妄想プロ野球日記〜その05.死生観を語ってくれた糸井さんの話〜

(今日の登場人物)

どうも阪神タイガース新人の金城です。

・・・はあ。残念です。本当に残念。僕が子どもの時には「バカ殿」でした。両親世代は「全員集合」。きっとその頃のおじいさんおばあさんを笑わせていたとすると、親子2代どころか3代、4代も笑わせていたのかもしれません。国民的コメディアン志村けんさんが亡くなって、やっと事の重大さに気付いた方も多いんじゃないでしょうか。僕もその1人です。甘く見すぎてました。

これによって、きっと日本全体が暗くなります。たまには暗くなっても良いかもしれません。またそれぞれが前を向けるのなら。みんなで暗くなる日があってもいいかもしれません。いつかまた笑って過ごせる日が必ず戻ってくるなら。

今日は志村けんさんの訃報を聞いて、「電話で糸井さんが死生観を語ってくれた話」です。

今日の昼すぎ。

糸井さんから急に電話が来た。

金城「はい!お疲れ様です。どうしました?」

糸井「金(きん)。大丈夫か?テレビ見た?」

金城「志村さんですよね、、、見ました。ものすごいショックです」

糸井「大好きって言ってたから、気になってな」

金城「すいません。ありがとうございます」

糸井「俺も昔から大ファンだったんよ。家族で見とったわ。俺らの時代は『カトちゃんケンちゃん』やな。土8見たいから練習終わりダッシュで帰ってな、風呂も入らんと見て怒られたわ。」

金城「あーー確かに、録画とか無かったですもんね」

糸井「でな、母ちゃんがあまりに怒るもんやから。CM中に入ったこともあったで?笑」

金城「CM中に!?笑 せいぜい2分とかしか無いですよ?笑」

糸井「だからその2分で入るやんか笑」

金城「どういう流れで入ってたんですか!」

糸井「まずなお湯出るまで待つ時間ないから、もう水やな、水。水バーっ出して、一度ボディ全体を燻らせんねん。」

金城「くゆらせる!?笑 合ってますその使い方?葉巻とかの言い方ですけど笑」

糸井「葉巻?何やそれ太巻きの仲間か?」

金城「なんで葉巻知らないんすか!笑 良いですよ続けてください!」

糸井「ボディ全体をサッと濡らしたら、もうな左手で頭。右手でボディいくねん。」

金城「え!ダブルで!?どうやって!?」

糸井「まず両手で石鹸ブワーッ泡立てるやんか、んで体にブワーッ塗って、でそのタイミングでシャンプーをワンプッシュして、左手で頭、右手でボディをこう屈伸しながらやな、、、」

金城「やめてください!笑 想像しただけでキモいっす!笑」

糸井「キモいって何やねん!テレビ見たい小学生の天才がゆえの行動やんか」

金城「ボディ側の泡立ち悪いな〜ってなったらどう対処するんすか?笑」

糸井「それはチン毛でシャカシャカーっと泡立ててやな、、、」

金城「はいアウトーーー!笑」

糸井「何がアウトやねん!天才がゆえのや!」

金城「それさっきから何なんすか笑 天才がゆえのって。あとチン毛生えるの早いな!」

糸井「小5とか普通に生えとったやろ!」

金城「そうすか??笑 で、間に合うんですか?」

糸井「それがな、間に合いはしないねん」

金城「間に合わないんかーーーい!!!!笑」

糸井「CM明けての1分くらいはどうしても見逃してまうな」

金城「始まる10分前に帰って、少しゆっくり入れば良いじゃないですか!笑」

糸井「それだと気合入らへんねん。あの2分だからこそのスピードやな。」

金城「知らんすよ!!!もう!笑」

糸井「・・・どう?元気でたか?」

金城「・・・ぷっ。なんすかそれ!笑」

糸井「いや、だって絶対落ち込んでると思ったから、、、」

金城「ありがとうございます!糸井さんのバカみたいな話聞けてめちゃくちゃ元気出ました。」

糸井「・・・金。真面目な話。人って2回死ぬねん。1回目はいわゆる死んだ時。2回目はみんなに忘れられた時や。」

金城「あ、永六輔さんのやつ」

糸井「バレた?」

金城「バレますよそんな笑 名言っすもん」

糸井「でもな。本当そう思わへん?俺らも死ぬ時こんな悲しんで欲しいやんか。こんなに悲しんでくれたら忘れへん。俺らの心の中にずっとおんねん。だから志村けんって死なないんや。」

金城「・・・はい。そうですね。」

糸井「俺らは今死んでも何もならんで。だから今は・・・生きよう。」

金城「・・・わかりました。」

糸井「う"あ"っっっっ!!!!!!」

金城「え!?糸井さん!?急にどうしました!?」

糸井「やってもうたわ〜」

金城「なんすか!?どうしたんすか!?」

糸井「LINE電話かけたつもやのに、普通の電話してもうたわー。通話代かかるやん・・・。」

金城「億もらってる人がケチケチすんな!!」

〜その05.死生観を語ってくれた糸井さんの話〜おわり

※これらは全て妄想です

サポートしてくださったら、あなたの好きな選手の妄想日記、好きな役者の妄想台本を書かせていただきます!(500円)