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コロナ禍なので占い師になった、アイルランド移住編~アイルランドで占い師になるまで~【プロフィール #6】

【プロフィール】

コロナ禍から生まれた、世界中の人々をオンライン上で占う令和(ニュータイプ)占い師です。

大阪で生まれ育ち、大学を出て会社員に。

趣味優先の自由な生活を突き詰めた結果、2018年にはアイルランドワーホリへ。

2019年にアイルランド人と結婚し、夢のアイルランド暮らしを手に入れる。

フリーランスとしてネットショップをはじめたところ、コロナ禍で大ダメージ。

それを機に、一念発起で占い師の道へ進むことに。

ピンチのときにどういう考え方でどうやって乗り越えてきたのか、どんな思いで今占い師をしているのか、そういったことをつらつらと書いています。

【アイルランド移住編スタート】

こうして私はアイルランドに移住しました。

ワーホリしたことが人生の中で最も貴重で大切な思い出として、一生胸にしまい込んだまま日本で生きていくのだろう…と切なく思いながら終えたワーホリ。

今やアイルランドが私の生活基盤で、いつでも好きなときに大好きな競馬を見に行ける。
多少の不便はあっても、今の生活がとても幸せです。

好きなときに競馬に行くために、アイルランドではフリーランスとして自分のオンラインショップの運営をはじめました。
日本にいたときはずっと会社員だったので、フリーランスという働き方の自由さにびっくりしました。
そしてこれこそが、私の求めていた働き方だと感じました。
もしずっと日本で暮らす人生だったら、私はたぶんフリーランスになっていない。
自営業なんて難しそうだし稼げなさそうだし不安定だし、派遣でそれなりに給料がもらえるので、わざわざ困難な道に進む理由なんてない、と考えるはず。

けれどアイルランドで生きていくという状況になったときに、自分の自由が制限される働き方は絶対にしないぞ、と決心しました。
バイトした方がいいんじゃ…という迷いはありませんでした。
日本からは手の届かなかった、大好きなアイルランドの競馬場が徒歩圏内にある環境にいて、仕事のせいで行けないなんてことは絶対あってはならない!仕事のために生きてるんじゃない!好きなことをするために仕事するんだ!!

フリーランスはすべてが自分の手にゆだねられているので、それゆえに大変なこともたくさんあります。
それでも好きなことのためだから、とがんばれたし充実していました。

【コロナ禍でジョブチェンジ】

そんなときにコロナ禍です。

やっとオンラインショップの運営が軌道に乗ってきたところ。
私の仕事はもろにコロナの影響を受けました。

商品の買い付けや発送が難しい状況になりました。
しっかり対策をすればなんとかなったのかもしれませんが、もともとその仕事自体、情熱を持ってやっていた訳ではないので、悪い流れになっていきました。

物販はフリーランス初心者でも稼ぎやすいビジネスモデルだから、という理由でやっていたので、自由な働き方は気に入っていたしお金が入ってくればうれしいけど、「自分は今やりたいことを仕事にしていない」と気づきました。

このときも、私は例によってポジティブに考えました。
せっかく上手くいきそうだったオンラインショップの売り上げが0になった。
一見最悪の状況に思えるけど、そのおかげでこの仕事には興味が持てないことに気づけた。
今が本当にやりたいことを仕事にするべきときなんじゃないか?

ロックダウンで家から出られず、仕事も止まっている間、そんなことをずっと考えていました。

そうしてたどり着いた答えが「占い師になる」ということでした。

占い師は私にとってあこがれの仕事だけど、特殊能力のない自分には無理だ、と最初からあきらめていた職業です。
でも、フリーランスとしての働き方について模索していた時期だったこともあり、素直にチャレンジしてみたいと思いました。

そこでまた占い師に相談です。
今回は結婚について占ってくださった方と、もう1人別の方の2人に鑑定依頼しました。

「占い師になろうと思うのですが、向いていますか」と尋ねました。
すると、「すごくいいと思う。人気になってる未来が見える」と、どちらの方からも言われました。

聞いておきながら、霊感ないのにいけるの?とまだ半信半疑な私。
私は幽霊を見たことがないし(霊現象にあったことはある)、未来が見えるといった不思議な力もない。

「私は霊感とかないんですけど」と言うと、占い師さんは「あなたはハイヤーセルフとつながっている」とおっしゃいました。

ハイヤーセルフとは、高次元の自分の魂のことで、自分のことを見守ってくれて良い方向に導く存在です。
ハイヤーセルフとつながると、直感で自分にとって一番幸せな選択肢を選ぶことができたり、自分のやりたいことが周りにも良い影響を与えて、人生をより良くすることができるそうです。
私がその状態だと言われても、あまりピンときませんでした。

けれど思い返してみると、これまで出会った占い師さん全員に「あなたは直感が鋭い」「霊感が強い」「占い師に向いている」「なんとなくこれがいいと思って選んだら、いつも上手くいってきたでしょ?」というようなことを言われていました。
それが直感力、いわゆる霊感があるということだったんだな、とわかりました。

霊感がなくても占い師にはなれるし、私は霊視なんてできないけど、それでも霊感がある・スピリチュアルな力があるとお墨付きをもらえたのは、自信につながりました。

私の母は霊感があって幽霊が見え、祖母はさらに強い霊感があるので、私もその力を受け継いでるんだ、とうれしくなりました。
手相占いで、霊感の強い人にあると言われる3つの線すべて私は持っていました。
それでも実体験として、自分に不思議な力があると感じたことはまったくと言っていいほどなかったので、この力は占い
師として何か役に立つのだろうか…と疑問でした。

しかし、実際に占いをしてみると、不思議な力を感じることが起こります。

【不思議な力を感じる占い師見習い編】

信頼する占い師さんからぜひやってみたら良い、と背中を押していただけたので、ちょうどその少し前に遊び用に購入していたタロットカードを使って占ってみることにしました。

やってみると楽しくて、夢中になりました。
不思議と当たっていました。

タロットは絵柄から意味を読み取るツールで、カードの並びからどういうストーリーが展開されているのか考えて、相談内容への結論を出します。
物語を考えたり、ものを作るなど、創作することが好きなので、絵柄やカードの並びから独自の感性で読み解いていくことは、創作活動をしているみたいで、本当に楽しくて自分に合っていました。

家族や友達を占うと、これがまた当たっていると良い評価をもらえました。
私自身が知らないその人の情報がカードに表れて、そのことを伝えると「実は言ってなかったけどそうなの」とびっくりされることが何度もありました。

未来のことに関しては、当たっているかどうかわからなかったのですが、数か月経ってから「あの占い結果通りのことが起こった」と報告してもらうこともあり、「本当に当たってるんだ…」と自分でもびっくりしました。

「当たっている」と言われること以外にも、カードを混ぜて並べたときに不思議な偶然はたくさん起こりました。
たとえば「仕事のこと」について何人もの人を占っていると、ほとんど全員の現状に関して「トラブル発生」という同じカードが出ました。
あまりにも何度も出るので、「これってたぶんコロナのことやろ…」と途中で気づきました。
その頃はコロナによって仕事に影響が出ている人がほとんどだったので、みんなに「今はトラブルが起こっている」というカードが出ていてもおかしな話ではありません。

また、「私は占い師に向いているのか?」ということを、質問の仕方や占う日を変えて何度か占ったら、毎回絶対に同じカードが出ました。
「すべてうまくいく、天があなたの味方」という意味の「太陽」のカード。
これはスピリチュアルな意味合いがとても強い、すごくポジティブなカードです。
78枚の中から偶然同じカードが何回も出たんだ、と考える方が不自然なので、本当に私はスピリチュアルな力を使ってカードを引いているのかも、と感じました。

ちなみに、「まるお月美」という名前は占い師名です。
開業前に姓名判断などを使って、この名前を考えました。

私の誕生日は、毎年夏至の当日か前後になります。(今後数十年はずっと私の誕生日が夏至の日とのこと)
夏至は、1年で一番「太陽」が出ている時間が長い日。
スピリチュアルの世界では、夏至と冬至は1年で一番スピリチュアル(宇宙)エネルギーが高い日だと言われてます。
そんな日に生まれたから霊感が強いんじゃないかと思ったり…

その件と、さきほどの「占い師としての私を表すカードは太陽」ということ、ポジティブになれる占いをモットーとしていることから、(こじつけですが)私は「陽」の気を多く持っているのではないか?と思いました。

占いの世界では陰陽の考え方があって、「陽」の気が強すぎても「陰」の気が強すぎても良くないとされています。
陰陽のバランスをとるために、占い師名に「陰」の気を持つ「月」という言葉を入れました。
単純な考えでつけた名前ですが、やわらかく優しい響きが気に入っています。


占いをすること自体も楽しいですが、「当たってる!」「ありがとう。前向きになれた」と言ってもらえることがとてもうれしかったです。

今までも仕事の中で「ありがとう」と言われることはあったけど、それとは違った喜びがありました。
私の占いによって救われたり、悩みが解消したり、前向きになれる人がいる、ということが、この上なくうれしく思いました。

夫の身内とは言語の壁もあり、あまり親しく話すことはこれまでなかったのですが、占いを通して話をする機会が増えました。
アイルランド人は占い大好きなので、みんな興味を持ってくれて、やっと家族の輪の中に入れてもらえたように感じました。思わぬ副産物です。

また、会社員時代の職種は占い師という仕事に関係ないかと思いきや、フリーランス占い師のため、サイト開設や発信といったパソコンを使った作業があるので、パソコンに慣れていて良かったです。
相談者さんの大切な時間を無駄にしないよう、素早い決断力で結果を出すことができるという点も、役立つスキルだと感じています。


数十人占っているうちに、友達の友達、といった面識のない人を占う機会も増えていきました。
私にとって、前情報がないそういう方々は、プロになったときのお客様に近い感覚で占えたので、勉強になりました。
私は人見知りタイプだけど、占いのような1対1の場だと緊張しないし、会話をすること自体は好きなので、色々な人と個別でお話ができるだけでも、純粋に楽しかったです。

まだプロでもない素人占い師の私を信用して、他人に言いづらい悩みを打ち明けてくださった方もいました。
そして占い結果を真剣に聞いて、私がうれしくなるような感想もくださいました。
さらには、「次はお金を払うので、また占ってください」と言っていただけることもあり、そういった言葉は本当に自信とやる気につながりました。
(その当時は占い師見習いということで、身近な人に無料でオンラインタロット占いに付き合ってもらっていました)


身近な人を占ったり、本や動画で占いの勉強をするのと同時に、フリーランス向けビジネスサロンでビジネスの立ち上げ方について学びました。
私はアイルランドに住んでいて、日本人の方を占いたいと考えていたので、占い会社に所属するという選択肢はなく、最初からフリーの占い師として開業予定でした。
全部自分で1から作り上げないといけないので、ビジネス面についてはしっかり講義を受けて学びました。

そういったサロンに入っていることもあり、海外在住日本人の方と知り合う機会も多く、その方たちも占わせていただきました。
今は無料で世界中の人とビデオ通話ができるので、私のように海外で日本人向けに占い師をすることも難しくありません。
便利な世の中になりました。

次の記事につづく。


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