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就活の始め方

前回の記事では、私が外資系企業を志したきっかけについてご紹介しました。

こちらの記事では、どんな準備をして外資系企業の面接に臨んだかについてご紹介します。

こちらは就活を始めたばかりの人(主に大学1~2年生)に向けた記事ですので、より具体的な就活に使えるテクニックや経験については別の記事に書きたいと思います。また就活も終わりかけで切羽詰まっている人はこちらを参考にしてください)

1.(新卒向け)受けたい会社の見つけ方

「外資系企業で働く方が向いてそう」と思ったはいいものの、当時自分の周りには同じような志しを持った人もおらず、地方の大学に通っていたことから、「東京で実際に働いている先輩に会いに行く!」といったことも難しい状況でした。

そのため、まずはよく聞く「マイナビ」、「リクナビ」にある情報をあさることから始めました。

さすが大手の人材会社、情報量はとても多いのですが(1)「外資」に絞って考え始めた人間にとっては、良くも悪くも関係ない情報が多く、(2)また大学2年生だった私が応募できそうな案件は少なく、すぐに使用をやめました。上記のようなサイトは様々な業界の様子を知る(就活の全体像を掴む)あるいは、就活を始めるのが遅れ、ギリギリでも応募できる会社を見つけるには良いかもしれません。(あくまで個人的な印象です)

ただ当時の私が代わりに使い始めたのは、「外資就活ドットコム」というサイトです。

こちらのサイトの良いところは

(1)学生でも聞いたことのあるような、超大手の外資系企業の求人が網羅されている(商社などの日本企業の情報もある)、

(2)求人が開始されたらいち早く教えてくれる(大学2年生や3年生のはじめにチャレンジできる募集も多数)

(3)企業概要、就活体験談など、業界や企業理解に役立つ記事があるといった点にあります。

私は「外資就活ドットコム」を使って、興味のある会社がいつインターンや就活生向けのイベントを開くのか、いつから本選考が始まるのかなどを網羅的に調べました。


そもそも行ってみたい会社が見つけられない人は「外資就活ドットコム」のインターンへいった人の体験談や業界理解に役立つ記事を読んでみましょう。行きたい会社が見つからないことの大きな理由の1つには「どんな業界・企業があるか知らない」ということが挙げられます。正直それは当たり前です。よほどアンテナを立てている人でない限り、人生で会ったことのある大人は、両親、祖父母、学校の先生、部活のコーチ、日常的に利用するお店の店員さんくらいなものです。この少ないサンプルから選ぶ方が難しいのです。(医学部に医者の子が多いのも、同じような原理ではないかなと思います。)

まずはどんな会社があるか、その会社はどんなイベント(就活セミナー、インターン、面接)をいつやるのかを大学2年生の終わりから3年生の初めまでに調べておきましょう。


2.面接へ向けた準備

今の時代多くの学生は、本選考の前にインターンに行こうとすると思います。インターンに行くのは非常におすすめです。

その理由は、

(1)ネット以外のソースから得られた情報は価値が高い(本選考などで、「インターンのときに●といった話を伺いました。」というだけで他の候補者を一歩リードできますよね?)

(2)本当の意味での「雰囲気」がわかり、自分に合う合わないがはっきり見える(OB・OG訪問で、社員1、2名に会っただけではその会社の雰囲気を掴めません。意外にもインターン中に行われる飲み会などで会社の雰囲気が分かったりするものです。)

(3)顔と名前を売れる(そのまま採用に繋がることも多々あります。)

(4)いざ就活が本格化した時に、無駄にたくさんの企業の面接を受けなくて済む、用意すべき回答が何となくわかる(本選考は思ったよりも短期決戦です。無駄なく効率的に進めるためにも、大学2~3年生の数日間を捧げるだけの価値はあります)

実際に私も商社、外資系企業2~3社のインターンに行きましたが、それらの経験は今でも非常に重要だったなと思います。

さあ「インターンに行くぞ!」と決めても、誰でも行けるわけではありません。「筆記テスト」や「面接」があります。

「筆記テスト」は大学入試の経験によって差が出ます。正直センター試験の国数英を受けた人なら楽勝だと思います。そうでない人は、参考書を1~2冊やって足切りに合わないようにだけ気をつけましょう。

一方で「面接」についても、さほど難しいことは聞かれません。なぜなら企業側もインターンに来た子は「採用しても、しなくても良い」わけで、それほど肩肘を張っていないのです。志望動機、学生時代の経験、どんなことをやってみたいか、簡単なフェルミ推定、会社や部門に特有の基礎能力の有無の確認などが主な項目かと思います。

面接で失敗しないために、以下2つのことをやるのをお勧めします。

生まれてから今までの自分の人生を振り返る

大学1〜2年生は特に、直近の出来事として受験、サークル、留学など就活のネタにできそうなイベントがたくさんあるので、別に昔のことを振り返っても。。。と思う気持ちがあるかもしれません。

私も就活を始める前に、先輩から「生まれてから自分の今までを振り返る」ようにと言われたときは、正直アホらしいと思いました。何の意味があるのか全くわからなかったからです。しかし今ならこれの重要性が非常によくわかります。

受験、サークル、留学なんかをする前から、あなたの考え方や性格、興味関心は徐々に形成されてきており、面接官は(特に新卒の場合)あなたの経験そのものではなくて、どうしてその選択をしたのか、その時どんな考えや工夫があったのかに関心があります。

従って上記のようなイベントのことばかりで、その背景にある自分の考えや思いを話せなければ、あまりにありきたり(サークルや留学の話なんて何万人もの就活生から聞いています)で相手の印象には残らないのです。

例えば「あなたの強みは何ですかと聞かれた時に、集団の中でリーダシップが取れるところ」と答えたとしましょう。そこでひたすらサークルの話をし始めたらアウトです。

「サークルでリーダーシップが評価されたのはなんで?」「自分はいつからリーダー気質があった?それともリーダー気質がないから努力した?」「どんな努力をして周りに認められるようになった?」と結局過去の自分を一つ一つ振り返っていく先に本当の回答があるのです。

今覚えている範囲の(最近の)エピソードから回答を準備することも大事ですが、そのための「素材集め」として、あるいは「より深堀した回答」をするためにも「生まれてから今までの自分の人生を振り返る」は非常に重要です。


次にやるべきなのは、

ワンキャリアなどのサイトで過去に聞かれた質問、それに対する回答例を調べまくる

こちらは前の話に比べるとややテクニカルな内容ですが、ワンキャリアでは過去の先輩たちの経験談が学べます。(注意:全く同じ質問が来るわけではないですが、似たような質問が聞かれることが多々あります。また回答はあくまで参考で、自分なりにカスタマイズする必要があります。)

パターンを数多く知っておくことは、いざ想定外の質問が来た時にも、応用できるので非常に大切です。


こちらの記事は、就活を始めたばかりの人(主に大学1~2年生)に向けた非常に基礎的な内容です。今後より具体的な就活に使えるテクニックや経験については書きたいと思いますので、興味がある方は❤️やメッセージで教えて下さい。

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