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モラトリアム カブ・ツーリング

時給で働いている身としては、実に不思議な時間を過ごしている。
いつものように事務所には来るが、ほぼ働かないのだw←オレ。

そう、後約10日でこの施設を辞める。

辞めることは早々に決まっているが、その先は、まだだw。
まあ、なんとかなるだろうとは思って再就職のための活動はしているが、
なんとも中途半端な状態でのGWを送っている。

いわゆる、“モラトリアム”な時期…。

特に用はないのだが、時給を稼ぐため、契約を果たすために出社している。
今更、やることは殆どない。何かトラブルがあったら対処するだけ。

引き継ぎにしても、ぼくのノウハウを伝える相手がいないので、
今の時点ではワード3枚程度のメモ以外には、特に引き継ぐものはないのだ。

GWで役所や企業がお休みに入ると、ますます暇になる。
平日ならば、ハローワークのネットバンクで適当な職探しを行えるが、今は毎日の更新もないし、見つけてもアクションは起こせないので、ストックしておくだけだ。
紙ばかりが増えていく。

だからGW中はこれ以上は諦めて、ボーッとすることにした。
とは言え金もないので、ミニマムに楽しむだけだが。

そうなると、俄然“カブ号”に期待がかかる。
燃費が抜群で高速代もかからないから金が全くかからなくて、遅いから時間が潰せて、バイクとしてまあそこそこ楽しめるカブだから、
“もってこい!”とはこのことだ。

最近かなり馴染んできたので、以前のような嫌悪感は薄らいでいるし、
なんならちょっと、楽しくなってきた♪

うちのカブの場合、最高速度は80km+α。
所詮加速や速度を楽しむバイクではなく、
なんだろう?淡々と、黙々と走っているのが楽しいってことなのか?

60km前後でダーっと走っていることには、何のストレスも感じない。
なんか充足した時間に感じるのが不思議だ。
そんな感じで走っていると、いつの間にか目的地についていたり、
全然疲れもないから、じゃ、もうちょっと先へ行くか?とも思える。


前のハーレーとは、このあたりが違っているな。
前はともかく行き先を決め、まっしぐらに走っていた。

最近の休みを利用して、千葉県内をかなり隈なく走っている。
北は我孫子から佐原辺り、東は銚子、南は九十九里辺りまで、ふらっと行ってみる。
どこも片道2時間はかからない。

余勢をかって、この頃茨城県に行くことも増えてきた。
以前は取手あたりでお茶を濁していたのだが、ここのところ「つくば山」や「霞ヶ浦」辺りの観光地にも行ってみようかと思うようになった。

まあ、普通のカブ乗りとしては全然な距離感なのだが、ぼくは最初、カブを結構毛嫌いしてたので、「思うようになった」と思えるのだw。

季節はまさに、バイクのそれ。
まだまだ不慣れな部分も多く、たまにギヤの入れ間違いなどもするのだが、
そこそこ早く走らせるコツも掴んできたような気がする。

ちょうどモラトリアムな時期も重なり、
この機にもう少し“親密”になりたい、ぼくとカブだ。


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