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ドトールに行くと、社会に適合できているような気分になれてちょっとうれしい

うちの近所にあるドトール。なんの変哲もないただのドトール。

特別なメニューがあるわけでも、席数が多いわけでもない普通のドトールなんだけど、私はここに行くとなんだか社会に適合できている気分になれる。


このドトールが私にとってちょっと特別な理由は、冷房ガンガンで半袖で行くと凍えるレベルの温度設定だから。



社会に不適合すぎて会社を辞めて、フリーランスになって2年くらい?が経つ。家で過ごす時間はすごく快適。自分にちょうどいい気温で、好きな服を着て、好きな時間にご飯を食べて生きている。

全てが自分メインで、自分のためだけの空間で自由に生きているから、「自分の気持ちを無視して誰かのために合わせる」ことをしていない。


私は「自分の気持ちを無視」できない。もし自分が嫌だと思う出来事があったら、長男長女だったら我慢できるかもしれないけれど、私は一人っ子だから我慢ができない!!!!

電車に乗りたくないのに乗らなきゃいけないのも我慢できなかった。天気がいい日にじめっとしたおじさんまみれのオフィスに8時間以上軟禁されるのも我慢できなかった。

私の辞書に我慢の文字はないと断言できるくらい、自分が嫌なことを我慢する能力を持ち合わせていない。ママの子宮に置いてきたか、そもそもの卵子にも精子にも組み込まれてなかったんだろうな。


だから極寒のドトールに行くのは苦手。もし私が「寒い!」と言っても、きっと冷房の温度は変わらない。自分でどうにかするしかない。

寒いって言っている人も多いのに、暑がりなおじさんが多いから冷房はガンガン、寒い側が調整しなきゃいけないあの感じ。

この寒さと辛さと理不尽さ、会社員やってたときの夏と同じだなあと一昨日くらいにドトールに行って気がついた。



フリーランスになって適当に生きるようになって、自分の体温調整のために羽織るものを持っていくって社会人みたいなことができるのはドトールだけ。

これからもウキウキ社会人気分でドトールに行って、社会に適合してるような顔をして仕事しながらNetflixを見るね。


ありがとうドトール。お前んのとこのドリップバックコーヒー、すぐに買えるお手軽ドリップ系の中で一番美味しいよ。









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