知識ゼロから10時間くらいの勉強で9割とれた、色彩検定UC級の勉強法
2021年の試験スケジュールが発表されましたね!
2021年色彩検定スケジュール
2020年11月に色彩検定UC級を受験して自己採点で9割超取れており、効率的に勉強できたなと思ったので勉強内容をまとめました。
⇒合格証無事届きました!
色彩検定UC級の説明は公式サイトへ
デザイン・色彩に関してなにもバックグラウンドがなかった自分でも、試験1週間前からの勉強で十分得点できたので、その学習法を残したいと思います。
そもそもがかなり得点しやすい試験で、合格ラインは得点率7割と言われているのでもっと少ない時間でも合格できるかもしれませんが、あまりチャレンジして落ちてももったいないので。
受験を検討している方の参考になれば幸いです。
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試験を知ろう(試験の基本情報と推測)
2019年度 受験状況(公式サイトより)
表からわかるとおり
・合格率約90%
→勉強すればほぼ受かる。効率化が大事。
・試験時間60分4択マークシートと一部単語の記述。
→消去法が使えそう。合格率8割なので記述も基本的なものしか出なそう。
やらなかったこと
試験用ノートは作りませんでした
→テキストに直接マーカーか書き込み。
(単語リストは作った)
作らなかった理由
・記憶がテキストとノートに散らばると定着しにくい
→テキストの位置やページ、文脈の流れで関連語句が覚えやすい
・自分が重要じゃないと思ってメモしなかった所が出たりする
・言い回しがテキストと変わると試験で混乱する
・テキストかノート、どちらかがないと勉強できなくなるのはめんどう
・テキストに書き込めるスペースが十分にある
自分がやったUC級の学習手順(10時間以内くらい)
1.単語リストを作成する(2時間くらい)
2.(できれば)過去問を見る(1時間くらい)
3.テキストを読む・単語リストに追加する(2時間くらい)
4.テキストを読む(40分×4日くらい)
使用したもの
・色彩検定UC級公式テキスト
・過去問1回分(できれば用意する)
・PC
・Googleスプレッドシート
・書き込み用ペン、マーカー
1.単語リストを作成する(2時間くらい)
テキストP125のさくいんを見ていただくとわかる通り、さくいんに載るレベルの重要単語が60個しかありません。
単語リストを作成すると最低限の知識を短い時間で理解できるのと、自分が知らない単語を理解してからテキストを読むと流れを止めずに読みすすめられるので、今回のように単語数が少ないテキストの場合おすすめです。
つくり方
①Googleスプレッドシートを開き、1行目に左から「単語」「説明」「関連語句」「ページ」を入力します。
②さくいんに載っている順に上から「単語」の列に語句を書き写していく。
→このとき、「ページ」に該当ページを書いておく。
※ページ数が複数ある場合は単語を2行に書く
③語句をすべて書き写したら、フィルタをオンにしてページ番号昇順でソートします。
これでリストが「テキストに出る順」になりました
②で複数ページに出てくる単語は、ここで出る順にばらけます。どんな単語と一緒にどんな内容の時に出るのかがわかります。
④テキストに出る順になった語句の「説明」を、ページ番号を参考に上から埋めていきます。
テキストをじっくり読み進めるのではなく、単語の該当ページから単語の説明になっている箇所を探して書き写します。このとき、テキスト本文の該当単語をマーカー等でハイライトしておくとよいです。
単語リストに画像を入れてもよいです。
この作業をすることで、短時間でテキストの1周が終わり全体像を理解できます。
※ここで単語の説明がうまくまとめられない、説明書こうとすると長すぎる単語があったので後半はかなり説明を埋めずに飛ばしました。
2.過去問を見る(1時間くらい)
簡単にテキスト1周したところで、実際の試験はどんな問題がでるのか確認しました。
過去問
重要語句以外にテキストの言い回しや重要語句周辺の内容も出ることがわかったため、次のテキストをじっくり読むタイミングで出題歴のある項目周辺を気を付けて読もうという方針を立てました。
3.テキストを読む・単語リストに追加する(2時間くらい)
単語をさらって簡単にテキスト1周したので、次は丁寧にもう1周します。
2時間続けて時間はとらなかったので、空いた時間に読み進めました。
ここで、リストに入れなかったけど重要そうな単語をリストに簡単に追加しました。
4.テキストを読み、書き込む(40分×4日くらい)
重要語句周辺や、何をしたらどういう順番・理屈でどうなる という箇所を中心に、テキストにマーカーをしていきます。
事例集・資料集除けば、テキスト自体は75ページしかありません。
すでに単語リスト作成と、3の段階で1周しているので、30分で30ページくらい、2日で1周。2周はできたらいいと思います。
いろんなページに似たような内容が書いてあったりと、内容をまとめられそうな場合はテキストの余白に書き込んで、できるだけ内容をまとめます。
▼例)色覚異常の種類の横に、別ページの種類別の色彩設計をまとめた
以上の学習で、知識ゼロの試験1週間前に10時間以内(実際7時間くらい)の学習で合格することができました。
これから受験する方の参考になれば幸いです。
■重要だった項目
・色を表す方法 (PCCS、色度図、マンセル・・・って何が違うのか)
・色覚異常のタイプとそれぞれの見え方、それに対する色彩設計
・視細胞の構造
L錐体=Long=長波長=赤 (覚え方:ロングはレッド)
M錐体=Middle=中波長=緑 (覚え方:ミドルはみどり)
S錐体=Short=短波長=青紫 (覚え方:ショートはさむい(青))
・加齢により、眼がどうなって、見え方はどう変化するか
・高齢者に伴う眼疾病の名前とそれぞれ見え方の特徴
・色覚検査法の種類
・色の設計と修正、どんな方法があるか
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