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女だけど、女の枠に入れられるのが苦手


ライブでよくある、「女子ー!」の呼びかけに答えるのが苦手。「女性の方はこちらに来てくださーい!」と言われたときも、「こんな私が女性の枠組みでいいのか」と不安になるから、苦手。だけど自分のことを男だと思っている訳ではない。「人間の方ー!」って呼ばれたら、自信を持って答えられるのになって思っている。


女の子なんだから体を冷やさない方がいいよ」って言ってくる人が嫌い。絶対に男も体を冷やさない方がいいでしょう。子宮がついてるからだとしても、子宮でしか物事捉えられないの?って思っちゃう。


女の子なんだし、重たいでしょ。持つよ」って言ってくる人が嫌い。私で重たいものはあなたでも重たいはずなんだよ。筋肉の違いはあっても、同じ人間だから重たいものは重たいに決まってる。気を使ってくれてるのであれば、「女の子なんだし」っていらない。もし持ってくれる人が現れたら「持ってくれてありがとう」って思うけど、本当はマッチョにしか荷物を持たせたくない。マッチョは最強だから。マッチョには何をしてもいいと思っている。だからマッチョが好きだ。


もう少し女の子らしくすればいいのに」ってよく言われる。私もそう思う。フリルとか、うす〜〜いピンクとか、ふわふわした素材の服とかが好きになれればよかったのかなあって思うことはある。しかし、赤とか紫とかゴールドが好きなのだから、仕方ない。仕方がないから受け入れなくてはいけない。その点マッチョは良い。服を着ていないからだ。きっと安くて体を収める服をその辺で買えるだけで褒めてくれる。マッチョへの偏見だけど、そう思っている。


私だって、女の子らしい感じのモテそうな女の子ぶりたい気持ちがある。しかし、「ぶりたい」って思っているだけでそんなのは私じゃないし、そんな私を好きになる人は信用できない。矛盾しかしていないけど、一回くらい、キュルルンって感じになってみたいものだ。今私が一番尊敬しているのは、キュルルン女性と、マッチョのみなさん。生まれ変わったら、吉岡里帆か武田真治になりたい。





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