店員さんとのやりとりで感じた「たどたどしさ」の理由:個人ではなく関係性に生まれる「覇気」の存在
あの人の前ではうまくできるのに、この人の前ではうまくいかない。
どうしてなのか?を考えるとき、まずは自分の性格や能力に原因を求めるのが自然だと思います。
ただ、そうでないとしたら、何が理由なのか。
今回は「うまくいかなさ」の理由が「個人ではなく関係性にもあるよね」というお話です。
たどたどしい店員さん
目当ての服を探しにお店にいったときの出来事。
店頭にほしいサイズが見当たらなかったので、近くにいた「店員のお兄さん」に声をかけました。
残念ながら、在庫がなかったということで、今度は
こちらも、在庫がないということで、今度は、
すると今度は
あまり聞いたことがない地名だったので、確認したところ、他県の店舗でした。
そういって、このやり取りは終わりました。
たどたどしいのは、誰のせい?
店員のお兄ちゃんは終始、たどたどしいというか、初々しいというか、そんな対応でした。
それ自体に嫌な感じはしないのですが、おそらくは、まだ経験が浅いのでしょう。
お客さんの対応も慣れていない、もしかしたら、性格としても自分からコミュニケーションを取るタイプではないのかもしれません。
と、最初はそう思ったのですが、待てよと。
これって、こちらが影響を与えていたのではないか?と、はたと思ったわけです。
間に生まれる「覇気」
大人になると、勝手に身につく威圧感や存在感があると思うんです。
通称、「覇気」と呼んでいるもので、僕自身も他の人に感じることが多々あります。
どちらかというと、自分よりも年齢が高い人に感じやすいです。
これは、その人の性質で起きるものでもありますが、どちらかというと関係性で起きるものだと思っています。
つまり、年齢差がある人同士が関わると自然と生まれてしまうものだということです。
で、今回の場面でいうと、この「覇気」を生まれてしまっていたのではないか?と。
店員さんからすると、お客さんであり、年齢が上の僕に対して「覇気」を感じてしまい、緊張した対応になってしまったわけです。
言い換えるなら、定員さん個人の経験や資質に理由を求めるのではなく、どうすればお互いに気持の良い関係をつくれるのか?という関係性に視点を置くことで、このやりとりも変わったのではないか、ということです。
ファシリテーターとして場に立つとき、実はこの「覇気」の調整をしています。
年齢が高かろうか、低かろうが。経験があろうが、なかろうが。
その場においてはフラットに関われるような関係づくりをする、というのは、この「覇気」を生み出さないようにする、ということでもあります。
これに関しては、また別の機会に詳しく話たいと思いますが、日常場面もフラットに関わりたい時には意識しないとな、と改めて思った出来事でした。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございました!
今回の内容が何かのヒントや参考になれば嬉しいです。
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