農業記録 2025年1月
新年おめでとうございます。
今年も、農業や土作りに精進してまいります。

12月に入り、バケットローダーに除雪ブレードを装着。
機械整備も慣れてきたが、時間と手間がかかる仕事。
しかし、手間をかけた分、戻ってくるのが嬉しい。
やらないと。

後部にはスノーラッセル。
よく後部の開閉式窓ガラスとラッセルの排出口がぶつかり窓ガラスが割れてしまう事故がおきてしまうので、設置段階で衝突しないように3点リンクとポンパの高さを調整。
安全第一。
USスチール創業者のお言葉。

管理機なども掃除をして、燃料の排出を行いました。
混合油は農機具メーカーさんと相談して越冬する混合オイルは廃棄することにしました。
晩秋の混合油は私がこまめに生産調整をしていたのですが、他の社員さんには「ガソリンは劣化する」という考えと意思伝達がうまくいかなかった。
反省。

冬水湛水(ふゆみずたんすい→冬の間水をはること)をやってみる。
乾土化も促したいので、短期30日で水を抜く予定。

冬じゃがいもを掘る。
じゃがいもで感じたことは、他人と過去はコントロールできない。
コントロールできるのは自分と未来だけ。

マルカワみその農園では味噌の仕込み時に発生する残渣を微生物の力を利用して、発酵・分解して土に還す取り組みをしています。
量も知れているのですが、堆肥化したものを土壌に投入すると自然栽培とは言えないので、施肥する圃場を限定的にしています。
なぜ、堆肥化するのかといいますと、水分が多い生ゴミなどは燃料の消費が大きく、焼却炉や環境に負荷をかけてしまうからです。
仕込みの残渣を以前は、野ざらしで発酵、分解していましたが、最近、有害鳥獣が漁るようになりました。しかも、雨が降ると水分過多になってしまいます。
穴をほり埋める方法を試していましたが、掘るのが大変なのと、少し手抜きで浅く埋めると掘り起こされて、再び荒らされる悲劇が、、。
そのため、ベニヤ板で囲んだ堆肥ボックスに米ぬかや麦ふすまを混ぜて、残渣を入れて堆肥化することにしました。

写真はまだ混ぜが甘いですが、冬の寒さでも発酵熱が十分に上昇しました。
山口県の秋川農園さんが、堆肥は水分管理。と仰っていました。
雨ざらしにならないように上部に蓋をして、分解していきます。

世間では農閑期とされる冬の間は出荷業務も引き受けます。

12月に竹林整備を毎日整備しています。
少しずつ荒れた山が美しくなっていきます。
北陸地方では晴れの日が1ヶ月に1〜2日ほどしかないので、晴れの日以外の雨天時でも整備をしています。
転落や事故、怪我には要注意。

山仕事は傾斜もあり、力仕事なので、仕事終わりにはクタクタになります。
しかし、脳や五感に澄んだ感覚を得ることがしばしばあります。
森林の癒やし効果なんでしょうね。
自然のチカラは偉大と感じる瞬間です。
美しい自然が次の世代にも100年後にもキレイなままで受け渡せるといいですね。

相方のチェーンソーはこまめにメンテナンスをしています。
農業だけに関わらず、仕事は機械がないと仕事になりません。
自分に言い聞かせていることですが、商売道具はきちんと。大事大事。
写真は目立てと言い、チェンソーの刃を研いでいます。
刃が切れないと燃費が悪くなりますし、時間もかかりますし、怪我にもつながります。

年末に町内の子ども会でお味噌を仕込みました。
みんな楽しんでくださいました。