見出し画像

ウィズ・コロナ時代、旅とサッカーはどうなるのだろう?(OWL5月ミーティング)

「OWL magazine」の月例ミーティングでは、会のはじめに近況について雑談し、それを記事化していました。

先月は5月25日に行いました。OWLのメンバーの中で、特に海外によく行く4人の精鋭が集い、「これからの旅とサッカー」について語りました。

5月のミーティングもオンラインになりました。社会情勢が日々目まぐるしく変わる昨今で、来月以降どういう形でお届けできるかわかりませんが、何らかの形で座談会は提供できればと思います。

円子文佳: 柏サポ。絶賛コロナ太り中。ストレスが色々と……。
ほりけん: 浦和サポ。クラシック音楽が好きという属性が明かされました。
FJまりこ: サポクラブなし。海外旅行好き、どこでもまりこ。
footy-sab: 磐田サポ。フェロー諸島が好き。メロンと盆栽も好きだと今回明かされました。


・Jリーグの再開が決定したが…


円子:今日(5月25日)、緊急事態宣言の全国における解除が決定しました。今日は、これからの旅とサッカーがどうなるのか、僕らの経験とか思惑から語っていければという感じです。とりあえず旅より先にサッカーについてですが、最初は無観客になりそうですよね。

まりこ:そうですね。

さぶ:そうですね…。

円子:で、そのあとホームの試合は行けるように、でも観客は定員の半分ぐらいまで、アウェイに行くのはその先かな?とかあと県をまたいだ移動はちょっと先になったりとか。

まりこ:何かこういうのを共有してもらいました。テレビでやってたみたいです。

※こういうの
僕らはテレビのニュース映像を撮った画像を見て話していたのですが、それをここに載せるのは著作権的にアレなので、同じ要素を国が世間に広報していたので載せておきます。要するに、しばらくの間プロスポーツは観客5000人が上限として運用されるらしいです。

画像1

円子:あっ、すごい!これさっきテレビで見たやつだ。

さぶ:まあ、しばらくは5000人ってことですね。

円子:アウェイはどうなるんでしょう。ぶっちゃけ、今も県を跨いだ移動は自粛してくださいってことになってるけど、法律などで禁止されてはいないですよね。

さぶ:自分は通勤の時、県またいでますから。出勤のため小田急線乗ってたら、東京出たり神奈川行ったり。

まりこ:町田トラップですね(笑)面白いデータがあって、ブンデスリーガは無観客で再開してますけど、ホームチームの勝率が16.6%に落ちてるらしいんですよ。中断前は43.3%だったんですけど。

※ホームゲームの勝率が16.6%に
この記事で解説されています。
https://www.soccer-king.jp/news/world/ger/20200525/1074097.html

さぶ:へぇ…。ドイツってホームの勝率高いって結構聞きますよね。

円子:まだ2節?再開して。

まりこ:そうです、再開して2節です。

円子:まあ、下がるのは分かるけど…、今までは後押しがあったっていうことなんでしょうね。
あと何試合あるんですかね?10試合ぐらいかな。

さぶ:2部はあと7試合です。何で2部から出てくるんだっていう話ですけど。

円子:確かに(笑)

さぶ:2部にフェロー諸島代表の選手がいて、その選手がいるチームが今首位なんですよ。

※フェロー諸島代表の選手
今5秒でググったところ、アルミニア・ビーレフェルトのヨアン=シムン・エドムンドソンという選手のことだと思われます。

ほり:1部も一緒ですね、18チームで今27試合消化なんで、あと7試合ですね。カップ戦をどうしたのかわからないですけど、カップ戦はベスト4まで出揃ってましたよね確か。


・世界各国の感染状況

円子:ドイツとかだとまだ無観客だから、観客を入れて試合やってっていうステージに進んでる国は、まだ世界にないんですかね?

さぶ:今朝、ベトナムがカップ戦やったとかってニュースみた気がします。

円子:ほう、ベトナムはもう国内は全然ノーガードになってるって、友達の駐在の人が言ってましたね。

さぶ:なんか10000人規模入れてたっていう話が流れてきたんですけど。

※ベトナムがカップ戦
試合映像は下記の通りです。なんかちょっとマスクしてる人多いなぐらいの感じで、普通にほぼ満員の観客がいます。国内の感染者を完全にゼロに出来れば、ここまで日常が戻るんですけどね…。

円子:ショッピングセンターでマスクしてる人も今は10パーセント程度みたいで、あんまり蔓延しなかったですよね。早めに鎖国して広がる前に終息させ、もうそんなに制限しなくていいということなんですかね。

さぶ:ベトナムはそんな感じと聞きました。

円子:そうやって一旦クリーンになっちゃえばいいだろうけど、日本の現状だとそれはちょっと遠いかなと。

まりこ:確かに、今見たら死者が1人も出てないですねベトナムは。

円子:先週末にコロンビア戦のライブ配信やってたじゃないですか。あの時、つい勢い余ってコロンビアとセネガルとポーランドの感染者数とか死者数を調べてしまったんですよ。するとなんと、セネガルが一番低かったんです。

※コロンビアとセネガルとポーランド
言うまでもないですが、ロシアW杯で日本が対戦した3か国です。あいつらには負けたくない(ベルギーにも)

円子:コロンビアがいま感染爆発中で。ポーランドは何か、北欧っぽい動きでしたね。

まりこ:南半球ってこれから寒くなるんですよね。何かその辺とかも関係するんですかね?

円子:どうなんだろうな、ブラジルは最初から爆発しまくってるんで。今は南米がちょっとやばい感じですよね、どこも拡大しつつある。

さぶ:なんか暖かい国が広がってないかというと、そうでもなかったりするので。

円子:多少はあるだんろうけど、それよりもなんか生活環境というか、シンガポールとかが結構拡がったり。移民の労働者が狭い部屋で共同生活してて、そこで感染が広がって、金持ちの間にはあんまり拡がってないって話だった。

さぶ:なるほど、闇ですねえ。

まりこ:皆さん次、どこか行く予定とかって立てたりしたんですか?

円子:え?外国で?

まりこ:そう、外国。

円子:だって俺、パスポート1月に更新したばっかり…。

一同:

円子:3月にモンゴルに行く予定だったんです。パスポート、当分使わないよね。

まりこ:富士山柄のやつですか?

円子:まだそこまで行ってない、多分切り替わる直前とかだったんじゃないかな。

※切り替わる直前
発行日は1月10日でした。2月上旬から新しいデザインに切り替わっているそうですね。色々とタイミングが良くなかったな……。

画像2

まりこ:それは残念でしたねって言うしかない。

ほり:まだまっさらってことですよね。

円子:ここから1年ぐらい海外にいけないんだったら、このタイミングで更新する必要なかったですよね。

ほり:そうですよね、1年分損してますよね。

まりこ:楽天のプレミアムカードを、切ろうかどうしようか、すごい考えてるんですよ。

円子:ああ…

さぶ:プライオリティパスね。

※楽天のプレミアムカードを切ろうかどうしようか
海外旅行の力強い味方であったプライオリティパスですが、楽天プレミアムカードに年会費10000円(税抜)で入会すればついてくるので、海外によく行く人は年会費払ってもラウンジを利用できてお得でした。そして、海外に行けないご時世になっている今日この頃です。

円子:マイルとかの貯め方も考えなきゃいけなくなりますよね、有効期限とか。あと、その航空会社が潰れないかどうかとか…。タイ航空で貯めてたらどうなったか。

ほり:そうですね、航空会社はどこも心配ですよね。

円子:僕はメインで貯めてるのがユナイテッド航空なんですよ。それで、2週に1回ぐらい「私たちは大丈夫です!」みたいなメールが送られてきてて。

※私たちは大丈夫です!
こんな感じのメールが定期的に送られて来てます。

画像3


さぶ:それ、むしろ怪しいやつじゃないですか!

円子:いやまあ、国内ってことだと行こうと思えば行けるし、まあアウェーの試合に行くかどうかはともかく、夏休みとか普通に旅行させる雰囲気にはなってますよね。

さぶ:何か旅行券だすみたいですね。こんなに早く出していいのかなって思った。

まりこ:そうそうそうそうそう!

さぶ:もうなんか7月下旬ぐらいには、国が旅行を推奨するみたいな感じなんですけど。

円子:やっぱり無理でした、やっぱり自粛してください、みたいな展開があるかもしれないけど。

さぶ:なんか暑くなるから大丈夫じゃないかなとか思ってそうですよね。

円子:一応今のところ世界的には、一旦落ち着いたその後また感染爆発してる国は、まだないかなっていう。

ほり:数字見てないですけど、韓国一瞬戻りませんでしたっけ?

円子:何か一日だけ、数十人発生して、そこでそのクラスターをすぐに潰したんで、そこからまた増えてはいないですよね

※また増えてはいない 
韓国は5月6日に外出制限令が緩和されましたが、7日にナイトクラブでの集団感染が発生したということが原因か、5月19日に32人の新規感染者が確認されました。その後しばらくは増えていなさそうだったのですが、収録後の5月27日は79人となり、「増えてはいない」という雰囲気ではなくなってきました。

画像4

画像5


まりこ:多分、梨泰院(イテウォン)のクラブだっていう話ですよね

円子:そういう、原因が追跡できる体制ならいいけど、日本だと一度また広がると止められないかもしれない。
ヨーロッパとかも一旦増えて、一応ドイツとかは減ってるからブンデスも再開して、そこで緩んだことによってまた増えてるところはまだないかなと。

※一応ドイツとかは減ってるから
このグラフ見ると、判断はかなり微妙ですよね……。一日738人って、東アジアの基準からしたら全然多い感じもしますが、ドイツのピークは6000人だったのでそれと比べるとまだ全然少ないですがどうでしょう。

画像6

画像7


まりこ:それは無観客だからってこともあるんですかね?

さぶ:客入れてないのと、ドイツに関して言えば、イタリアとかスペインと違ってスタジアムの周りに集まろうとする輩もいないからじゃないですか?


・ウィズ・コロナのサッカーサポーター

円子:そういえばイタリア、そんな話あったなあ。

さぶ:CLの時のアタランタ対バレンシアですね。あの時はスタジアムに入れない人も、周囲にみんな集まってたらしいじゃないですか。

※イタリアとかスペイン
2月19日のチャンピオンズリーグ、アタランタ対バレンシアの試合後、イタリアのロンバルディア地方、スペインはバレンシアで新型コロナウイルス感染者が大規模な拡大を見せており、この試合にサポーターが集まってしまったことが原因でイタリア・スペインで広まったのではないかとされています。

さぶ:サッカーが原因で拡がったって言われてる唯一ぐらいの事例じゃないですかね?

円子:なのでイタリアはちょっと再開がしづらいかもしれませんね。

まりこ:室内じゃないからそんなにはって思うんですけどね。

円子:そうそう、試合中はみんな同じ方向向いてるし、クラブみたいに入り乱れて喋ったりする環境じゃないから。

まりこ:でも多分コールとかはちょっと危ないような気もするんですけど。

円子:やらない方がいいです。

まりこ:なんかクラスターって言われるものが日本で起きているのって、ライブハウスとかじゃないですかね?ある一定の方向を向いてるっていうのは多分サッカーも一緒で、で何が違うかっていうと屋外であるっていうことはあるかなと思いつつ、多分飛沫が飛ぶようなことをずっとやり続けるとちょっとリスクになるのかなっていうのは思いますよね。

円子:やらない方がいいし、禁止されるでしょうね。

ほり:まあそういう意味で、応援スタイルの違いによって影響の出方って微妙に違いますよね。ドイツもそうですけど、統率とる系のゴール裏と、大雑把に言えば自然発生型があるじゃないですか。だから何か統率とる系の国の方が何か無観客になったりチャントが無くなることによる雰囲気の違いみたいなより出そう…

円子:あとまあ、統率取る人を止められれば、その応援クラスターをつぶせる訳ですね。

ほり:あ、それは逆にありますよね。

円子:自然発生型は、クラスターを封じ込められない。

ほり:確かにコルリがいなきゃ、おーおーぐらいしか言わないですからね、そこは良し悪しですね。

まりこ:多分イングランドとかのスタンドだと、クラスターとしては潰せなさそうですよね。

ほり:歌みたいなのはさすがにやらないでしょうけど、でも何か声は出しがちかもしれないですね。


・僕らはサッカーを見に行けるのか?

円子:取り敢えずお客さん入るようになって、チャントはやらないだろうな、でも大手を振ってアウェイに行けるようになるのはなかなか遠そうだなっていう感じがします。

ほり:特に長距離だとそうですね。浦和は関東圏のクラブですけど、関東圏だと、通勤や通学のときに県をまたぐことも普通にあるじゃないですか。もしそれが平常に戻ってきたら、FC東京や柏ぐらいならいいんじゃない?っていう空気になるかもしれないですけど、やっぱりちょっと距離のあるアウェイ、旅感のあるアウェイっていつから行けるんだろうなっていう。

円子:それってリーグが何か決めるんですかね?まあ決めないとダメでしょうね。

さぶ:そうですね、何かしら示すんでしょうね。

ほり:ルヴァンは組み替えするとかってニュースがありましたよね、できるだけ近いところとやるとかで。でも例えば札幌とかだと、一番近くても海を挟んで仙台で、難しいクラブもあると思います。でもできるだけ移動距離を小さくする方法をとるみたいですね。

※移動距離を小さくする
この日、25日付で出ていたニュースでしたが、J1のリーグ戦も地域ブロックごとに分けて再開するという案が出ていました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f1b3d09a89521c9f7f82b0aad527505de2818d6d

さぶ:札幌とかは、川崎がかえって一番近いそうですよね。

ほり:羽田からってことですね。

円子:ホーム、アウェーっていうので、アウェーの人が何であそこは良かったのにウチはダメなんだみたいになるとややこしいんで、アウェー一律禁止にするか、移動距離何キロ以上は一旦禁止にするかみたいなのかな。

まりこ:でもそれってどうやって証明するんでしょうね?

円子:そこは証明じゃなくて、アウェイ席を開けないという運用がありそう。

まりこ:例えばさぶさんとかは、神奈川に住んでいるけどジュビロサポーターじゃないですか。そういう人がジュビロ応援しに行くっていうのはオーケーなのか。

円子:それは、どういう運用をするかなんでしょうね
一応厳密にやろうとしたら、入場時に身分証明書で住所をチェックするのは出来るかもしれないけど、チェックすること自体が密になってしまうので。だからアウェイ応援席を封鎖するとかアウェイグッズを身に付けてる人をお断わりする、逆に移動距離に関係なくホームの客として来る人はとりあえず断らない、アウェイのサポーターとしてくる人を断るという運用がありそうです。

ほり:そうですね、いったんリーグとして禁止か制限するというのはしょうがないですよね。

円子:で、それがアウェイ一律なのか、近距離だったらいいようにするのか。

ほり:チケット買う時のチケットサイトには、多分アカウント登録の時に住所を入れると思うんですよ。一応そういう弾き方はあり得るかもしれないですよね。

円子:でもそれだとチケットサイトに責任を負わせることになっちゃうんで、そこまで協力をお願いできるかっていうと、リーグが管理しなきゃいけない話になりそうですね。

ほり:Jリーグチケットとかならいけるんじゃないですか?

円子:そうか、それ以外の販売を一旦停止する。

さぶ:で銀行とかのウェブサイトみたいに、免許証とかのデータ提示をお願いするっていうシステムは可能かもしれないですけど、まあやらないでしょね。そこまでするぐらいだったら締め出しますよ。

まりこ:うん、多分そこまでするメリットがないと思います。

ほり:あとは公平性じゃないですか。特に浦和みたいな相手だと、アウェイ客を入れた方がチケット収入が上がるって考えると、近くはOKとかでなく一律にせざるを得ない気もしますけどね。

円子:ああ、そうか確かに。

ほり:あとは、イニエスタのいる神戸戦ができるかできないかも今は多分大きい。

円子:ああそういえばそんなのも…。なんか日常からサッカーが遠くなりすぎて、イニエスタの存在を忘れてました。

ほり:ちょっと脱線しますけどイニエスタの話でいうと、浦和ってホーム2回ともイニエスタ出てないんですよ。その2回とも確か55000人とか入ってるんですよ。で2試合とも勝ち点3はいただくっていう、イニエスタが出ない神戸は色々最近ドル箱でした。


・スタジアムの定員とチケット販売

円子:あのーしばらくは、さっきの表だと収容人数50パーセントまでにしないといけないんで、50000人とか当分無理ですよね。

ほり:まずは5000という上限があって…。

円子:5000に抑えるのって、相当大変ですよね。そもそも浦和の年チケの人って何人いるんですか?

ほり:うん、余裕で入れないですね。たぶん年チケの人を公平に扱ったとしても、4-5試合に1回ぐらいしか入れない。

円子:アウェイ入れる入れない以前の話で、年チケの人も入れない。アウェイとか言ってる場合じゃなかったですね。

ほり:うんそうですね。J1のスタジアム基準って、15000人でしたっけ最低が。

円子:一応15000人ということになっています。柏は13000人しか入らないと評判の…。でも逆に言うと5000のダメージが少ない方なんですよ。50000とか60000のスタジアムでやるところと比べると...。

※ダメージが少ない
そんなことを言ってましたが後日、やはり柏も年チケを無効にして払い戻すという通知が来ました。

ほり:本当そうですよね。

まりこ:FC東京以外に年チケに対して何か言及してるクラブってありましたっけ?(※5月25日時点)

さぶ:なんか大宮はアンケートとったみたいな話聞きました。

まりこ:そうそうバカだなって思いました。

ほり:うちはまだ試合の日程が決まり次第連絡しますって感じですね。

円子:まあね、そう言うしかないですよね。

まりこ:さっきの資料を見てたら、本当に年チケ持ってる人でさえ入れない感じですね。

ほり:そうですよね、無観客よりもちょっと入れる方が難しいですよね、よく考えたら。
うちはシーチケが、一番上だと25年以上とか、一番下だと5年未満とか、継続年数でランク分けされてるんですよ。ダイヤモンドとかプラチナとか。

円子:ダイヤモンドの人から順番に観戦許可が下りてくる、みたいな運用になるんですかね?

ほり:そこは難しいですよね。どういう考え方でやるのか。満遍なく大切にするのか、コアの人を大切にするのかとか。

まりこ:何かそこに、クラブの色とか出てくるんですかね?

円子:まあどういう基準で選ぶかはクラブが決めても良い。人数のノルマが守れれば。

まりこ:でもクラブごとにプライオリティーとかができたらちょっとそれはそれでちょっと面白そうですよね。

円子:どっちから先にってのは、最初はともかく、常にダイヤモンドから順に5000人入れますってなるとさすがに下の人が怒りそうな。

まりこ:ローテーション制になるんじゃないですか?

さぶ:ローテーションが1周するまで制限期間が続くと考えると嫌ですけどね。

まりこ:例えばレッズとかだと、駒場時代からずっと年チケ持ってる人はガンバ戦とか因縁があって盛り上がるカードに行けるけど、最近からの人は普通の試合にしか行けないとかって。

円子:それ、やったら面白いな。

ほり:でもまあ転売屋はやばいなと思います絶対に。ACLの決勝ですら10万とかになってたのに、5000枚とかになると普通の試合でも高騰しそうで怖い。

円子:それはいったん年チケを全部チャラにしてってことですね。現状だと年チケを減らさなきゃいけないぐらいなので、新たに公平にこう配分するためにいったん年チケは…。

まりこ:召し上げ。

円子:召し上げというか返金をして、その席を3倍ぐらいの値段で再販売すれば、クラブの減収をカバーできます。

ほり:あとは行ける権利みたいなのを別に売るとか。年チケはカードとかあるんですけど、それとその権利を買ったみたいなのを合わせて出さないと入れない。

円子:それって、そもそも年チケとは何だったのか?みたいな話になりそうな。

ほり:このご時世だとやっぱ一般客って難しいですよね。我々は超コアじゃないですか。コアな人たち以外に、コロナが終わりました、じゃサッカー行こうかっていうと、そのライトサポがどれぐらいいるかって話ですよね。

さぶ:まあコアとか言われつつ、私なんか年チケ持ってないんですけど。そういうサポートの仕方じゃないので。で仮にそういう人気クラブ、J1様のクラブとか大体5000枚ぐらいは年チケで出ちゃってますよね。で、年チケを持ってない自分のような人がサッカー見たいってなった時に、じゃあ上限5000人でどこか見に行けるかな?って思ったら、三ッ沢のYSCCの試合に5000人殺到しないかなって思ったり。

ほり:カテゴリーを下げるということですね。

さぶ:なんか意外とアンダーカテゴリーは、そのあおりを受けて大盛況になったら面白いなと。
まあYSCCは普段は1000人行くかどうかぐらいですけど。

まりこ:さっきの表ですけどあれ、プロスポーツって書いてあるんですよ。だから例えば南葛SCを見に行くのはもしかしたら無制限かもしれない。

さぶ:うーん、恐ろしいですね。

円子:まあ確かに、その辺でやってるアマチュアサッカーを勝手に見に行く人に対して、誰かが何か制限する義務があるかっていうとどうなんでしょう。

ほり:南葛って東京都リーグだから都の管轄なんですかね?

円子:東京都社会人サッカー連盟という団体がやっていて、東京都がダイレクトに行政として管轄している訳ではないです。

ほり:なんとなく東京都サッカー連盟にディレクション出しそうなのは、日本サッカー協会とか東京都ってことですよね。

円子:うーん、東京都は多分興味ないんじゃないかなあ。

ほり:でももし自分が東京都サッカー連盟の事務方にいたら、東京都の方針は気にしそうな気がしますけど。

円子:確かにそれはそうですね。
だからそうか、アマチュアスポーツをやるなと言われたら従うしかない。

ほり:とか、一般的な集会とかイベントに対する、各県とかの方針は。

円子:まあ、観客を入れるなと言われたら、入れないでしょうね、うん。
うーん。今日のテーマは、これからの旅がどうなるのか?っていうつもりだったんですけど、旅の遥か前の段階で色んな困難があるということがわかりつつありますね。


・これからの国際試合、海外旅行はどうなるのか

ほり:いやそうですねえ。
でもその、旅的な話だと、国際試合はどうなるんだっていう。

円子:本当にそうですね…。

ほり:そもそも選手が国を移動するってことを許可するのかもあるし、アウェーサポーターはどうするのかとか、ワールドカップ予選はセントラル開催なのか?とかそういうのが出てきそうですよね。

円子:僕は最近、サッカーSFをいくつか書いてるんですけど。その構想の一つに国際試合についてがあって。

※サッカーSFをいくつか書いてるんですけど
いくつかと言いつつ、まだ発表したのは2つですが、「コロナによってサッカー観戦がどう変わるか」を空想して書いています。

今後、外国に入国するのに2週間の自己隔離が必要になるっていう話がありますよね。そうすると行って帰ってくるのには4週間かかってしまって、国際試合は現実的じゃなくなります。

ほり:それは選手がですか?

円子:まあ選手もですね。サポーターは別に入国できなくても試合できるんで。
それでも例えばACLを何とかやるならどうしたらよいかを考えてみたんですけど、移動の日程を捻出するために、リザーブドッグス的なチームを作ると良いかなと。試合の後に日本に帰らなければ、入国時の2週間の隔離だけで試合出来るんですよ。そこでACL用にアジアを転戦するBチームを作って、普段の練習もずっとアジアのどこかでやる。そしてBチームの方が『俺たちのフィールド』みたいにAチームより強くなる、というくだらないストーリーを考えたんですけど。

ほり:なるほど(笑)でもソレはちょっと一理あるかもって思ったのは、確かブラジルのクラブってそんな感じなんですよ。選手の数がめちゃくちゃ多くて。

さぶ:そうですね、州選手権と、全国の…

ほり:1年間ずっとやってるんですよ。1月から6月が州選手権で、全国リーグが7月から12月とかなんですよ。で、試合数が年間60とか70試合あるんで、3チーム分ぐらい選手を抱えてないと大きいクラブは回せないんですよ。それにリベルタドーレスとか国内のカップ戦とか、州内カップとかもあるんでしたっけ。

さぶ:州内カップあります。

ほり:なんか大会が5個とかあるらしいんですよ。そうなると、国内に帰ってこない人がいてもおかしくない。

まりこ:なんか、アルビレックスシンガポールが、アルビレックスのACLはそっちで出るみたいな。

円子:国際試合ってことだと、昔のワールドカップ、第一回のウルグアイでやったワールドカップとかって、まだヨーロッパから飛行機が飛んでない時代で。ヨーロッパからウルグアイまで二週間の船旅だったんですよ。なんか国際試合がその時代に戻る感じがありますよね。
ワールドカップも予選の試合でホームアンドアウェーを、ミッドウィークにやるのは、ちょっと無理ですよね。

ほり:まあだから、セントラル開催なんじゃないかなと思いますよね。

さぶ:感染が少ない国でセントラル?

ほり:まあそうですね、そこは開催地をどう決めるかという問題もありますけど。

まりこ:アジアカップと兼ねたらいいんじゃないですか?

円子:アジアカップって、去年やりましたよね。日本は準優勝だから、予選突破だ!いやー良かった良かった(笑)

さぶ:そうですそうです(笑)

円子:どこがヤバイんだろう?イラン、あれイランはベスト4か。早々と負けた国…、オーストラリアが結構早めに負けた?

まりこ:どうだったっけ?

円子:ベスト8で負けた国は、中国・ベトナム・韓国・オーストラリアですね。韓国とオーストラリアのプレーオフ、楽しそうだなあ(笑)。

※韓国とオーストラリアのプレーオフ、楽しそうだなあ(笑)
人が恐れおののきながら 不安定な橋を渡っていく・・・・・
なきながら渡っていくんだ その様を・・・
こうした安定した場所で見ていると もうそれだけで・・・
しみじみ幸せを感じられる・・・
普段感じることのできぬ「セーフティ」という名の悦楽・・・
「安全」であることの愉悦・・・・!

まりこ:まあそれは、日本に得なルールですよね。

円子:でも予選の試合が一切できなかったら、何かで決めるしかないから、そうなるとアジアカップという可能性はありますよ。

さぶ:カタールが優勝してますけど、カタールは開催国ですよね。

円子:うんだから2・3・4位はそのまま出て、ベスト8を4チームでシャッフルしてプレーオフと。

ほり:そういうことやらないと無理ですよね。予選で二次三次とかやってる場合じゃないっていう。まあ別にアジアに限ったことじゃないですけど。

さぶ:ヨーロッパは今年EUROで決めるみたいな感じでもいいんでしょうけど、そのEUROができてないですからね。

円子:うーん、ヨーロッパはそうかEUROで決めるとして、EUROに出れない国はもうその時点で。

さぶ:アウトですね。でもまだEUROすら、全ての国が出きってないんですよ。

ほり:そうだ、プレーオフが3月末ぐらいのはずだったんですよね。

さぶ:4チームぐらい決まってないですよね、多分。

円子:ちなみに基本的なことを分かってないんですけど、元々EU圏内って移動自由だったじゃないですか。今って国境が閉じているんですか?

ここから先は

9,864字 / 1画像

¥ 300

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?