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酒場からのマーケット2022 11月25日

日経平均28283 NYダウ34347 wti原油76.55 ドル円139.10
前週比384 602 ▼3.56 ▼1.22

日経平均は1%以上の上昇でした。
前週の下げを取り戻しました。
底堅い展開です。

45 170 267 ▼100の1週間でした。
27944 28115 28383 28283の推移です。

5日移動平均線は0.56%で25日線は2.25%となっています。

チャートを見て頂ければ分かりますが、25日線は10/26から右肩上がりとなっています。

これを見ますと、どこ迄も上がっていく様にも感じられますが。

日経平均 週足。

週足を見ますと6月と9月のcpiショック迄もそういう展開でした。
ここは今年のチェック点なのでしょう。

一気に上に抜けるのか、同じような展開になるのかです。
言葉的には3度目の正直になるのかという所でしょうか。

2021年の終値は28791円でした。

あと500円の所迄きています。
年足が陽線になるのか陰線になるのか。
後1ヶ月です。
どうなるでしょうか。
通してみればレンジ相場であったとも言えます。
注目です。

日経平均 月足。

長いチャートを見ますと、思い起こせばアベノミクスの7年8ヶ月の間に日経平均は24000円の壁を3回抜けきれず、なんとも言えない株価だったのですが、いきなりコロナ渦中のパンデミックで一段高となっています。

これは日本独自の動きではなく、米株の金融緩和における過剰流動性相場の所以であります。
日本の金融政策は2013年4月及び2016年1月からの長短金利操作付き量的・質的金融緩和を継続しています。
コロナ渦中になりましても、大筋は何も変更していません。

米国は現在高インフレが続いています。
消費者物価指数は足元10月は前年対比7.7%となっています。

2022年
1月7.0 2月7.5 3月7.9 4月8.5 5月8.3 6月8.6 7月9.1 8月8.5
9月8.3 10月8.2 11月7.7%
2021年
12月7.0 11月6.8 10月6.2 9月5.4 8月5.3 7月5.4 6月5.4 5月5.0   4月4.2 3月2.6 

世界最大のシンクタンクであるFRBは昨年にインフレは一過性であると何回も発信し、出口戦略を見誤りました。

それを抑える為に、金融縮小に舵を切り、今年は通常の3倍もの利上げを4回も連続で行っているのです。
3月0.25 5月0.5 6月0.75 7月0.75 9月0.75 11月0.75。

当然コロナパンデミックによる過剰な金融・財政政策だけの弊害だけではありません。
ウクライナ戦争という2/24に突然起こった地政学リスクが大きな要因である事は言うまでもありりません。

全ての市場がそれを受けて大きく動いています。
金利が上がり為替が動き株は下落しました。
コモディティーも大きく動きました。

この2022年は、未曽有の混沌とした不確実性な世の中の渦中であるとも言えます。

米国10年債利回り月足。 3.691%。

ドル円 月足。139.10円。

wti原油 月足。76.55ドル。

CRB指数 月足。273.25。
CRB指数とは国際商品先物指数で原油から鉱物、穀物19品目で構成されています。 


NYダウ 月足。34347ドル。

そして、このパンデミックを元に戻す為に、世界の英知で抑えにかけている訳ですが、容易に戻れない事は、多くの人が思うのでしょう。
来年も引き続き困難な展開が予想されます。

瞬時に動くマーケット系はそれを念頭に置いて進まなければならないでしょう。
今後の動向に注目です。


*足元の状況を確認しておきましょう。
米株の3指数は推移が違いすぎますので、NYダウで確認します。
NYダウ日足。34347ドル。

5日移動平均線は0.99%で25日線は4.33%となっています。

NYダウ週足。34347ドル。

NYダウは10月より急反発しています。
チャートを見て頂ければ一目瞭然ですが、9/30の値は28791ドルでしたので、5556ドルも上昇しているのです。
16%の上昇となっています。

但し、これといった要因を挙げる事は難解でしょう。
結論から言えば身もふたもない言い方で恐縮ですが、売られ過ぎたので戻したと言うのが適切かもしれません。
需給と地合いという事でしょうか。
相場を大きく動かすAi取引には理屈が薄い事が多い訳です。
複合的と言う言葉は玉虫的でしょうか。

ファンダメンタルズと言うのには無理があるでしょう。
7~9月の個別決算は完全に明暗が分かれているのは、皆が知る所です。
今後の推移もv字回復という話は出ていません。
各種経済指標も50という筋目になっており、今後を見極める段階です。

そもそも人員削減しなければならない状況は企業としては最悪でしょう。
企業の縮小ですから。

物価高が低減されたかもと言っても、前年対比7.7%ですから。
FRBの目標は2%です。
前月対比では0.4%上昇しているのです。
雇用統計よりも賃金は上昇が継続しています。
今後も一喜一憂があるのはコンセンサスです。
株価を見れば資産インフレは増大しています。

長期金利との相関も一時期崩れました。
11/10cpiからは又相関となっています。
そもそもFF金利は4%に上昇してます。
以前より高いのは間違いありません。
それに対して各種経済活動がなされています。
今後5%迄は上昇するだろうは、織り込みされています。

中間選挙への忖度と言う抽象的な部分はあるでしょうが、それも通過しました。

世界のシンクタンクから、来年は不景気になると言う指標が数多く出ています。

ウクライナ、エネルギー、0コロナ政策等々地政学的な朗報は思い当たりません。

兎に角、そういう現状ですが、株式マーケットは急上昇しているのです。
危険と感じキャッシュに戻していた部分を、リスクマネーに入れているのかもしれません。

*最も危険であると思われている欧州さえも同様の動きとなっています。
ドイツdax 14541。

5日移動平均線は0.68%で25日線は5.83%となっています。

フランスcac40 6712。

5日移動平均線は0.64%%で25日線は4.19%となっています。

個別銘柄は全くの別物でしょうが、インデックス系の指数は米株に連動と言ってさしつかえないでしょう。
当然、日本株も同様の動きです。

NYダウの2021年終値は、36338ドルでした。
現値は34347ドルですから1991ドルの差異となります。
6%も上昇すれば、元に戻るわけです。

前週も書きましたが、この状況下で経済の先行指標と言われている株価が元に戻るとなればたいしたもんです。

少々脱線しますが、日本株は底堅いと話が多く聞かれますが、米株は前年2021年にNYダウは18.7%も上昇しています。
日経平均は4.9%でした。
ちなみにSP500は21.4%でナスダックは27%も上昇した事は抑さえておかなければなりません。
2020年の日経平均の終値は27444円で、NYダウは30606ドルだったのです。
コロナパンデミックでの金融相場は2020年終値が起点でしょう。


*教科書的に株価と連動すると言われる長期金利を見ておきましょう。

米国10年債利回り。3.691%。

長期債が更に買われています。
現在の値的には10/3近辺でしょうか。
FF金利は0.75%上昇しましたが、10年債は上昇していないとも言えます。

2年債とは相反の動きとなっています。
これは何故か不明ですがそうなっています。
今後どうなるのかですが、2年債と相反にはならないと思うのですが。
債券取引はプロフェッショナルがされていますので、何かの要因で現在はそうなっているとしか言えません。
中東等から大きなお金が米国長期債に入っているのでしょうか。
原油供給国は相当なキャッシュを持っているでしょうから。としかの想像ですが。

株価はどうなっているでしょうか
10月より金利は上昇しているのに株価が上昇しているのが分かります。
そして上段でも書きました、11/10cpiより金利は不明の軟調になっています。
それを受けて更に株価が上昇してるのです。



前週は3.829%でした。
2年債も4.467%と前週4.531%と下落しています。
この値は誤差の範囲でしょうか。

金利が上がればperは下がり、金利が下がればperは上がるは基本です。
epsも同じくとなります。
それと相反する事もあるのは株価ですが。

今後の推移を見るしかないでしょう。
注目です。

ドル円 139.10円。

米国金利と連動し円高に振れています。
チェック点としましては、各企業の想定為替レートが138円と報道がありました。
やっと企業が為替に追いついてきたとも言えます。
ここのかえりは少ない方が計画的には良いでしょう。
今回の決算の様に差益や差損が著しく大きいのは問題です。
但し、今後円安恩恵は極小する事は抑えとかなければなりません。

wti原油 76.55ドル。

5日移動平均線は▼2.64%で25日線は▼9.45%となっています。

急落しています。
物価的には朗報です。
経済的には中国の需要を見ているのかもしれません。
移動制限は4億人と報じられました。
これも今後どうなるのかは不明ですが、足元では中国の経済指標には注目です。


*来週のマーケットは、名実ともに年末相場入りとなります。
いつもの月初の経済指標と共にパウエルの講演があります。
材料的には前回書きました配当金7兆円の再投資でしょう。
ここの週間はアノマリー的に上昇するというのがあります。
ここで変な動きでもあれば注意でしょうか。

今週の木曜日はワールドカップ、ドイツ戦勝利の影響があった様にも思われました。関連銘柄は上昇していました。
コスタリカ戦の誠に残念な敗戦の影響はあるでしょうか。


cme日経先物は28340円となっています。

昨年は忘れもしません11/26の南アフリカからのオミクロン発生でした。
大勝負をしていた私は何故そうなるかなと。散々な週間でした。
そこから年末まで軟調な展開でした。
こういう突発的な事は誰も分かりませんので。

年末高を訴えている市場関係者は12/13の22:30cpiとFOMC12/14での一段高に期待でしょうし。
まず12/2雇用統計を乗り越えなければなりません。

個人的にはFRBのドットチャートを含めて、利上げ予想は、この半年を見ましても、ことごとく見誤っている事は事実な訳です。
こんな文章を書いていますので、見直せばすぐに分かる事です。
市場関係者は当然知っている事でしょう。
という事は、今後もそれは起こる可能性が十二分にあると言う事です。
実際は来年6%迄平気で行くかもしれません。
その都度、直近の経済指標次第なのですから。
その点はチェック点です。

12月の中盤以降は季節柄完全な閑散相場になります。
注目です。

どうでもよい私の話は、8628松井証券の配当金が入っていました。それは良かったのですが。
窪田さんは他社の株価の解説はいいですけれど、自社の株価を何とかしてもらいたいものです。

松井証券。785円。

5日移動平均線は0.58%で25日線は0.78%となっています。

それと、このお世話になっているnote社が12/21東証グロースに上場する様です。
コードは5243です。
直近の売上は20億円で5億円の赤字上場との事です。
社員は100名で103万人のクリエーターがいるとの内容でした。

お付き合いで買いましょうか。

どうなるでしょうか。
注目です。

文章は頭を使います。想像力も鍛えられます。どう伝えるのが良いのか。場数を踏めば何事でもレベルは上がると感じます。時間がかかるのがしんどい所です。大昔作文はどうやったのでしょうかw。4649お願いします。