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大豆の等級検査を行う


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先日、大豆の等級検査を受けました。
自社栽培を行い、自社で販売をすると、客観的な数量や等級が不明確なので、JAさんで等級検査を受けました。

空欄に等級ハンコがおされます。

農協さんとお話してわかったことですが、大豆を詰める新品の風袋は1つあたり100円近く費用がかかるそうです。
中古の風袋に大豆を入れて、シール対応で検査するとシール代10円ですむので今回はシール対応で済ませました。

最初はフレコンバックで検査ができたら楽だなと思いましたが、フレコンは900kgの単位でないといけないことがわかりました。
バラでの検査はしておらず、風袋は30kgのロットなので小粒29,4kgの風袋が未検査になってしまいました。残念。
少粒大豆をかき集めて今度は30kgのロットにしようと思いました。

等級の検査員さんと立会い

JAさんの調整施設にお伺いするのがはじめてなので、新鮮でした。
大規模な調整施設でした。
通風乾燥のことについて色々とお伺いしました。
勉強になりました。もっとお尋ねしたいことがありましたが、検査の方がお見えになられました。

抜き取り検査を行う

大豆の検査員さんが専用の道具で抜き差し検査を行いました。
バットに乗せたあと、蛍光灯と机の上で規格に照らし合わせます。
また、水分計で水分を計測しました。
13%でした。

大豆は2等のハンコが押されました

大豆の等級は2等と格付けされました。
今年の製品になった大豆の反収は110kgほどありました。
製品にならなかった被害粒も多く、大豆トラストの会員さんに枝豆をお送りしたので、もう少し収量が伸びる余地があるなと感じました。

いままでの自分と比べたら大きく成長した一年だと感じました。
作付け面積が少ないのですが、また、今年の課題を来年に活かしていきたいものです。鬼が笑うかもしれませんが、来年が待ち遠しいです。
新しい取り組みに挑戦したいな。

また、検査員さんとも色々とお話しました。
お米の価格は以前はコシヒカリが1俵(60kg)12,000円ほど。
今年は17,000円。
大豆もお米もどんどん原料確保が厳しくなる時代がやってくるように感じます。
ある方は、日本と戦争してもミサイルは必要ない。
兵糧攻めにすればすぐに音を上げると揶揄していました。
アメリカとは同盟国でもありますが、依存度が高いと日本を都合のいいように利用されてしまう可能性もあります。

自助自立
そんな言葉が浮かびました。

国力という観点からでも「農」というのは他国依存でなく、自国で自給できる仕組みを持たないといけないですね。
お米の肥料は9割以上が外国頼みの状況です。

また、検査員さんとの立ち話なので、よく聞き取れなかったのですが、これからは1俵2万2000円になると福井新聞に書かれていたと仰っていました。(あとで、調べたらお米の相対取引価格のようでした)

「大豆もとれんやろ、こんだけようがんばったの。」
とねぎらいの言葉をいただきました。
ついでに「若いんやし、もっとがんばれ!!肌艶もいいやないか!」と
叱咤激励。

また、一つ一つ頑張っていこ。