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書籍 思考の整理学を紹介

はい、今日は思考の整理学という書籍を読んだので紹介したいと思います(笑)

この本は1998年に出版され、東大や京大の多くの生徒が読んでいることが帯に書かれているほどのロングセラー名著です。

それが600円くらいで全国で買えると思うと驚きです。

「でも、そんな小難しい本、読む必要ある?」「賢い人はすごいな」と思わないでほしいと思うくらい、今からの時代において大事な内容だと思いました。


結論として思考の整理法で大切なことは「寝かせる」「忘れる」ことです。


「いや、何を言っているんだ」というのが聞こえてきそうですが、おそらく読んでいただいている方もどこかで体験したことがあるのではないでしょうか。

寝ている際に記憶は定着しているということを聞いたことがある人は多いと思います。

睡眠をとることで頭の中が整理され、勉強の知識や普段の思い出が記憶として定着します。

それ以外にも、「寝かせる」にはアイデアを思いつき、紙に書き留めたものがある日役に立つという意味も込められています。

そして、アイデアを思いついては忘れ、考えを巡らせては忘れるといった過程も大切だと説かれています。

忘れることで新しい前提でモノやヒトを見ることができ、1つの物事をあらゆる切り口から分析することができます。

つまり、相手の話や行動を多面的にみることができ、本質に近づくことができます。

また、それらが新しい価値観を尊重する手掛かりになります。


これらは日常の生活では必要なさそうですが、果たしてそうでしょうか。

例えば、アイデアを常に持ち、仕事に取り組んでいれば何かの際に意見を求められた場合、ていねいに答えることができます。

丁寧に論理的な回答を出せれば、次のタイミングでも聞いてみようかとまたチャンスが回ってきます。

価値観を理解することもこれからは特に大事だと感じます。

ロボットではできない仕事の代表とされるのが「コミュニケーション」

そしてコミュニケーションをとる際に必要不可欠なのが価値観の共有です。

価値観(相手の考え方)の共有がなされず、意見がぶつかると喧嘩不可避です。

そのためにも相手の考え方をどれだけ広くカバーできるかは今後の課題になると思います。

ましてや個性が尊重される世の中では必要になるでしょう。


じゃあ、どうしたら寝かせて、忘れることができるのか

この本では人に話すこと、本を読むこと等いくつかの方法が載っていましたが、今回はメモ、ノートについて書きたいと思います。

とにかく何かを思いついたらメモを取る、そしてしばらくの期間置いておく、見返した際に「これはいいな」と思うものを別のノートに写して、考えの精鋭ノートを作ることを薦めています。

これらをすることで、感情を吐き出し、自身の思考をぶつけることができ、気持ちが楽になったり、頭では整理できなかったことが目に見えることでより深く考えを巡らせることができます。

また精鋭ノートを見ることで相手から意見を求められたときにいつもより速く答えることができます。


ここまで外山滋比古さんが書かれた「思考の整理学」について書いてみました。

私はこの本を読んで、まだまだ考えることと向き合いきれてなかったと感じました。

そして、私は常に肌身離さずメモ帳やメモできるものを今後、常に持ち歩いていきます。

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