誰も行ったことのない場所へ行け。そして誰もやらなかったことをやれ。

【テレビ感想文】NHK 『最後の講義』出口治明

たまたま番組表で見つけて、視聴したら面白かったー。
最初にこれまでの講義した著名人が出てきて、みうらじゅんさん映ってた。
くぅ～、見たかった！

ちなみに出口さんは60歳前にライフネット生命を起業し、七十歳で大学学長に。
これまでに1万冊超えの本を読んだ人。
タイトルは出口さんの好きな言葉だそう。

この時点でめちゃくちゃ面白い。

①人間のモチベーションはあきらめから始まる

喧嘩は一方的には勝てないんですよね。
5発殴って勝ってるんですが、3発は殴られている。 勝ち続けるっていうことは無理なんで、あきらめるんですね。
でも勝ち続けている人がいるわけです。
エビデンス(根拠)を探します。何で？何で？何で？と考え続けます。
新しいメンバーにチェンジして勝ってるんです。
こっちは同じメンバーでやり続けて負けてるんです。

「あきらめる」=「止める」という考えだったので「始まる」という言葉に驚いた。
これまでにあきらめたことはたくさんある。
どれもそこで止まっている。

あきらめた時それをやり続けている人を探し、なぜできているのか調べる。

ここまでは私も出口さんと同じことをしている。でも私はできている「理由」を見つけて言い訳をする。
「新しいメンバーでやってるんだ。私には人脈がないから無理、やめた！」
となる。
この違いだったんだ！
「理由」を「根拠」に置き換えるのが今後の課題。

②最も影響を受けた本「ダーウィン『種の起源』」

運と適応を学びました。
いろんな人から学びたければ、 好き嫌いは一旦捨て、まず「イエス」という気持ちでいろんな人に会う。
違うなと思ったら
「ごめん、お腹痛い」と言って帰ればいいだけのこと。

コミュ障なもんでなかなか「イエス」が出ない。おうち時間が増えた今、ますます苦手になりそう。
でもよく考えたら昔、合コンだけは気にせずサクサク「イエス」って言ってたな。
何でだ？
「今回は残念！」
って判断したら、本当に
「お腹痛い」
って言って帰ってたな…
で、女子だけでマクド反省会。楽しかった。
脱線失礼(笑)。考えてみる。
合コンは“知り合いの知り合い”という人がほぼ居ないから後腐れがない。
これがもし
「知り合いにあなたにぴったりな人がいて～」
というお見合い状態で会ってしまうと、万が一のとき、
「お腹痛い」
って言えない。
ではなぜ痛いって言えないのか？
知り合いに申し訳ないと思ってしまうから。
でも今書いて気づいた。
それは申し訳ないことでもない。
実際断った時も、知り合いは
「そっかー、残念！」
で終わって、怒ってなかったし。
それなのに自分が勝手に相手の気持ちを予測してビビっていただけなのだ。

まず「イエス」って言う！

また目標ができた。

③世界をフラットに見る方法【縦 横 算数】

【縦(歴史)】
人間の脳は1万年進化していないから、昔の人がどう考えていたか、歴史を知る。

授業の中でも「歴史」は苦手部類の一つだった。
「昔のこと学んで覚えたところで、今何の役に立つの？現代の方がいろいろと発達しているし便利だし！」
って思っていたのに、1万年進化してなかったのか…
むしろ便利なものが何も無いのに…昔の人は強い！
今後学んだり、調べ物をする時は、関連する歴史書も読まなくては！

【横(世界)】
世界の人はどう考えているか？

 世界。これも苦手意識があった。
世界には自分なんかでは考えもしない、思いつかないことがたくさんある。
それに触れるのが苦手だった。
自分と同じ考えだけに共感したかったし、自分は大丈夫と安心したかった。
でも最近様々な国の映画を見るようになって考えが変わりつつある。
自分の小さな世界で生きているより、たくさん学べる。
楽観的な考えに救われ、そんな自分とは違う考え方の人たちとの共通点を見つけた時、この上ない喜びを味わえる。

【算数(数字、ファクト、ロジック)】
どんな問題もデータでチェック。

 数字は好きで、ニュースとかではデータを見ているのに、

自分の家の食費データはとってなかった！

つけ始めて1ヶ月半。
先週、一週間あたりの費用がマイナス2,000円を記録！これが毎週定着すれば、毎月8,000円節約できる！
データは大事。

④どんなことも３年でほぼプロ

どんなことも3年頑張れば、ほぼプロになれます。今聴いておられる皆さんは平均二十歳ぐらいですよね。
人生100年時代。80年を3で割ってみてください。ね！いっぱいできますよね？

私は四十歳。倍以上生きて来てるのになんだかなーって思いながらも、気持ち切り替えて計算してみた。

80÷3=26.6

60÷3=20

私、今からちゃんと頑張ったら、
20個のほぼプロになれるの！？

え！？待って！！
20代の子と6個しか違わへんやん！

 

自分でいっつも
「やりたい時が適齢期」
と言っておきながら、やっぱり年齢気にしてたんですなあ(笑)。

こう考えると

生きるって奥深いけど単純だし、
大変だけど楽しい。

そんな風に思えた貴重な時間でした。
出口さんの話が本当に聞きやすくて面白かったので、今度本読んでみようと思います。