我が街は、ずいぶん前から土地開発が進み たくさんの山を切り開いてきた。 すごいもので、夕立がなくなった。 都会から移り住む人が増えて、にぎやかになる。 ショッピングモールも出来て 町おこしたるものも、 盛り上げようとする人も自然と出てくる。 その代わり賑やかだった商店街はさびれ・・ 昔ながらの町並みはずいぶんと様変わりした。 この土地に移り住む人は、 かなり高い確率でこの街を気に入る 「いいところだね・・」 「ここに引っ越ししてきてよかった・・」
私は生まれ育ったこの街が好きではない 今でこそ、人口も増え便利になったが 昔は商店街のある小さな町だった。 自分が、どこの誰なのか… いろいろ… そう、色んなことをみんなよく知っていた。 私の母は、正直者でウソがつけない ごまかすという事ができない人だ。 聞かれると、バカ正直に答える そして…かなりのお人好しだ。 そう、世間一般でいうと 「いい人」の部類に入るのだと思う どこにでも放送局のような人はいるもので 私はその母の 「なんでも喋ってしまう」
おかあさんどうしたの? 仕事からの帰り道 久しぶりに出会ったご近所の方。 それは、4年前のことである 母は両親と3人の弟妹の長女として この町で育った。 ゆえに、母の事を昔から知る人も多い。 お姉さん、どうしたの? ボケはじめたの? 毎日、どうしてるの??? 同じ町に住む母の妹たちも 知り合いに会うと、そぅ聞かれるらしい。 もぅ、みんな おかあさんの事、知ってるよ。 噂になってるし。 人の口には戸は立てられないからね… と。 母が何か悪い事でも
私の母は認知症である。 あれ? 何か言ってることおかしくない? おかあさん、それ?本当? 思い込みじゃない? そう、思い出したのは4〜5年前の話 昨日は満月🌕 母と一緒にまんまるなお月さまを見る 穏やかな優しい時間。 「今日はね、水瓶座の満月なのよ」 「お月さん、きれいねー♬」嬉しそうな母。 「いつまでもずっと おかあさんが元気で暮らせますように…。 笑って暮らせますように…。」 自然と口からコトバがでる。 母もとなりで 「元気で毎日暮らせます
はじめまして。 占星術が大好きで 運気をみたり、相性を調べたり… 毎日ホロスコープを見るのが日課となっています。 精神世界の事、自分を成長させる為に ちょっとした学びもしています。 高齢の両親と暮らしていて、 そして、母は認知症を患っています。 そんな日々を、時にはオモシロ可笑しく 綴っていこうと思います。 どうぞよろしくお願いします✨