6日目 透明な存在の私( ̄∇ ̄)。

今日は優先席の端の方の棒につかまって立っていた。前の席には、30歳くらいのサラリーマン風のややオタクっぽい人。スマホをずっと見ている。

と思ったら、顔を上げた!私と目が合った。

じろーっと上から下まで見た。

お、もしかして譲ってくれるか!

‥‥くれなーい(T_T)。

男はまたスマホに目を戻し、何事もなかったように画面に集中するのであった‥。

譲ってくれないのはまあいいとして(慣れてきた)、違和感を感じるのは、杖をついた人をみても、ソワソワしたり、迷ったりする様子が少しもないことだった。完全にフラット。

感情というものがない。そこに寒気を感じた。

もしかしたらお前はロボなのか?それとも異星人。いや、私は透明になってしまったのか。完全に無視された存在。この混沌とした世界の不可解なる謎どうして(厨二病発症。)


落ち着け私。冷静になれ( ̄  ̄)。


‥‥。


やっぱり、それくらい完全にスマホに心奪われてるってことかな。

あんなにしっかり見られた方としては信じられないけど、まさに私の存在は彼の心には映っていなかったんだろう。でも、もし私が若くて超可愛かったら、たちまち現実に引き戻ったような気がする。

そう思うと、それはそれでなんか腹立つー。やり場のない怒り!

٩(๑`^´๑)۶

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