたり、幸せを感じたりする。

逆にいうと、そんな些細なことで、知らずに人を傷つけたり救ったりしているんだなー、と思った。








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